打ち上げで最初に箸をつけたフライの中身が偶然イカで、嬉しかった。




それにしても「千明仁泉亭」はとても素晴らしい旅館だった。

私とマネージャーA女史は、なんとM子さまも泊まったという絶景部屋に一泊させてもらったのだが、

山と空、あたたかみを感じる室内と清潔なディテール…

ご飯もおいしいし、お湯はぬるめでゆっくりできて気持ちいいし…

あ〜幸せ。




そんなうっとり気分で上質な眠りを約束されかけた真夜中、突然電話が。

ビクッとして起きる。

Aさんも何事かと半身起こして待機。

出れば隣の男性部屋にいる奥田さんからのハツラツとした声で、

「あ、あのさあ、浴衣ってどこにあるか分かる?朝倉さんが着たいって言って探してるんだけど」

と…

知らない…くだらない、

と、思ったことを本当に口に出してしまう。

すごい低い声でみじんの優しさも出せなかったけど、仕方ないと思う。




切ったあとモウロウと意識を向けると、かすかにドタンバタン扉を開けまくっている音がして、

しばらくしてAさんとほぼ同時に吹き出す。




なんでそんなに着たいかな、朝倉さん。




寝起きの低血圧な状態から吹き出すまで持っていくとは、さすが。




帰りは運転のAさんに申し訳なく思いつつ、全員熟睡。

おなじみ床で寝るシュンちゃんから、行きには聞かなかった電子音が。

Aさんによるとイビキだったようなんだけど、着メロかと思っていた。カッコイイ。




というわけで、イカ保を大満喫した一泊二日。

楽しかった!

また行きたいです。




写真は控室(M子さま部屋とは違う)で。

衣装に着替えるとき、パジャマと靴下がくっついて脱げた。