お茶について思うこと | 国立の喫茶店 old cafeときの木 の日々

国立の喫茶店 old cafeときの木 の日々

小さな喫茶店の小さな店主のブログ

久しぶりにブログの更新にたどり着きました。パソコンを新しくしたところ、写真がうまく取り込めなくなってジタバタし続けて嫌気がさして時が過ぎ、助けてもらい、やっと解決・・・。

機械が苦手の超アナログ人間、時代の流れに乗るのが大嫌いの頑固者なのです。そうでなければこの時代に喫茶店をやろうなんて思わないんだろうなあ。

 

皆さんは普段お茶をするでしょうか?私とマスターにとって、お茶をすることは息をするように自然なことであり、他の人もそうだという気がなんとなくしてしまうのですが、もちろんそれは違うのでしょう。

またお茶の形もいろいろあると思いますが、時々若いお客さまでコーヒーチェーンのようにオーダーしようとする方がいらっしゃるので、コーヒーを飲むといえばそういう場所なのかなあと思ったり、大人の方でも、珈琲がおいしい!最近はマシンのしか飲んでないわ、と言う方が意外といらっしゃるので、そんな時は喫茶店の文化を継承したいという当初の目的を少しは果たせているのかな、と思います。

 

ちょっとしたご飯もある喫茶店、好きです。時間にとらわれずご飯が食べられるのはありがたい。ときの木のカレーはおかげさまで看板メニューとなり、カレー屋と思われることもしばしば。

でもご飯がメニューに加わると慌ただしさも一緒に加わるのでそこのところが心配です。

以前もブログに書いたことがありますが、余裕があるからお茶をするのではなくて、お茶をすることによって余裕が生まれるんだと実感したことがたびたびあります。そのひとときが心をリセットして落ち着かせてくれる。だからカレーを召し上がった後でも珈琲とケーキで少しホッとする時間があれば、逆に心を落ち着かせてくれるのではないかと。なのでときの木では食後の珈琲とケーキまで含めた時間をおすすめします。本当に急いでいる時はもちろんおすすめできません。頑張っても手作りのものはすぐには出てきませんから。。

 

お茶はお腹を満たすためというより、心を満たしてくれるものだと思います。無くても困らないのかも。真っ先に削られる出費なのかも。でもそういうものが日々にあるといいよね、と私は思います。断捨離やコスパ、みたいな言葉がどうも苦手です。そこで切り捨てられたものの方に愛着、興味がわいてしまうんですね、どうしても。生まれながらの天邪鬼なのでしょう。

 

お茶にこだわるのは完全な甘党だからというのもあるかもしれません。

でも最近BSフジのBARレモン・ハートを観るのが密かな楽しみです。こんなBARに行ってみたい。