私が驚いているのは、プーチンやトランプに期待を寄せる人が多いことだ。
私のブログでも、コメント欄に、あたかもトランプが救世主であるかのような、まるでQアノン日本支部のような書き込みがあった。
同じくらい、プーチンに対する不可解な期待もあった。
私は、自分のブログが次々に無断削除されたり、非公開にされたりするので、阿修羅掲示板に投稿しようとしたのだが、親プーチン派、トランプ支持派からの悪意あるコメントを見て、「こんな連中の巣窟にはいられない」と思い、数回で撤退した。
この問題で、以前、ブログを書いたことがある。
困った人たち、トランプとプーチンに幻想を抱く者 2024年03月17日
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6120000.html
それから、私は一時期、「マシュー君からのメッセージ」という自称霊界通信を、もしかしたら真実かと期待した時期もあったのだが、作者が「トランプへの無条件の愛」というQアノングループ特有のスローガンを書き込んだことで、これが真っ赤な偽物、政治宣伝のためのインチキ霊界通信であることに確信を持った。
https://ameblo.jp/mirai-michi/entry-12413161588.html
マシュー君からのメッセージには、無意味で難解な表現が多く使われている。これはシルバーバーチなど過去の霊界通信で、わかりやすさを大切にしていたことから見ると、異様さを感じるもので、何か読者を圧倒しようとする権威付けの意図を感じて強い違和感を抱いていた。
また、以前から、マシュー君メッセージの著者は、彼の母親という暴露があった。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1358878788
結局、Qアノン妄想を信奉するスザンヌ・ワードというライターの女性が、死んだ息子を利用して政治宣伝を行っているというのが真実らしい。
ただ、内容は、私も強く同調するようなディープステート、ユダヤ金融資本への強い反感と暴露が書き込まれていたので、私もつい欺されてしまった。
トランプとプーチンを今でも信奉し幻想を抱いている者たち、例えば桜井春彦、植草一秀、田中宇、副島隆彦らに言いたいが、人間として一番大切にする心の原点の理解が、まるで欠落している。君たちには心が存在しない。思い上がった自尊心だけがある。
人間の原点は、実に単純明快、素朴なものであり、それは「愛」の一語で、すべてを言い表すことができる。
産まれてから死ぬまでの人生のすべては、「愛」の一語で片付くのだ。
それは蓄財とも、権力とも、評価とも、まるで無縁である。
「愛」とは何か? それは「人間を大切にする」という姿勢である。この価値観からはみ出して、人間を自分の利権のために利用しようとした瞬間に「悪」が成立する。
このことを理解できるか否かが、人間と悪魔を峻別するのだ。
このことだけが、人間を見るために必要な価値観である。
すなわち、「この人に愛があるのか?」
プーチンやトランプに愛があるのか? あるわけがない。彼らの価値観は利権だけだ。
だが、世界は着実に価値観の純化の工程に入っている。すべての価値観は、愛=人間を大切にできるのか? に収束し、純化してゆくのが、人間の歴史の本質なのだ。
世界は愛を唯一の価値とする時代に進んでいる。だから愛のない者は排除され淘汰されてゆく。
だからプーチンも、トランプも、習近平も、金正恩も淘汰されてゆくのだ。
カマラハリスがトランプを上回る支持率を獲得しているが、性懲りもなくプーチンやトランプを信奉する「愛なき者たち」は、必ずプーチンが復活し、必ずトランプが大統領に当選すると言い張っている。
私は、女性の基本的人権をないがしろにし、男の価値観を強要するトランプが容認され時代では、すでにないと書いた。
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6152328.html
世界は愛に向かって収束している。いつまでも男社会の利権追求がのさばる時代ではない。
「元始女性は太陽であった」
これを書いた平塚雷鳥も、市川房枝も実は優生保護法に賛成していて、それは強く批判されるべきなのだが、人類史の初期には、母系氏族社会が登場し、長い長い男社会が、ついに力を失って、再び女性が主役になる社会は、人類史の必然なのだ。
これは民俗学や文化人類学を研究してきた者なら、誰でも分かることだ。
人間社会は、女性の授乳が主導する社会から始まって、それが否定されて男の権力社会になり、さらに否定されて、再び女性主導の社会に回帰する。
これは弁証法的必然である。誰も止めることはできない。
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6159556.html
カマラハリスは権力を信奉する女性であって、決して民主主義者とはいえないが、それでも、女性の権利を自らの問題として守ろうとする。
それはアメリカの権力社会を衰退させてゆくだろうが、そのことでアメリカの女性たちは人間性と自由を回復させるのだ。アメリカの強大な国家権力は滅亡に向かってゆく。
それが、世界が動いてゆく方向なのである。
「愛」の存在しない、政治、言論、音楽、社会、交友、ありとあらゆる人間の属性が、愛という尺度、価値観だけで判断され、淘汰されるようになる。
このブログも、愛がなければ誰にも読まれない。以前は、一日1万アクセスがあったのだが、FC2ブログを追放されて、アメブロに移ったものの、5つのブログ併せても4000アクセスにも満たなくなった。
私のブログから愛が失われたのかもしれない。
愛だけが社会の主役になる。プーチン・トランプ・習近平・金正恩ら「愛なき権力者」が、これから社会の主役になることはありえない。
彼らは、この世から消し去られてゆく。もう、ほんの少しのことだ。
ただし、彼らは核兵器という「最期屁」を持っている。自分の権威と存在理由を示すために断末魔のなかで使うかもしれない。
「世界が愛に向かって収束してゆく」法則について、弁証法を理解している者なら説明の必要もないのだが、これはヘーゲルが200年前に、世界の運動法則として、まるで双六ゲームのように運動する世界が、結局「上がり」、行き着いた先に「絶対精神」があると指摘した。「イデー」という。
https://tetsugaku-chan.com/entry/Hegel#:~:text=%E3%80%8C%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81,%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%A8%E4%B8%BB%E5%BC%B5%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82
「上がり」の世界に向かう運動の理由は、「矛盾」にある。つまりエントロピー、熱力学第二法則の意味する本質だ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E5%8A%9B%E5%AD%A6%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E6%B3%95%E5%89%87
熱的差異、矛盾のある空間では、かならず熱は平衡へ、矛盾は解消へ向かう力が働く。これをポテンシャルという。
この社会は矛盾=不合理に満ちているが、ヘーゲルは、そんな矛盾・不合理を解消する方向に力が働く、世界は合理性に向かって前進すると指摘した。
矛盾をエネルギーにして前進する世界は複雑な動きをするが、それでも双六と同じで、必ず上がりに達する。
もっとも矛盾のない上がりの世界、それは「愛」の世界というわけだ。これを絶対精神という。
社会は前進する、トランプが前回当選した2017年から、すでに7年を経た。この間に、世界はプーチンや習近平によって後退させられたかのように見えるが、実は、人々の心は、「愛だけが唯一の価値」という心の共有を増大させている。
「愛など無意味だ」と考える人は、明らかに減っている。権力を恐れて口をつぐむ人が減っている。
これまで4000年間、人類社会を動かしていた根源に旧約聖書があるが、これによってユダヤ人の国際金融資本が、世界の富の95%を得た。
これまで世界で起きた、第一次、第二次大戦など、ほとんどの戦争が、実はユダヤ金融資本の支配する軍需産業を儲けさせるために意図的に起こされていた。
この真実に気づいた者が増え、新型コロナ禍で、金融ユダヤ人たちが世界の人口を極端に減らそうとしている陰謀に気づいた人も増えた。
だが、そんな人口削減の陰謀で世界をコントロールしなくとも、「愛の価値観」で世界をコントロールできると確信する人も増えている。
世界を支配してきた旧約聖書の力が、急速に弱体化しているのだ。
旧約聖書を作ったのは、ヤハウェ=エホバといわれているのだが、別の言い方でルシファーともサタンともいう。
旧約聖書の恐ろしい正体に気づく人が、劇的に増えてきたのだ。
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6081126.html
ちなみに、日本のブログや、Xや、グーグル検索エンジンなどを管理しているのは、電通の子会社といわれるが、電通の創始者は、麻薬王といわれた里見甫で、731部隊司令官の石井四郎の遠い親戚だった。二人は岸信介の手足でもあった。
この会社の旧社屋には、旧約聖書とルシファーを意味する紋章が貼り付いていた。新社屋の床には、奇っ怪、不可解な目玉タイルが敷き詰められている。
電通という企業は、日本の原子力産業の広告の8割を取り扱っていて、それは通算数十兆円に及び、メディア各社は電通に睨まれたなら、広告を奪われて経営が立ちゆかないので、電通の言いなりになっている。だから原発拒絶メディアが存在しないのだ。
さらに、日本のツイッターなどSNSやブログの大半の管理を子会社が引き受けて、政府に都合の悪い情報を排除しているという。検索エンジンの管理も電通が行っているといわれるが、証拠の確認ができない。
私のツイッターアカウントは、反原発姿勢を嫌われて2018年3月に永久凍結されたまま復活していない。
YouTubeの管理も電通が行っているらしいが、私は排除されることが分かりきっているため、YouTubeによる情報発信ができないでいる。
(すでに私のYouTubeアカウントもコンテンツも完全に無断削除され、代わりに数十のニセモノが登場している)
電通が、日本の情報統制の主役であり、ユダヤ金融資本と結びついている。
電通の力が、民衆の自主的なSNSメディアによって弱体化することが、すなわち日本の真実の民主化の指標になるだろう。