「1回交換」のススメ | 老眼でリールが見えません(仮)

老眼でリールが見えません(仮)

大阪で暮らすサラリーマン視点で、パチンコ・パチスロに対する思いをダラダラと綴ります

20日は家の用事で実戦はありませんでした。


用事といってもほとんど「留守番」でしたので、玄関と窓を開放して昼寝したり、録りためた深夜アニメ見たり、一年前のジャンプを読んだり(←買うのは毎週買ってますが、読まずに溜まり出して、とうとう一年分ほど……(※))しながら過ごしました。そんなダラダラした時間の中、広告宣伝規制下で「小規模スロ専ができること」とか、ART機で収支が安定しなくなった私が「今打ちたい機械」とかを、つらつらと考えてみました。


※さっき読んだ号で「ニセコイ」が始まりました。


以前書いた内容もあるかもしれませんが「最近読み始めた方もいるかも」ということで御容赦下さい。


■1回交換の復活


4号機時代に京都の某店でやってたイベントに「ゴーゴージャグラー全6、1回交換」(BIG10回を達成したら以後は無制限)というものがありました。広告宣伝規制により「イベントは打てない」「設定は示唆できない」中、「営業形態の変更(低玉貸なども、この試みのひとつ)」は店側の裁量で出来ることのはずです。当たり前のように「無制限営業」が定着しているスロ屋ですが、コーナー限定で1回交換を復活させてみてはどうでしょう。


・機種はノーマル機(ART機だと「何をもって1回」か判らない)
・等価営業ではないこと(等価営業だと途中交換に意味がない)
・BIGで交換、REGは継続(「ゲームオーバー」の仕様そのまま)
・設定はうたわないけど、勿論全6
・特定回数や特定図柄の組み合わせで無制限に
 ※そこまでの出玉は千両箱に入れておいて、以後「使って良い」とか
  ・例えば10回で無制限札が付き、11回目から無制限
  ・例えばクレアの場合「白7クロス」で無制限
   ※「1回交換」というより「ラッキーナンバー制」ですね


運営しだいでは結構な目玉コーナーに育てられると思うんですが、どうでしょうか?


■打ちたい機械


「設定不問の事故待ち機」に疲れ果てた私の意見です。反対意見の方も多いと思いますが、しばらくお付き合いを……。


そんなに難しい事は言ってないはず。以前は「普通にあった」機械だと思いますが、ホントに今は絶滅危惧種状態です。各メーカ様には余技でも良いのでこういう機械も出し続けてください、とお願いします。


・ノーマル&RT機。またはARTメインではないART機。
・左リールはバー下チェリー狙い。スイカまで滑ったらスイカ狙い。
 ※サミー系に多い、オーソドックスなヤツです。
・ベルは9枚以上(クレアやアイマスの7枚って……結構疲れる(笑))
・ボーナスは単独フラグがメイン。


・RT仕様
  ・天井RTあり(1000Gで発動。次回ボーナスまで現状維持)
   ※REG後は700Gくらいだとなお嬉しい
  ・1/2000くらいのスペシャルボーナス後に「次回までのRT」あり


・ART仕様(初代悪魔城をベースに考えました)
  ・ボーナス後に突入抽選
   ※通常時に突入率を上げる仕組アリ(十字架システム)
  ・1セット30G
  ・継続率管理
  ・継続率(%)は80, 85, 90, 95の4種類(プレミア的に100もアリ)
   ※チェリー回避による自力復活が不可なので、底上げしました
  ○チェリー回避以外の「自力復活」案(仕様的にこれなら可能?)
   継続抽選はART開始時に行う。
   継続抽選に漏れた場合、最後のARTのみ60Gとなる。
   前半30Gは通常ART(継続バトルに負ける)。
   後半30Gは復活ゾーン。特定フラグを引ければ復活。
   ※このフラグは設定差ありで1/25~1/50くらい。
    間違っても1/32768とかにしない(笑)


■機械割って何だ?(6枚交換だと永遠に勝てない?)

 
以前、京橋Z店の店長ブログに投稿してたネタですが、随分前のことですし、当ブログを始めてから書いていなかったなと思いましたので、また記してみようと思い立ちました。数字ばかり出てくるので恐縮です。※数字に弱い方は読み飛ばして戴いてOKです。


業界の新人向け教材としても使える……かな?


発端は会社の友人とのこんな会話でした。


友「オマエがよく行く京橋Zって何枚交換?」
私「6枚だよ」
友「そんな店でよく打てるな?」
私「なんで?」
友「だって機械割120%でトントンだろ?」


この友人の発言「(5枚100円で借りて、6枚100円に交換なので)機械割120%でトントンだろ?」を「誤っている」と説明できる方には、当記事の説明は「釈迦に説法」ですので読み飛ばして戴いてOKです。素晴らしい。


現在の5号機で認められている機械割(理論値)は「120%未満」ということになっていますので、この友人の理屈だと「6枚交換店では永遠に勝てない」ということになります。本当にそうでしょうか?


機械割とは(OUT枚数/IN枚数)で求められる数値です。通常時もボーナス中も3枚掛けの機械を例にとり、1日に(ボーナス中含めて)10,000G消化した場合、IN枚数は30,000枚。機械割120%だとOUT枚数は36,000枚になります。これが「6枚交換だとトントン」かということですが、正解は「IN枚数である30,000枚をすべてサンドから借り、OUT枚数の36,000枚がすべて手元に残っていたのであればトントン」です。20スロの場合、貸しメダルは50枚/Kですから30,000枚借りるには60万円必要。6枚交換のスロ屋で36,000枚は60万になりますからトントン……って明らかに「おかしな話」ですよね?


おかしな点
 ・財布に30万も入ってる……というのは置いといて(笑)
 ・10,000Gの間、小役含めて何も当たらずひたすらメダルを借りて投入
 ・最終的に(何も当たってないのに)何か知らんが6000枚増えて全部手元に残ってる


結論:友人は「機械割」と「出玉率」を間違えている。
※「出玉率」=(交換した枚数/借りた枚数)


実際例を挙げます。

※9/21 23:00訂正:づりさんのコメントによる指摘で記述の誤りが判明しましたので色々訂正しました。元の文章が殆ど跡形もなくなるくらい修正しています。すみません(汗汗)


○例1:
朝から打ち始め、投資10Kで持ち玉遊技になり、ボーナス中含めて10,000G消化して閉店時に6000枚流した。


IN枚数:30,000枚(∵トータル10,000G)
差枚数: 5,500枚(∵投資分500枚マイナスから6,000枚を取り返したため)
∴OUT枚数:35,500枚
機械割:35500/30000=118.3(%)


出玉率:6000/500=1200(%)


勝敗:10K投資、100K交換。90Kの勝ち


○例2:
朝から打ち始め、投資100Kで持ち玉遊技になり、ボーナス中含めて10,000G消化して閉店時に6000枚流した。


IN枚数:30,000枚(∵トータル10,000G)
差枚数: 1,000枚(∵投資分5,000枚マイナスから6,000枚を取り返したため)
∴OUT枚数:31,000枚
機械割:31000/30000=103.3(%)


出玉率:6000/5000=120(%)


勝敗:100K投資、100K交換。トントン


上記のように「6枚交換の店では出玉率が120%ならトントン」です。


※蛇足ですが……「同じ差枚数だったら投資額にかかわらず勝ち額も同じか」について言及しておきます。結論は単純で、等価交換は「「同じ差枚数だったら勝ち額も同じ(差枚数×20円=勝ち額)」です。ただし6枚交換の場合は「差枚数ゼロの段階で、投資枚数×換金ギャップ分だけ負けている」ので、投資額の多寡によって勝ち額も変わってきます。(10K=500枚投資して、手元に500枚出た(=差枚数ゼロ)の段階で交換した事を考えれば判りやすいと思います。等価交換であれば10Kバックなのでトントンですが、6枚交換では10K帰ってきません)


※機会があれば「持ち玉比率」「客滞率」「コイン単価」等々についても解説していきたいと思います。(店に対して改善を求める場合、こちらも「店が使っている指標」を理解していれば「より現実的な改善案」が出せると考えています)