バーゼル銀行監督委員会(BCBS)は、12月14日に公表された協議文書の中で、ビットコイン(BTC)のような裏付けのない暗号資産(仮想通貨)よりもステーブルコインの方が低リスクであると扱うことを認める基準の改定を提案した。

米CoinDeskは先週、この銀行規制当局が、米ドルのような準備資産と同等の価値を保持するように設計された暗号資産であるステーブルコインの分類基準の改訂を検討していると報じた。14日に発表された提案では、改定案が詳細に説明されている。

基準設定主体であるBCBSはこれまで暗号資産に対して厳しいスタンスを取っており、ビットコインのような自由に浮動する暗号資産に対して、最大で1250%のリスクウェイトを推奨している。つまり、銀行はエクスポージャーに見合った資本を発行しなければならないことになる。また、銀行はコア資本の2%以上をこれらのリスク資産に割り当てることはできない。BCBSは声明で、これらの基準に変更を加えるつもりはないと述べた。

しかし、「効果的な安定化メカニズム」を持つ暗号資産は、「グループ1bの規制上の優遇措置」を受ける資格があるとしている。これは、ステーブルコインがビットコインなどに設定されているより厳しい要件の代わりに、「既存のバーゼル枠組みで設定されている潜在的なエクスポージャーのリスクウェイトに基づく自己資本要件」 を適用できることを意味する。

この規制上の優遇措置を受けるためには、ステーブルコインは「いつでも換金可能」でなければならない。これにより、「強固な償還の権利とガバナンスを持つ、監督・規制された主体によって発行されたステーブルコインのみが適格である」ことが保証されるとBCBSは述べている。

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