こんばんは(・∀・)
ご報告(レポート)が遅れてしまい、申し訳ありませんでしたm(_ _ )m
4月3日(木)養成コースの続きについて書きたいと思います。
前回はホームページのキーワードから脇道にそれてしまったので…今回はしっかり(?)レポートしたいと思います!
T先生より「操体法を体験するのは今回が初めて」とのお話しがありましたので、操体法の説明&基本操法を体験していただくという形で授業は進んでいきました。
~実技(体験)~
操者:加藤先生 被験者:T先生
○座位
・バンザイ
・胸の反り・丸まり具合
・上半身の振り向き
・方胡坐
・横からの腕上げ
・上下左右の向き具合(頚部)
加藤先生はT先生の後ろ側(背中側)に立ち、何やら行っています。
その後の検査では、T先生の動きに変化が現れ始めました。
「今、私が何をしていたのか分かる?」
と、加藤先生。
養成コースのH先生は「結果を先に作る」
私は「反射を利用したもの」
と、各々に思った内容を答えました。
さて、加藤先生の答えは…
「見えているけど、見えない世界を見ている!」
加藤先生は妙見法活法整体と肘井先生のお話しをしてくださり、私達にも理解しやすいように説明を加えながら教えてくださいました。
~見えているけど、見えない世界とは(一部)~
・実際に見えている場所・見えていない場所
(操者が背中側に立っている場合:背中側部分→見える、胸側部分→見えない)
・言われれば分かるけれど、言われないと分からない。
・被験者側は背後に立った相手(操者)が何を行おうとしているのかが分からない(防御反応)
などなど!授業では「おぉ~!」と謎が解けたような喜びがありましたが、いざ文章にしようとすると表現することが難しく…感動を上手く伝えられていないかも知れません。
加藤先生曰く、
「毎日練習をしていたら出来るようになった」
とのお話しもありました。
皆さんご存知の通り、加藤先生の魔法のような操法は日々のトレーニングの現れなのですねo(^-^)o
お話しを操法に戻します。
操者:加藤先生 被験者:T先生
○方胡坐検査(左):右股関節がつまる感じ有り
→膝裏(右股関節のつまりが取れてくる)
→バンザイ・横振り向き(可動域広がる)
*足部:可動域の広がり→難しい
○仰臥位
・片足ずつの膝倒し:右外倒しで右股関節がつまる
→右内倒しからのアプローチ
☆各ポイントを「ポンポン!」と刺激
→活法(肘井先生)、「見える世界と見えない世界」
→目に見えない工夫!
*言われれば解るけれど、言われないと解らない(?_?)
○踵踏み込み・つま先上げ→膝裏
~再び座位へ~
防御反応:「後ろ」に立たれると怖い(何をされるのか分からない)
→相手の「視覚」に操者の手が「見えている内に触れてしまう」
◎見えている世界と見えない世界の「使い分け」
*活法や武術などなど
☆脳の反射☆
催眠や暗示などとは違う!
・膝倒し
→「何となく」では上手くなれない。「理由」があって上手くなる!(理由があるから出来ている♪)
~見えている部分(陽)・痛みの部分(陰)~
表(陽)ー裏(陰)ー表(陽)→陰と陽の両方の意識!
*朝と夜に例える(加藤先生)
○つま先上げ
・前と後の世界
→背足・底足
○正座
*相手の防御反応をすり抜ける→今回は出来なかった
○膝倒し→(抵抗かけて)膝戻し
①最初の力
②半分の力
腰辺りへの意識→内側少し動いたら大丈夫!(閉鎖性の動き・微細な動きでOK!)
○踵踏み込み・つま先上げ
~腰の力をしっかり感じて・その力を全体に広げる~
*目に見えない「くずれ(動き)」で良い☆
○基本操法5つ紹介
○つま先上げで違和感を取る
踵踏み込み・つま先上げ→膝の角度(狙いの部位に違い有り!)→腓腹筋の神経支配(意識)
相手(患者さん)の感覚として…相手が嫌だと思っても、効いていたりする(相手の感覚任せにしない)。
☆検証時の注意☆
学習効果の可能性もあるので、検査は3回まで!
「施術で改善された」のか「検査で学習した」のか、検査をし過ぎると学習効果でどちらで改善されたのかが解りにくくなる!
☆言葉のトリック☆
「気軽にやって~♪」など、言葉の力を上手く使う。
このときに「難しく考えないで~」など操者側が「良かれと思って発した言葉」でも「相手に与える影響」を考慮する!
例)難しく考えないで→「難」というキーワードが入っている。
*言った途端に相手と自分の意識に入り込んでくる(浮かぶ)。
~「痛い」などの「辛い表現」~
・初診時などは別として、慣れてきた人には使わない方が良い。
♪実験♪
加藤先生:「赤色」を「思い浮かべない」で~
T先生・H先生・私:「赤」というキーワードの瞬間に「赤色が思い浮かんで」いた。
「思い浮かべないで~」と言われる前の「赤」で反応してしまっている事に驚きました。
日常では(私は)意識をしていないだけで、実はこのような反応が常に起こっているのだと感じました。
次はKポジションです!
操者:加藤先生 被験者T先生
○最小限の動きで効くのはどれか?
最近の最小限シリーズを一通り試し、腕下(腕の角度が前ならえより下のポジション)バージョン
→肩甲骨上角に手を添える(痛みが取れない場合など)
*大体は、前ならえ・ゼロポジションで間に合う。
T先生は「伸び」と「倒れ」のKポジションで変化を体感されていらっしゃいました。
被験者をH先生に交代し、背中に足枕をセットした後に倒れのKポジションの姿勢へ
→腕の角度など、脇腹の柔らかいポジションを探し「脇腹掴みズラし」での変化をみる。
*前鋸筋→肩楽になる
○操法中(施術中)の声掛けにも気を配る
「止める~」などではなく「一旦緩めて~」など、「硬く・鋭い表現」よりも「柔らかく・ゆったりとした表現」を使うなどの言葉の力にも気を配る。
その後は、T先生・H先生・私の3人で交代しながら「つま先上げ・膝倒し・バンザイ」などの練習を行いました。
練習後は、「逆側からの膝戻し・三軸」なども体験・見学をさせていただきました。
様々な操法の広がりを体験し学ぶことが出来て嬉しいです(^∇^)
加藤先生、T先生、H先生、今回もありがとうございました☆
レポートが遅れてしまったという焦りもあり、見直しをしましたが…まとまりの無い文章になってしまったことをお詫び申し上げますm(_ _ )m
今回の授業では、「見える世界・見えない世界」・「言葉の力」という内容の深さに触れさせていただくことが出来ました。
捉え方は一つではなく、幅広く・柔軟な視点や感性もとても大切なのだと感じました。
長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました(・ω・)/