この数日の地震前兆について | tokaiama20のブログ

tokaiama20のブログ

ブログの説明を入力します。


 11月7日、清瀬市で、ガンマ線定点観測を十数年間、続けているコスモスさんから電話があり、マイナス25%という過去最大級の変動が記録されたと報告があった。

 https://tokaiama.bbs.fc2.com/
 17:30 07 15 18 17 18 14 12 13 16 20 計 150 平均値 15.0/分 -25.0%

過去の経験則から、このようなデータがでると、地震の場合は数日以内、噴火の場合は一週間程度で、非常に大きな結果が出ることが分かっている。
 ただ、これまで注目度が低かったので、ガンマ線データと地震発生データの相関関係をきちんと記録してこなかったことが悔やまれる。
 今のところ、直観的な関係というしかない。

 コスモスさんのガンマ線データは、RDANというGM計を利用した毎分あたりのカウント数で、10回分の平均値をとり、さらに全体の平均値から差し引きしたデータだ。

 ガンマ線は、東京に降下したセシウム137からのものも、わずかに含まれるが、実際には大部分が、大地から放出されるラドン222→ビスマス214の609KeVを捕捉している。だから、ラドンの定点観測と同じものを測定しているともいえる。

 これが大地震の前に、なぜか急降下し減少するのだ。地殻変動が起きて花崗岩が圧縮されると含まれるウラン系列、トリウム系列の放射能のうち、ガス体であるラドン222、ラドン226が断層の割れ目を通って地上にラドンガスとして放出される。

 だから、急増するはずなのだが、なぜか地震発生直前(数日前)に急降下するタイミングがあり、ラドン計、ガンマ線計ともに測定データが急落するので、これを前兆として利用している。
 我々は、大地震前にすべての前兆が収束する現象のことを「嵐の前の静けさ=収縮現象」と呼んできた。理由は、まだわかりやすく説明できない。

 今回、11月7日の17時30分に、過去最大級の大収束が起きたので、地震か噴火が数日~一週間程度で発生すると予想したが、翌日8日14時前に、インドネシアでM7.1が発生した。
 https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/20231108135146.html

 ただ、タイミングと規模から、たぶんこれが結果ではなく、本番はこれから起きるものと予想している。
 私としては、現在、硫黄島海域で、2021年8月の福徳岡の場噴火以来の巨大活動が続いているので、もしかしたら、硫黄島周辺で巨大噴火が起きるのではないかと疑っている。だとすれば、11月15日前後ではないかと予想している。

 しかし、2022年1月のフンガトンガのスーパー噴火の前兆は、ラドン値で一年以上前から凄まじいデータが続き、あたかも日本列島沈没を起こすのではないかと小松左京の世界を想起させるほどのものだった。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6056704.html

 しかし、今回は、そのようなデータは存在していない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/2022%E5%B9%B4%E3%81%AE%E3%83%95%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%B3%E3%82%AC%E5%99%B4%E7%81%AB 

 今回、7日のガンマ線急落に対応する整合性情報がないか探したが、麒麟地震研究所が、数日前から巨大前兆を捉えていることが分かった。
 https://twitter.com/kirinjisinken/status/1722267782727999867?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Etweet
 これも、日本列島全域に関係するデータで、地震震源地を特定できる情報はなかった。

 しかし、私は、現在、異常気象のなかで、異常データの出た11月7日に、非常に深刻なレベルの「気象擾乱現象」が起きていることに注目している。
 https://weathernews.jp/s/topics/202311/070085/

 この日、日本全国で風速30m前後の風が吹き荒れた。これで思い出すのは、2006年11月7日に発生した佐呂間大竜巻だ。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E4%BD%90%E5%91%82%E9%96%93%E7%94%BA%E7%AB%9C%E5%B7%BB%E7%81%BD%E5%AE%B3

 それから一週間後、北海道でM8の巨大地震、「千島列島沖地震」が発生した。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E5%B3%B6%E5%88%97%E5%B3%B6%E6%B2%96%E5%9C%B0%E9%9C%87_(2006%E5%B9%B4)#:~:text=2006%E5%B9%B4%E5%8D%83%E5%B3%B6%E5%88%97%E5%B3%B6%E6%B2%96,Mw%208.2%EF%BC%89%E3%81%AE%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%80%82&text=%E5%87%BA%E5%85%B8%EF%BC%9A%E7%89%B9%E3%81%AB%E6%B3%A8%E8%A8%98%E3%81%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E5%A0%B4%E5%90%88%E3%81%AFUSGS%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%80%82

 佐呂間大竜巻は、この巨大地震の前兆としての気象擾乱だったと考えている。
 実は、この年、北海道のヒグマによる人身被害が、今年と同様に多発していた。
 https://naochiaki.biz/higuma/list-2006-h16/

 今年の熊被害が、どれほど異常かは、読者が共有していると思うが、これまで最大の熊被害が出た年は2004年、2006年、2010年だった。
 https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/2399.html

 2004年は年末に、スマトラ沖巨大津波震災が発生した。
 https://www.bousai.go.jp/kaigirep/hakusho/h17/bousai2005/html/honmon/hm140102.htm

 2006年は、上に紹介した、千島列島巨大地震が発生した。
 2010年は、翌年3月に、日本史上最悪の東北巨大震災が発生した。
 いずれも、熊被害の激増と、巨大地震発生に相関関係があるように見える。

 そうなると、今年の熊被害の凄まじさは、もしかしたら、これから日本列島で起きるスーパー級震災の前兆であると考える必要がある。
 動物というのは、子孫維持の本能を持っていて、生存の危機が迫っていることを予感すると、強烈な捕食、生殖行動を起こす傾向がある。
 東日本大震災の前、動物たちに異常行動が激発していたのだが、多くは生殖行動を刺激するものだったように思う。

 熊の専門家は、「山にどんぐりが実らなかった」ことを里での熊被害の理由に挙げているが、実はピントが外れているかもしれない。
 確かに原生林、自然林の照葉樹林帯を、新自由主義の思想で針葉樹林帯に換えてしまい、建材高騰によって奥山の伐採が凄まじい勢いで行われている現実が熊を里に出していることは間違いのない事実だ。

 しかし、もしかしたら、熊たちは本能的に種の維持の危機を感じて、人間に対する警戒心を超えてまで人里に降りて捕食・生殖活動を活発化させているのかもしれない。
 つまり、これから日本列島で想像をはるかに超える巨大地震が起きるのかもしれない。
 
 私は、もう半世紀以上も山歩きを続けていて、今も毎日、中津川市近辺の山を歩いているのだが、今年ほど、熊への不安感が強い年はない。
 私の場合は、肺線維症による呼吸劣化を克服するためには、毎日歩いて呼吸トレーニングをするしかないので、必ず山に向かうのだが、今は、鈴ではなくハンドベルをザックにつけ、必ずストックを持って歩いている。
 いざ襲われたとき、もっとも素早く対応できるのが手に持ったストックだからだ。
 これで襲ってきた熊の顔を狙って突く。

 これまでも熊よけスプレーなどを試したが、突然、熊が襲ってきたタイミングで、うまく対応できるとは思えなかった。時間がかかりすぎるのだ。
 熊が確実にいる山域では、ときどき爆竹を鳴らしていたが、今は爆竹が入手困難になってしまい、通販でまとめ買いするしかなくなっている。
 だから、小さめのハンドベルをザックにつけてストックで対応するしかないと考えている。

 なお、以上のデータ、ガンマ線急落、気象擾乱、熊被害などから、これからスーパー級震災が発生する恐れが非常に強くなっているので、生き延びるためのシュミレーションを十分に行っていただきたい。

 なお、上に書き忘れたのだが、11月にして観測開始以来最大の異常高温現象が起きている。
https://tenki.jp/forecaster/t_yoshida/2023/11/03/25946.html

 過去の巨大地震、スマトラ大震災、千島大地震、東日本震災、阪神大震災、関東大震災のいずれにも異常高温現象が記録されている。
 以下は、関東大震災前の記録。この年、凄まじい猛暑が続いた。東京における8月の真夏日(30度以上)は23日間、
 https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_s1.php?prec_no=44&block_no=47662&year=1923&month=8&day=&view=p1
7月は12日間、

 https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_s1.php?prec_no=44&block_no=47662&year=1923&month=7&day=&view=p1

 厳戒態勢を!