私の人生の目標の一つに

父の歳を超える事があります。

私の父は53歳で亡くなりました。



48歳で胃癌と診断され、
5年後に他界しました。


                          

私は、ぶどう作りの専業農家の、
次女として生まれました。


『でき』のいい姉と
田舎でいう跡取り息子、
長男として生まれた弟との間で、
いつの間にか劣等感を感じて
大きくなっていった私です。


そんな私に父はすごく優しかったです。
父におんぶされ、よく近所に行ったのを覚えています。

すごい小さい頃のことだけど、
父の背中の大きさ、ここちよさ、
暖かさを今でも感じているのは
なぜでしょう?



ある時、
姉弟とぶどう畑で遊んでいました。

父も母もはっきりした顔立ち、
姉も、弟も父や母に似ていました。

なぜか私だけがタレ目で薄っぺらい
はっきりしていない顔立ちなんです。

だから、面白半分に、
「一人だけ誰にも似ていない、
橋の下から払われてきたんじゃ!
500円持って橋の下に帰れ…」
などとからかわれて、
ショックだったのを今でも
鮮明に覚えています!




父の病気を知ったのは、
短大の1年生の時でした。

卓球選手だった私は、
遠征先から実家に電話をかけるのが
習慣になっていました。


その時も全国大会の為、行っていた
北海道から、
岡山の実家に電話をしたところ、
「みんな元気?」
と言う問いに、いつもの
母とは違った反応。


母は口ごもって
いいにくそうに、
父が入院している事を話し始めました。
数日後には手術をすると…



私はいてもたってもいられず、
試合が終わって、みんなと
北海道観光ツアーに
申し込んでいたのを
急遽キャンセルして、
岡山に帰って来ました。


最寄りの駅で、
お迎えに来てくれていた
姉から聞いた話は、


「お父さんは癌なんよ!本人は知らないから…」


ショックで涙がでました!


頭をハンマーで殴られたような感覚、
一瞬、放心状態の私。

泣き顔は見せれないって…

病室のドアの前で
笑顔の練習をしてから、
ドアをノックした記憶があります。



そして、私は、
「私に出来ることをしてあげたい」
と、強く思ったのを今でも覚えています。


そんな事もあり、私は、地元の岡山に戻って、
就職することにしました。



手術をして元気を取り戻した様に思えた父も、
数年後には一人でぶどう畑に行けなくなりました。

だから私は、朝5時からぶどうを一緒にちぎりに行き、箱詰め、
出荷の準備と、家の手伝いをしました。

その後本業へ出勤するという
ハードな毎日を過ごしていました。


でも若かったので一晩寝たら
何とかなっていました。


そんな父も53才で他界してしまいました。


だから、私の目標はまずは、
父の歳を超える事!なのです。




今年の6月、私は53歳を迎え
父の歳に並びました。



今振り返れば私の人生には
いろいろなことがありました。
目を閉じれば走馬灯のように
駆け巡ってきます。



楽しいことよりも、
苦しい、辛い思い出
の方がたくさん思い出されるのは
なぜでしょう?



父が他界後
母を支え、家族を支えようと、
色んなことを我慢したきた事!

経済的にも、迷惑をかけまいと、遊びに行くお金を惜しんで、お金を貯めた事!

そんなお金をお友達のお母さんに
持って逃げられた事!

長女が舌をカミキリ、
血だらけで救急に運んだ事!

アトピーで食事日誌を毎日つけ、
食事制限を、親子でしていた事!

長男が赤ちゃんの頃、
肺炎で、緊急入院、
「どうしてもっと早く連れてこなかったのか?」とおこられ、
命が危険な状態だった事!

次女が「頑張ったから、人より早い夏休みに入る」と言って
学校に行かなくなった事!

同居してから、お姑さんとの関わりが
難しい事!

23年10ヶ月働いた職場がこれから子供にお金がかかるという時に急に解雇され
途方にくれた事!

「やめる君に後の心配はしていらない」と、言われて人間不信におちいった事!

誰とも会いたくなくて
家に引きこもっていた事!

股関節の手術の為、
2ヶ月の入院生活を送った事!


実は、まだまだ、言えないことも数々ある(笑)…






そんな経験をしたから言えること
                                         があります!


私の人生に、
どれも、必要な経験だったんだと…
    
   全ては必然!!なんだと…


渦中、
苦しいときにはそんなこと
思えるわけなかったです。


いろんな出来事が
次から次へと押し寄せ、
そのたびに押しつぶされそうになり、



その都度悩んで…
いっぱい泣いて、ぐるぐるして…
壁にぶち当たって、壊れそうになりながら
一つ一つ乗り越えてきました,


起こる出来事が《良いとか悪い》ではない事も…
だれが悪いから…とか
誰かのせいで…とか
そんな事ではないと言うことも
今ではわかります。


でもその時は思いっきり
物差しで自分を図り、
いい、悪い、
私はダメ、あの人のせい、 
こうあるべき…

人と比べ、
ないものにフォーカスし、
悲劇のヒロインを
演じていたような気がするのです。


なんで自分だけ、いろんなことが
起きるのだろう!
なんで自分だけ、不幸なんだろう!!
と思っていました。




でも父の歳になり、今、思う事は、

今までしてきた、苦労という経験が…
今までしてきた辛い出来事が…


全て自分の肥やし
     なっているということ!


絡まった糸がほどけていくように…
ジグソーパズルのピースが一つ一つ
埋まっていくように…



過去の色んな出来事が、
今につながっていると
感じらるようになったのです!


それを感じられた時
胸の奥があったかく、
感謝の気持ちが溢れてきました。




この感覚を知った時、

すごく生きるのが楽になったのです。



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起こるすべての出来事が、

必要な出来事であり、

すべて意味あって起きている事

だと感じられるようになるでしょう!



それに気づけば、



今ある幸せにも気づき、

今起こりうる出来事に感謝し、

そしてどんな時も、どんな自分にも

オッケーが出せるようになるでしょう。



そこに気づけば、



自分の人生今よりも何倍も楽しいし、

思い悩む、ぐるぐるする時間は少なくて

すむようになるでしょう。



そこに気づき、

「幸せになってもいいんだ!」と
自分に許可をすると、


周りのみんなにも幸せを感じてもらえる…

そんな愛の循環が起きるでしょう





そこには少しの


「幸せになるコツや方法」があると思うのです。

だから

一歩踏み出す勇気を出してそれを受け取って欲しいのです!


誰にも幸せの扉、開けることができるのです。


「貴方は幸せになってもいいんです」

ぐるぐるしている貴方

長い間トンネルから抜け出せない貴方

私はほんのちょっと前の貴方なのです!

私と一緒に 、ご自分に
    幸せになる許可をだしませんか❣️




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こんな私にもできたんです!

きっと…貴方に大丈夫


皆さん本当にありがとうございます😊