マネージャーA女史、それからA&R担当者U氏と次回作の会議をしながらお酒を飲んでいたら、
こんな時間に…
我ながらびっくりです。
大人なのに、こんな大学生みたいな生活をしていていいのだろうか…
頭がぐらんぐらんして、今作のプロモーションビデオにおける
“一人目の客”
のようになりそうなところをぐっと踏ん張り、タクシーで無事帰宅。
…いや、やばかったです。
あれやっちゃうと車内のクリーニング代で六千円払わなきゃいけないんですよね。
セーフでよかった。
さて、今日はアルバム三曲目。
「ファンタジア」。
この曲はまさに先のPVの曲であり、いわゆる“リード曲”であります。
作曲、アレンジともにシンガーソングライターの川口大輔氏。
演奏はドラムに坂田学氏、ベースに大神田智彦氏、ギターに福原将宣氏、
パーカッションとフリューゲルホーンに西岡ヒデロー氏、
そしてキーボードに川口氏というメンバーでお贈りしています。
川口氏は作曲家としてもあまりに有名な楽曲を数々とJ-POPシーンに残していて、
いま最も旬なサウンドを作り上げている一人です。
そんな彼ですが、じつは私とは小学校の同級生。
当時、クラシックピアノとドラえもんの絵が上手なお坊ちゃんでした。
そこから一体どんな青春時代を送っていまの音楽性に至ったのか…
お茶の間に響くポップスでありながらも、どこかサウダージな芸風で、稀有な個性を感じます。
この曲をもらったとき、いままで書けなかった率直な表現も受け入れてもらえる度量の深さを感じて、
とても自然にいまの歌詞に落ち着くことができました。
狙うつもりもなく。
黒も白に、そしてゴキブリもオニキス(あの漆黒の宝石ね)に変えてしまう、恋心のマジック。
皆さんにも共感してもらえたら嬉しいです。
ちなみにこれを聴きたいシチュエーションは、とても個人的ですが、深夜のタクシーのなか。
終電を逃した諦めの気分と一日の疲労のなか、こんな曲を聴いてみたい!
という思いから、この歌詞が、そしてあのPVが生まれました。
…是非チェックを!!!
写真は小学校5年生の私。
このころはあの”川口”と一緒に曲をつくる未来があるなんて、全く想像もせずぼんやりと生きてました。
あと、こういう時間に酔っぱらって吐き気をこらえながら帰ってくる大人になる日が来るとも…
時間の存在ってやっぱり面白いですね。