二見の浜にある神宮の製塩所です。

本殿

本殿の隣の御塩殿、ここで塩を型で固め奉納する形にします。


柵の向こうは御塩浜。ここの海水から塩を作ります。

この建物で海水から塩を作ります。

塩、NaCl+αは殺菌効果があるので古代から清めるために使われました。相撲のとき、土俵に塩を撒いて清めるとか。それはもともと「すまいのせちえ」という宮中の神事だからです。
今では伯方の塩とか、天然塩がいろいろありますが、塩が専売だったころは、ニガリとか不純物のほとんどないNaClほぼ100パーの旨みのない塩しかありませんでした。が、日本料理のプロが、本当に旨い味は天然塩しか出せないという核心のもと、ここの塩を特別にわけてもらい、料理の味に深みを持たせたそうですが、今天然塩を当たり前に使えるのはここの製塩のおかげです。