からよく言われる、「千里の道も一歩から」という言葉は実は、中国の古典老子あります。「千里の行も足下に始まる」という言葉をわかりやすく表現した言葉です。

この、「千里の旅も一歩より始まる」という言葉は、どんな大きな事業も、その最初は手近なごく小さいことから始まるものと教えています。この言葉は、別に大事業や商売だけにあてはまるのではなく、私たちの仕事にもあてはまります社会人となって、その従事した仕事で成功するかどうかは最初の一歩の歩みにかかっているのです。その一歩が成功への歩みである、という自覚がなくては成功はおぼつかないよと教えてくれているのです

「今の時代は、そんなコツコツとした積み重ねより、流行を敏感に察知してそのニーズにあったビジネスが一番だよ!と大学を出たばかりの人が、親の資本力を借りて商売を始めますがそのコツコツと積み上げてきた実績と経験ががないために意外なところで墓穴をほってしまうということがよくあります

 確かに、流行を敏感に察知することは成功には必要な要素ですが成功が長続きしている人は、やはりどこかで苦い失敗や経験を味わっているものです

 そんな場合の戒めの諺に、「千丈の堤も蟻穴より崩るる」という言葉があります。どんな頑丈そうに見える堤も、蟻がとおれるほどの小さな穴から崩れていくことで、私たちの仕事もちょっとした油断から思わぬ破綻を招いてしまうという意味の、事業や商売だけでなく、人生すべてに当てはまる格言 です  

 小さなことを見すごしたために、大事にいたり、とりかえしがつかなくなってしまったというニガイ経験をしないためにも、順調なときこそ、この「千里の旅も……の諺を反芻したいものです



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