皆様こんにちは ウッディーです
寒い日が続いており、熱燗がおいしい季節ですね
さて、今回のテーマは高速ジェット船の船員さんの見分け方についてです
弊社高速ジェット船は基本的に5名で運航をしています
その5名にもみな役割が分かれており、
実は制服を見るだけで
職務や階級がわかるようになっています
では制服のどこを見ればわかるのでしょうか
こちらは弊社高速ジェット船乗組員の制服ですが、
「肩章(けんしょう)」を見れば一発でわかります
肩章とは制服の両肩にある金筋入りの階級章です
この肩章は金筋の本数と筋の間にある色によって見分けることができます
先に色の見分けからご紹介します
黒色の場合・・船長をはじめ、操船など船の運航に携わる甲板部(海の色)
紫色の場合・・エンジンやボイラーなどをつかさどる機関部(所説あり)
白色の場合・・お客様の対応をする事務部(事務を象徴する紙の色)
また、高速ジェット船には乗船していませんがその他の色として
緑色の場合・・陸上や他船舶との通信を行う通信部/無線部(陸の色)
赤色の場合・・クルーズ船などに乗り込む医務部(血液の色)
なお、機関部の色が紫色なのかは油の色など諸説ありますが、
タイタニック号沈没事故が理由とのことです
この紫色はロイヤルパープルという名があり、
タイタニック号が沈没する際に機関部の乗組員が最後まで対応し、
全員が船と運命を共にしたことを当時のイギリス国王ジョージ五世が知り、
その功績をたたえ、機関部に王室の色である紫色の階級章を付けること許可したそうです
次に金筋の本数を紹介します
4本線の場合・・それぞれのセクションの最高責任者(船長、機関長)
3本線の場合・・一等航海士、一等機関士、事務長、医務長、通信長
2本船の場合・・二等航海士、二等機関士
1本線の場合・・三等航海士、三等機関士
と分かれています
では実際に肩章を見てみましょう
まずは船長含めた甲板部
船長は最高責任者のため金筋は4本線で間の色は黒色です
一等航海士は金筋が3本線
次は機関部
機関長は機関部の最高責任者のため金筋は4本線で間の色は紫色です
一等機関士は金筋が3本線
二等機関士は金筋が2本線
最後に事務部
事務長は事務部の最高責任者で金筋は3本線で間の色は白色です
↑4本ではありません
「おまけ」に乗組員の制帽を紹介します
しっかりと「ジェットフォイル」と記されています
今回は高速ジェット船の肩章及び制服を紹介しましたが、
肩章からの見分け方については大型船もほぼ同様となります
是非、次回乗船される際には肩章に注目してみてくださいね