気象庁の長期予報では「冷夏」ではない | tokaiama20のブログ

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  5月21日気象庁三ヶ月予報 
https://tenki.jp/long/three_month/

 片付けた冬布団を持ち出すほど異様な寒さを感じた「春」が終わり、「夏」に突入しているのだが、やはりまだ寒い。
 うちの大根は、6月5日現在でもまだ大きくならない。プランターのトマト・ナス・キュウリもいつまでも実をつけようとしない。花のまましおれてしまうのだ。
 だが、上のリンクによれば、6~9月の予報は、大半の地域で「平年より高い」が50~70%になっている。気象庁が冷夏を予測した記憶が、ちょっと思い出せない。

 何せ、世界経済フォーラム(ダボス会議)が、地球は人間活動による二酸化炭素が過剰になって、温室効果によって海面が上昇するほどの猛暑が押し寄せていて、あらゆる二酸化炭素排出源を排除して、人間生活を原発電気に一元化しなければならないと主張し、日本政府=気象庁も、その方針に従っているので、「地球が寒くなる」なんて、口が裂けても言えないのだ。

 出版社が「寒くなる」なんて主張しようものなら、グーグルによって生計手段を断たれてしまう。
 Google、気候変動を否定するサイトへの広告配信を停止 カーボンゼロ 2021年10月8日
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN080JG0Y1A001C2000000/
 https://sustainablejapan.jp/2021/10/08/google-climate-change/66912

 ここで歴史的な「冷夏」を振り返ってみよう。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%B7%E5%A4%8F#:~:text=%E5%86%B7%E5%A4%8F%EF%BC%88%E3%82%8C%E3%81%84%E3%81%8B%EF%BC%89%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81,%E3%82%84%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E9%AB%98%E9%A8%B0%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%8D%E8%B5%B7%E3%81%93%E3%81%99%E3%80%82

 冷夏(れいか)とは、平年に比べて気温の低い夏の事である。気象庁による3階級表現で6月 - 8月の平均気温が「低い」に該当した場合の夏を言う。
 冷夏による影響は農作物の生産に強く現れ、農産品の不足や価格高騰を引き起こす。過去には飢饉を起こした例もあるが、先進国では農業技術の発達や農作物の品種改良に伴い、大規模な飢饉は発生しなくなった。平成以降での代表的な全国的の冷夏は1993年など。

 冷夏の原因
 日本全体を見ると太平洋高気圧の勢力が弱く、梅雨前線が長く、日本列島にとどまり、オホーツク海高気圧の勢力が強い年には冷夏となる傾向にある(全国冷夏型)。また、太平洋高気圧が西日本にまでは張り出すが、その勢力が弱い場合には、北日本で冷夏となる傾向がある(北冷西暑型)。東北地方の冷夏はやませと呼ばれるオホーツク海気団からの北東の冷たい風が吹く事によっても起こる。

 世界規模で異常気象を引き起こすエルニーニョ現象の発生年は冷夏となる傾向が強く、この例としては1951年(北日本を除く)、1953年、1957年、1965年、1972年(北日本を除く)、1976年、1982年、1983年、1987年、1992年、1993年、1997年、2009年、2014年がある。しかし、1954年、1970年、1988年、1998年のように、猛暑になりやすいとされるラニーニャ現象が起きていた年でも冷夏になった事もあった。
 さらに1991年、2006年、2015年、2023年のように、エルニーニョ現象が起きていたにも拘らず猛暑になった事もあるので、一概には言えない。

 また、太陽の黒点活動の周期が冷夏の発生と一致するとの説もある。例えば冷夏になった2009年は、太陽黒点の数が1913年以来の少なさを記録していた。しかし、翌年にあたる2010年もその状態が続いていたにも拘らず、観測史上1位の猛暑になったので、太陽活動の度合いに必ず一致するとは限らない。

 火山噴火などで多量のエアロゾル(細かいちり)が空気中に放出され、そのエアロゾルが太陽放射を抑制する日傘効果で冷夏となるケースもある。1783年の天明の大飢饉はアイスランドの火山噴火、日本列島に米不足をもたらした1993年の記録的冷夏は、ピナツボ火山噴火で発生したエアロゾルが太陽放射を遮ったために発生したとされている。
 1994年以降の日本で冷夏が激減している理由として、ピナツボ山以来は大規模な噴火が起きていないためではないか、という意見もある 。

 また、著しい猛暑の翌年は冷夏になりにくい事が知られている。実際に、観測史上4位以内の猛暑になった1978年(+1.16℃、観測史上3位)、1994年(+1.18℃、同2位)、2010年(+1.46℃、同1位)、2011年(+0.88℃、同4位)の翌年に当たる、1979年(+0.22℃)、1995年(-0.05℃)、2011年(+0.88℃)、2012年(+0.55℃)はどの年も全国的な冷夏にならなかった。

 気象庁における冷夏の基準
 地域平均気温の平年差(1991 - 2020年の平年値による)
 北日本 -0.5℃以下
 東日本 -0.3℃以下
 西日本 -0.2℃以下
 沖縄・奄美 -0.2℃以下
 以下省略
*******************************************************
 一部引用以上

 冷夏の原因として、気象関係者は、オホーツク高気圧の盛衰のような派生的現象を原因であるかのように説明したがるが、もちろんオホーツク高気圧や偏西風の蛇行、黒潮の蛇行などは、派生現象であって本質ではない。
 冷夏の本質は①黒点活動 ②火山活動 である。

 黒点活動に関しては、11年周期で盛衰を繰り返す黒点サイクル(現在はS25)が活動期にあって、たった今も、165年前のキャリントン事象以来といわれる大きさのAR3664が、通常の黒点寿命をはるかに超える80日以上もの寿命で、太陽を三周もしながら、まだXフレアを放出している。
 https://swc.nict.go.jp/trend/sunspot.html

 だから、当然、凄まじい黒点活動に伴って太陽の熱エネルギー放射は激しく高揚しているはずなのだが、なぜか地球では寒いのだ。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6134074.html

2020年に、100日以上も無黒点状態が続いた。だから気温低下が予想された。
 https://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/fuji-kazuhiko/162.html
 だが、結果は、2022年、2023年とも苛酷な猛暑だった。

 こうなると黒点活動温暖化論も当てになりそうもない。エルニーニョ=冷夏説も当てにならない。
 気象庁は短期予報の精度は確かに高いのだが、長期予報は外れっぱなしの印象しかない。誰が長期予報を信用するか! ということだ。

 問題は火山活動だ。2022年には、鬼界カルデラ巨大噴火以来ではないかといわれるフンガトンガ噴火が起きた。
 
フンガトンガの火山ガスにより寒い夏がやってくる 2024年05月21日
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6134995.html

古来、巨大な火山噴火と大飢饉の関係は鮮明である。1782年~1788年の天明飢饉では、浅間山と岩木山、アイスランドのラキ火山などの大噴火による噴火ガスによって「日傘効果」が起きて、全地球上で大冷害が起きた。
 日本では津軽でカリバニズムが問題になるほどの凄惨な大飢饉になった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E6%98%8E%E3%81%AE%E5%A4%A7%E9%A3%A2%E9%A5%89

 天明天保大飢饉は、背景に、黒点活動の衰退(マウンダー極小期)による、小氷期の到来があったといわれている。
 これは江戸時代全期、300年間も続いた。小氷期による食料生産の減退が、戦争を抑制したともいわれる。江戸時代の264年にわたる政治的安定は、小氷期のもたらしたものだった可能性がある。

 16~19世紀の「小氷期」、残酷な寒さは世界をどう変えたのか 戦争や大飢饉、迫害にも影響、一方で新たな商売や「黄金時代」ももたらした 2024.02.28
 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/24/022200108/

 明治になって、再び温暖化がはじまり、食料生産が向上し、世界は再び大規模な侵略戦争の時代を迎えた。ロシアが頻繁に南下し、東アジアを浸食し領土を拡張させたがった。
 日本は、日清日露戦争に勝利することで、この成功体験が第二次世界大戦=太平洋戦争の残酷な敗北を引き寄せたと考えられる。

 ところで、もう一度「寒くなっている日本」に戻るのだが、この原因も、フンガトンガやインドネシア、南方海域(硫黄島や西の島)などの大規模な噴火活動とともに、黒点活動が急速に低下し、マウンダー極小期に匹敵するか、それ以上の活動低下が予想され、2030年から、とてつもない寒冷化が起きると予想する気象学者が多いのだ。
 ところが、上に書いたがグーグルが、気候変動(温暖化)否定論を排除すると宣言しているので、我々がネットで目に触れる機会が制限されている。

 地球は2030年からミニ氷河期に入るのか? 堀田 佳男2019.6.26
 https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00059/062500060/

 https://wired.jp/2015/07/14/mini-ice-age-earth-sunspots/
 https://www.sankei.com/article/20150726-VEKG6FC4IBKZTMXF6NROJQZ3F4/

 上のリンクによれば、2030年から始まる地球の寒冷化(あと6年しかないぞ!)は、10年前(2020年頃)から少しずつ始まり、2025年あたりには鮮明に理解できるようになるというのだ。
 なるほど、私は、すでに4月以降、うちの畑の悲惨な状況から、間違いなく小氷期が来ると確信するようになっている。

 今年の冬越は、どうも大変そうだ。何せ灯油がめちゃくちゃに高い。リットル110円なんてのが普通なのだが、2000円の灯油が、三日程度で消えてしまうのでは、生活のありとあらゆる局面で不足、貧困化を招いている自民党岸田政権の下で、いよいよかつてない苦難が待ち受けていると確信するしかない。

 岸田が首相に就任してから選挙で自民党候補が8連敗していることから、本心でもの凄く大衆を小馬鹿にしている岸田の不人気ぶりがうかがえる。
 まあ、売国奴安倍晋三を国葬にしたときに、この結果が見え透いていたのだが。

 岸田の見せかけだけの、一回だけばらまき減税や自分たちへのお手盛り昇給への批判を一回だけの受給辞退で交わそうとする姿勢など、ごまかそうとする嫌らしさしか見えない岸田文雄への嫌悪感を抱かない人は少ないだろう。

 岸田は、「大衆に一時的に恵んでやれば」自分が支持されると勘違いしていて、大衆の生活など何一つ考えていない姿勢が、誰の目にも明らかになっている。
 もう岸田政権が浮上することなどありえない。愛子ちゃんを天皇にするための皇室典範改定で人気回復を狙っているのだが、根付いた不信感が消えることはない。

 これから、とんでもない寒冷化がやってくる。今のダボス会議が、いくら二酸化炭素を排除しようとしても、化石燃料や薪炭燃料に頼らない限り、暖房が確保できないのだ。
 ダボス会議が狙っているSDGs戦略は、①世界中のエネルギーを電気に一元化する ②電気を二酸化炭素を出さないとうそぶく原子力発電で賄うことだ。

 しかし、それは実現しないだろう。世界中の車をEVに変えて、トヨタなど日本車を追放しようとしたEV戦略は見事に失敗した。
 思慮不足で、EVが寒冷化に弱いことを理解できず、おまけにエネルギー密度の本質的な問題で、電池が化石燃料の代替にできないことを計算にいれておらず、これでEV車が実用上、ゴミにすぎないことが暴露されてしまったのだ。

 頼みの綱の原子力発電は、中国や韓国の経済衰退により、管理が不十分になる必然性があって、大事故を頻発させる宿命である。給与もまともに支払われないのに、危険な原発管理などやってられない……と管理が甘くなり、あるいは放棄されることで巨大事故が発生することが避けられないのだ。
 原発があちこち大事故を起こせば、原子力発電の未来は存在しない。

 何よりも、使用済み核燃料の管理をまともに続けられる国家など少ししかない。中国韓国、アラブなどの新興国の原発は軒並みアウトで、キシュティムやスリーマイルのような事故を頻発させるにちがいない。
 結局、人類は化石、薪炭燃料に回帰するしかないのだ。

 電気料金は暴騰する。日本の再生エネルギーは、中国人民解放軍直営といわれる上海電力などが9割を担っていて、日本国民は、今年から年間数兆円を中国に献金させられることになっている。
 この仕組みを作ったのが、自民党親中国派、二階俊博や橋下徹、河野太郎らである。

 だから、自民党独裁が続く限り、電気料金が下がる可能性はない。
 これからは山々に放置された伐採残渣の廃棄木材を再利用するしかない。チップ化して、薪ストーブに依存することが、電気を失っても唯一暖房できる手段なのだ。

 2030年から始まる小氷期も数百年続く可能性が大きい。
 https://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/files/public/1/12841/20160527193306823365/6_031_052.pdf

 農業生産が大きく減衰し、市場価格も暴騰の一途だ。電気代も、燃料代も暴騰が約束されている。しかし給与は、企業の内部留保に直行し、労働者に還元され、生活向上に使われることはない。
 こうなると、もう今の権力構造や新自由主義思想を根底から放棄し、新しい合理的な社会を生み出すしかないだろう。

 今は、この新たな世界のプロトコールを提示することが喫緊の課題になっていると考えるべきだ。
 新しい革命的マルクス主義のように既存社会を破壊する思想が求められている。