先日るりおの鼻先に異常発見。
よく見ると膨らんで左鼻が詰まっている様子。しかも触ると痛がるので病院へ。



レントゲンを撮ってもらったところ、骨には異常がなく、また腫瘍の心配もなさそうでした。
ただ上右口角に初期のマウスロットが見つかったので、しばらく抗生剤を飲んでもらうことになりました。マウスロットは見落としていたので病院に来て良かったです。

 

るりおのレントゲン



鼻先 (先端の色が変わっています)

 

足の指 (来た時からの腫れ)

 

口の中 

(嫌がるであろうケアをする時には、素手に嫌な印象をもたせないため、軍手着用

終わったら素手に戻し、もう嫌なことはしません)


るりおは来た当初から、拒食、寄生虫&駆虫、強制給餌生活、足に膿胞、くしゃみなど、いろいろ問題を抱えていました。大変だったとも言えますが、おかげでいろいろ勉強できたので感謝もしています。

食事も元気よく食べて、体重も順調に増えて、そしてペアのぷらむともうまくいって...だったのですが、ここ数日あまり食べなくなっていたので、注意してみていました。

るりおは病院に行っていなければ、体調が最悪だった時に亡くなってしまってもしかたない状態でした。時々「ストレスがかかるから病院に連れて行かない」という考えを耳にすることがありますが、我が家の場合は逆です。

「病院に行ってもストレス最小限でいられるよう、普段から触られることなど治療やケアに関わる練習をして備える」

ストレスがかかるからと何もせずにいるのは、何かあった時に多大なストレスになると思います。病院へ行くまたは行かないにしても治療やケアが必要になる、そんな時は大抵体の具合が悪い→そのうえ大きなストレスを受けて心まで不健康になる。この負のスパイラルのようなものに入るのが良くないと考えています。

 

普段から触られることや移動など、ある程度経験していれば、万が一の時にも、その「普段」の延長としての出来事ととらえてくれます。

 

かといってなにか特別なことをしているわけではありません。

日常の関わりの中で、こういったことをしています。

(1) 手になれてもらうために手で安心してもらえることを増やす(握ったり掴んだりではなく手の上や中で落ち着いていられる時間を作る)

(2) 人間との関わりの時間とご飯の時間を合わせる(人間=美味しいもの持ってくるやつ)

(3) 体重測定 (プラケに移動してもらったり、測定台に乗ってもらったり、体重計に直に乗ってもらったり=いろいろな素材を経験)

(4) 落ち着いている時に優しい声かけ (優しい声=安心)

(5) 落ち着いてきたら、体のさまざまな部位に、健康チェックがてら、そっと触る (触られても何も嫌なことはないと覚えてもらう)

 

 

 

 

実際、こうして育てている我が家の動物達は、通院、診察、治療、投薬、ケアなども、喜んでとまでは言いませんが、落ち着いて受け入れてくれています。診察時にも獣医師から「こんなにおとなしく診させてくれるトッケイもいるんですね」とお褒めの言葉をいただきました。

 

動物達が治療を受け入れてくれると、飼い主にもストレス少なく治療やケアに専念できるという事につながります。そして科学的な医療の恩恵も受けられます。

 

他の子達もそうですが、るりおは2週間にわたる点滴や家庭での毎日の投薬がなければ、生きていられなかったと思います。

(ガリガリに痩せていた頃の るりお.。脇腹には点滴後の膨らみ)

 

病気にならないための環境設定や飼育で気をつけるのはもちろんのことですが、病気になってしまっても、きちんと治療を受けられまた自身でケアを十分できるために、トッケイ達も日々練習を重ねています。