
漁師は、ここは谷、あそこは沼、と海底の地形にやたら詳しいですが、かつてそこが陸地だった時の記憶が代々受け継がれているのでしょう。
氷河期には、最大、今より60メートルほど海水面が低く、陸地が広がっていました。
そこは神話ではわたつみのいろこの宮と言い、沖縄ではニライカナイ、中国では東海の蓬莱国、フジテレビのドラマではうたう!大龍宮城、まぼろしのムー大陸のことでありましょう。
この海の彼方からご先祖さまはやってきた、その記憶ゆえにお盆の精霊流しは海に流す.....この海の彼方に極楽浄土があった、その記憶ゆえに熊野沖へ普陀楽渡海した。