
ちょっとまえ、「神かわいい」とか「神対応」とか言う言い回しが出てきましたが「神~」って「古事記」にも出てくる語法で、「神さりましぬ」とか用例があります。神という接頭語で助詞なしに神の、神が、という造語を作る、って固有語と分類されますが、現代文は助詞を多用する膠着語であり、相当古い語法のようです。
実はアイヌ語も固有語とされ、とくに古語(詩語)にその特徴が見られます。
アイヌ詩語では、神がいる、はkamui-an、神の歌謡(ユーカラ)はkamui-yukarとなり、古事記の神代の語法と非常に似ています。
おそらく、縄文時代の言葉がほとんどそのままなのがアイヌ語で、漢語やモンゴル系統の言葉とチャンポンになったのが現代文、ということでしょう。ドイツ語とフランス語のチャンポンで英語ができたように