24.7.21~24 栂海新道 まとめ | あんなことやこんなこと

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痴れ者の行動記録です。 気が向いたら更新します。 他人に迷惑をかけないように、好き勝手に行動します。

 

 

 今回の山行の備忘録です。

 

アプローチについて

 車を栂海新道登山口に駐車して親不知駅まで一時間ほど歩き、

 糸魚川駅まで、それから直通バスを利用しての入山口である蓮華温泉で前泊。

 

 こちらの公共交通期間がなければ今回の縦走の段取りはできなかったです。

 

 

行動時間について

 

蓮華温泉〜朝日小屋

 蓮華温泉発AM4:00、朝日小屋着PM1:00、計9時間かかりました。

 スタートの1400m地点から1100m地点へ下りそれから朝日岳への

 2400mまで登りあげます。

 

 また樹林帯のルートである為、風抜けもなく暑かったです。

 ただ、吹上のコルまで行くと、日本海からの風が一気に強くなります。

 例えると那須岳の峰の茶屋付近のようです。

 

 暑くなった体を冷ますのにちょうどよかったのですが、すぐに行動しないと、

 危険だと思います。

 

 朝日岳から朝日小屋までは木道、階段の下がり。

 疲れた足にはきつかったです。

 

 このルートは植生・地形保護の為、木道と階段が多数あり歩きづらいです。

 

 

朝日小屋〜黒岩山

 朝日小屋発AM3:30、栂海山荘着PM1:00、行動時間9時間半

 朝日小屋から黒岩山までは気持ちの良い湿原歩き。

 ほとんど高度差のない木道歩きで気持ちの良いルート。

 途中で富山湾も望め今回の山行のご褒美ルートでした。

 確か、黒岩山にはAM9:00に到着。

 楽しい時間はここまででした。

 

黒岩山〜栂海山荘 

 ここから栂海新道に入ります。

 黒岩山からは微かに栂海山荘が見えました。

 小ピークをいくつも進む稜線歩き。

 下りで太ももの筋肉と膝に負担をかけ、登りではなまった心肺に負担を

 かけるルートです。

  

 北俣の水場の水量が豊富だったので、助かりましたが水分補給の大事さを

 実感しました。

 

 ここまでの行動時間はAM9:00〜PM1:00まで4時間かかりました。

 

栂海山荘〜白鳥小屋

 この間のルートも登り下りの繰り返しルート。

 事前に調べたところ次の日の行動時間を稼ぐために栂海小屋をパスして、 

 白鳥小屋に向かうのが良いとされてますが、後記しますが無理をせず、 

 栂海小屋で宿泊するのが良いと思います。

 

 黒岩山から栂海山荘まで辛さを感じず歩ける健脚者ならともかく、

 自分では絶対無理です。

 

 白鳥小屋の道標にはこのルートの移動では3時間と表示されていましたが、

 自分には絶対ムリです。

 

 下りルートでも4時間かかりました。

 

白鳥小屋〜坂田峠

 シキ割の水場までは、普通の登山道でしたが、

 その先の金時坂は大変です。

 ほとんど真っ直ぐな激下り。

 雨の中を歩いていたのでグリップも悪かったのですが、一歩一歩の足の置き場にも

 気を使い、転ばないように歩くのが辛かったです。

 

 下りルートだったのでまだ良かったのですが、この急坂を登ることを考えると・・・。

 今回のルート設定が正解だったと思います。

 ここで2時間ほどかかりました。

 

坂田峠〜栂海新道登山口

 このルートは一般のハイキングルート。

 ただコースタイムは約3時間。

 車道が見えたので安心してましたが、今までの疲れが残る体には、

 ハードでした。

 

栂海新道登山口〜親不知海岸

 ただの観光ルートですが、10時間以上歩いた体には結構堪えます。

 ザックを車に放り投げ階段を下っていたのですが、海岸に出るまでの

 約400mが遠かったです。

 

 ただ、この山行のケリをつけるためにも海岸に出ました。

 

宿泊地について

 今回の山行では、朝日小屋栂海山荘を利用しました。

 朝日小屋は、早めの予約が必要でした。

 

 当初の計画では今回の日程の1週間後を考えていたのですが、

 朝日小屋の予約電話はなかなか繋がらず、繋がった時には、もう予約一杯。

 

 その為、空いている今回の日程で計画しました。

 朝日小屋は人気の山小屋なので計画したらすぐに予約しましょう。

 

 栂海山荘と白鳥小屋は設備にだいぶ差があります。

 白鳥小屋は新しいのですが、寝具とキジ場がありません。

 

 栂海山荘は寝具とキジ場が整備されているので、持ち込まずに済みました。

 

 白鳥小屋を利用するのであれば、シュラフとマットは持参しなければありません。

 あと携帯トイレも。

 

水場について

 今回の山行で利用した水場は小屋を抜かせば3箇所。

 

 蓮華温泉から朝日岳の間では花園三角点にある水場。

 こちらに寄ったときは携帯している水には不安はなかったのですが、

 休憩の際のご褒美の湧き水を楽しめました。

 

 北俣の水場はオアシスです。

 私見ですが、ここで水を確保できなければ今回の山行は達成出来なかったことでしょう。

 

 熱くなった体を冷まし、小屋での使用や次の日に備えて水を汲めたのは、

 助かりました。

 

 黄連の水場。

 こちらは沢水です。前日に利用した水を補給できるのはありがたいのですが、

 そのまま飲用にするのは怖いので、浄水器を利用しました。

 

 

まとめ

 すべての一日の行動時間が長いロングルート。

 楽しかったのは朝日岳〜黒岩山の間だけ。

 

 最終日は雨天の中の行動でしたが、この季節の暑さを思うと

 それが助かったのかもしれません。

 

 苦労した山行でしたが、達成感は残りました。