皆さまこんにちは!
広報のまっきーです
以前第79回のブログでゆり丸引退について書きましたが、今回はゆり丸に代わる伊豆諸島開発の新造船「くろしお丸」についてご紹介します
まずはくろしお丸のスペックから
総トン数:493トン
全長:66m、全幅:12m
主機出力:2,000馬力×2基
航海速度:16.5ノット
航海時間:3時間(八丈島~青ヶ島航路)2時間(父島~母島航路)
旅客定員:84名(青ヶ島)200名(母島)
ゆり丸と比べると大型化して旅客定員が増え、航海速力・操船性が向上し、バリアフリー設備も充実し快適性が増しました
コンテナは36個(船内24+ハッチ上12)積載可能です。
船名の由来は、伊豆諸島・小笠原諸島近海を流れる"黒潮"で、黒潮を力強く走り抜け島々や人々を「繋ぐ」船として、島民の方々に愛される船になってほしいという願いが込められています
デザインは東海汽船3代目さるびあ丸・セブンアイランド結に続き、美術家の野老朝雄氏が手がけました
船の各所に、メインで就航する"あおがしま"をイメージしたロゴが施され、船体のロゴは左右リバーシブルになっています
一般の方は上がれませんが、羅針儀甲板の上にもロゴが描かれています。
防舷材はデッキと同じアイランドブルー色で、船底のカラーは珍しい黒色です
船内はA・B・Cデッキにわかれ、客室は絨毯席と椅子席があります
車椅子を置くスペースがあるバリアフリー席や、多目的室も完備。
伊豆諸島開発の船としては初のエレベーターや、バリアフリートイレ、授乳室などもあり、人にやさしい設計になっています
充電スペースや自由に使用できる冷蔵庫があるのも良いですね
あおがしま丸には無い自動販売機も設置されました!
Cデッキには穏やかな水平線を願って描かれた野老朝雄氏デザインの「HORIZON WISTERIA」が両弦に飾ってあります。
ブリッジには9/10の進水式で使用された斧のレプリカがありました。
野老朝雄氏による実際の支綱切断の様子はこちら
1/5渡辺造船所にて竣工式を執り行われたくろしお丸は、約65時間の航海を経て1/8朝に父島入港後、母島に移動し船内見学会を実施しました
翌1/9は父島で見学会を行い、八丈島・青ヶ島へと航海しました(八丈島・青ヶ島での見学会は天候不良により延期となりました)
1/19は竹芝桟橋に入港し、関係者向けの見学会も実施
恐らく最初で最後の竹芝桟橋入港かも…
招待客にはパンフレットの他、記念品の手ぬぐいが配られました。
そしていよいよ…
くろしお丸の就航が近づいてきました
●1/30~2/22:父島~母島航路(ははじま丸代船)
●2/28~:八丈島~青ヶ島航路
就航に合わせて記念スタンプを設置し、母島と八丈島で御船印も販売予定です
伊豆諸島・小笠原諸島のインフラとして活躍が期待されるくろしお丸の就航が楽しみですね。
先代のゆり丸のように愛される船になることを願っています
それでは