おはようございます!
昨日30名様が3回転した結果、グロッキーになった山本です。(全30席の居酒屋経営してます。3回転というのはお客さんが回転したのではなく、異なる30名様が来てくれたことです。わら)
今日は学生時代のキャッチ経験を活かし、給与の実態を説明します。
当時、1人暮らしの家賃、学費を払うために模索していた私に友人が居酒屋のキャッチを紹介してくれました。
先に言っときますが、キャッチは大きく2種類に分類されます。
1.ホール、キッチンでもない外販スタッフが外で姉妹店舗にお客様を紹介。
2.委託会社の外販スタッフが外で提携店舗にお客様を紹介。
基本的にキャッチと呼ばれるのは上記2パターンです。
給料に関しては時給0円、お客様のお会計から成果報酬というのがベターです。
勘違いされてる方が多いですが、都内や横浜で内金という名目で預かり金1000円をキャッチに渡した場合、それがキャッチの給料になるわけではないんです。
あれにはちゃんとした理由があります。
キャッチが多い街で予約した後に、更に安いお店に予約、更に安いお店に予約した人がいるとしましょう。お店には予約が入るため席を空けるのですが、お客様来なければその席にフリーのお客様や団体様を通すことができません。
又、人が多い時間帯にご案内すると機会損失が生まれるので内金をいただくのです。
話しがそれてすみません。
給料はずばり、
お客様の会計の10%~20%です。会社やエリアによって歩合は異なります。
大体、月の総売上はそこそこ稼ぐ人で200万円、すごく稼ぐ人で300万円、エリアの上位の人は500万円、年末1000万円達成した猛者もいます。
結果、稼いでる人は月収40万円から100万円の給料を毎月もらってます。
お店はキャッチに歩合を払ってる分、大手居酒屋に比べ20%ほど高い料金設定になっていますが、色んなコンセプトのお店があるので、ぼろくそ言われる程ではないというのが実態です。
よくキャッチの提示した値段と会計が食い違うというプチ事件が多々起こっていますが、あれはキャッチと店の連携ミスや初心者キャッチの単純ミス、ほぼこの2つのどっちかです。
少なくとも当時の私は、自分の提案に賛同してくれたお客様には満足してもらいたいって気持ちがありましたし、全国でも最大規模のキャッチ会社にいたので情報はまちがいないと思います。
キャッチは社会のくずと思われる傾向がありますけど、営業力や向上心を養うにはすごく良い環境だと思います。
実際私の場合、価値観や物事の捉え方が大きく変わりましたし、おっかない上司によって普通の人が経験することのない地獄のような思いをしたことによりハングリー精神を培うことができました。
月間ランキングが週ごとに発表され、どうやったら1位になれるのか営業について日々考えて生活した結果、就職活動では5社中4社(全て東証1部上場企業)の内定をいただきましたし、不動産会社で同期トップの提案数を獲得し、転職後2ヶ月で月収70万円を達成しました。
営業職や起業願望を持っている学生にはオススメのバイトです。
とはいえ、のめり込みすぎて大学生は留年する可能性が高く、大学の友達には劣等感を感じてました。
初めて不動産会社の給料が振り込まれたとき、クズみたいな私が上場企業に入ることで親に恩返しができたこと、友人達とやっと肩を並べることができたことから同期100人の前で溢れる涙を止めることができなかったのは忘れられない思い出です。
もう少しアクセス数が増えたら就職活動のアドバイスとか配信します!