今年の夏は暑かった、来年の夏はさらに暑い | tokaiama20のブログ

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 2023年は、春先からスーパーエルニーニョがもたらす猛暑と異常気象が起きると警告されてきた。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6053662.html

 とりあえず暑さのピークであるお盆は過ぎたが、例年のように夜明けに秋の気配は感じられない。
 今夏は暑かった。海抜400mの土地に住む私でも、エアコンの稼働は例年の倍以上になっている。貧乏だからエアコンなど使いたくないが、使わなければブログなど、まったく手がつかない。一日たりとも、エアコンを使わずにすむ日はなかった。

 近隣の老人たちは、冷房代を節約するため、図書館などの公共施設やショッピングモールの休憩室などに朝から出向いて、夕方まで居座る。だから、冷房のある公共空間は、どこも超満員だ。
 NASAによれば、来年2024年は、今年よりもはるかに暑くなるそうだ。

 世界的猛暑は来年が本番? NASA専門家「2024年はもっと暑い」と予想する根拠 2023年7月21日
  https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/270357

  NASAの研究者が「今年の7月は数千年とまでは言わないまでも、数百年でもっとも暑い月になりそうだ」と警告している。21日、英紙デーリー・メールが伝えた。

 NASAの気候学者ギャビン・シュミット氏は多くの国々で記録的な暑さだとし、「前例のない変化」に地球は直面していると指摘した。日本では40度近い気温を記録するところもチラホラ出てきている。世界的にも暑い夏でトルコ、ギリシャ、イタリア、キプロス、スペインでは40度を超えることもあるのだとか。

 7月でこの暑さなら8月はどうなってしまうのかと不安になるが、それだけじゃない。シュミット氏は「2024年はさらに暑い年になると予想しています。なぜなら、現在進行中のエルニーニョ現象が今年末に向けてピークに達するからです」と来年こそが本番と予言しているのだ。

 気象庁公式サイトによると、エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続くことを指す。これにより気象にも影響が出るのだ。通常、エルニーニョ現象だと、日本では冷夏になりやすいとされている。

 シュミット氏は今年の暑さについて「まだ現れたばかりのエルニーニョ現象だけが原因ではない」と説明。「熱帯地域以外でも、ここ数か月で記録的な海面水温の上昇が確認されています。私たちが大気中に温室効果ガスを排出し続けている以上は、今後もその流れが続くと思われます」(同)
 さまざまな要因で夏は暑くなっているのだ。
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 引用以上

 インドでは6月に、気温が45度を超え、熱中症による死者が170名を超えたと報道されている。
 https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000304099.html

 昨年2022年の猛暑によって、欧州では約15000名の死者が出たとWHOが報告した。
 https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000274971.html

 日本では、昨年約1400名の熱中症死者が出た。今年は、はるかに多いはずだ。
 https://www.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20230726_1.pdf

 来年、今年よりも、はるかに暑くなるという予報なら、いったいどれだけの人が熱中症で死ぬのだろう? おそらく国内でも万という単位になるのではないか?
 エアコンをけちらずに適切に使用せよと行政のご宣託があっても、とにかく電気代が高騰しているので、いったいどんな請求額になるのか、恐怖心さえ覚える。
 だから、高齢夫婦が熱中症で死亡して死後発見されたとき、エアコンのスイッチが切れられて、扇風機だけが回っていたとの報道が多い。
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230730/k10014146931000.html

 中国では、2019年頃から、インドに対する嫌がらせとして、インドの水資源を枯渇させる目的で、「天河作戦」という人工降雨作戦を続けていて、ヒマラヤの降雨を中国側にだけ持ってきて、インド側の降水を抑制するという卑劣な軍事作戦が行われてきた。
 https://ameblo.jp/bubblejumso3/entry-12685728327.html

 これによって、中国側に集中豪雨というブーメランが起きるようになり、今年は北京の紫禁城まで水没するという事態になった。
 北京を洪水から守るため、ダムの無断放流を行った結果、河北省で大洪水が起きて、数万人の死者が出ているが、当局は、徹底した情報封鎖を行っている。
 https://jp.reuters.com/article/asia-weather-china-anger-idJPKBN2ZH0E0

 識者には、中国側への最悪のブーメランとして、三峡ダムの崩壊も考えられるとする者も多い。
 もしも、三峡ダムが崩壊すれば、3~6億人の洪水死者が出て、水死体が、台湾や九州、山陰にまで大量に漂着すると予想されている。
 https://gendai.media/articles/-/87617

 まあ、中国は、放っておいても、経済破綻はおろか、環境破綻、戦争地獄に堕とされるのは確実なので、台湾侵攻とともに、この世のあらゆる苦難が集中することだろう。
 それが中国共産党独裁のもたらした「国家のカルマ」というものだ。
 
 そんなことよりも、来年、日本列島が今年よりも暑くなるのが確実視され、夏場は40度の気温が普通になってしまうと予想されている。
 NASA予測には再来年のことが書かれていないが、たぶん再来年も、もっと暑くなるだろう。

 そうなれば、もう人間の生存条件を超えてしまうにちがいない。
 外国でも、インドやイランで50度を超える気温が報道されているが、実は「暑さ体感指数」は、湿度が非常に重要なので、高湿度の日本では、40度の気温が、乾燥地帯の50度に匹敵するのだ。

 つまり、日本も、インドやイランなみの苦しい暑さになる。しかし、イランの大半は山岳地帯なので、実は、多くの人が海抜1000mを超える高所地帯に住んでいる。首都テヘランの標高は1900m近いのだ。海岸線よりも気温が13度も低い。
 インドでも事情は同じで、高原が多く、本当に暑いのは海抜の低い低地だけだ。
 となると、日本でも、生きてゆくための基本条件として海抜高度が重要になる。

 これからは、長野県の高原地帯(例えば松本市)のような海抜600mを超える地域に住むしか、生き延びる道はない。
 今は、地球環境の研究者などが、続々と松本市に移住しているという。
 小出裕章氏も松本に移住した。彼も低地猛暑化を理解している一人だった。
 
 何回か書いたが、私は20年以上前に、当時、久米宏報ステのプロデューサだったWさんから、「人類は海抜600m以上でなければ住めなくなる」との情報をいただいた。
 これを聞いて、山岳地帯に移住しなければと焦って、たまたま縁のあった中津川市に移住したのだが、ここは400mなので、高度が不足している。
 場合によっては、もう一度高地に移住しなければならないのだが金がない。

 幸い、中津川市は海抜1000m前後の高原地帯が多く、根ノ上高原(900m)や笠置山(700m地点)などには、かなり以前から別荘地分譲が行われている。
 根ノ上高原は、結構大きな規模なので、今後、大規模な開発が行われる可能性がある。
 リニア駅予定地から近いので、もしもアブト式軽便鉄道が敷設されたなら、東京あたりからも大量の移住者が出てくるかもしれない。

 他には、下呂に近い中津川市加子母や御坂地区も700m程度の海抜高度があるので、大規模移住地になるかもしれない。
 これから全国の、このような高原地帯の価値が極端に上がってゆくのではないだろうか?
 
ただし、前にも書いたが、地球は猛暑化とともに、寒冷化が同時進行している。
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5978881.html

 したがって、猛暑化と同時に寒冷化にも対処しなければならなくなる。
 高所に住みたいが、真冬は苛酷な寒さがやってきて、暖房用資源である石油や電気代の高騰によって、暖房そのものが困難になってゆくので、薪を採取できる山岳地帯で薪ストーブに依存して集中暖房をするしかないだろう。
 大きな家の地下に薪ストーブを置いて、千と千尋に出てくるじいさんのように薪を焚き続けることになるのかもしれない。

 さらに、異常気象の異常度が桁違いに上がってくる。今年の台風5・6・7号ですでに片鱗を見せている。第一級の暴風圏をもった台風が長期間居座るのだ。
 私は伊勢湾台風を経験しているが、これが特別な存在ではなく、普通の規模になりつつある。
 また竜巻の規模も凄い。アメリカでも同じだが、藤田スケールでF5ランク、風速150mが普通になりつつある。

 だから、ただでさえ強風の吹き荒れる高原住宅を作るなら、風速160mに耐える饅頭型の共同住宅を作るしかない。コンクリート壁の厚みが20センチも必要になるだろう。
 これで、食料を自給するスタイルで、やっと生き延びる道が開けるのだ。

 こうした高所住宅群を建設するには行政の深い理解が必要で、柔軟な思考力を持った首長のいる自治体が、音頭を取って、アブト式の軽便鉄道とともに、事業を主催する必要があるかもしれない。
  もう、人間の生存限界を超えた猛暑が直接、人々を脅威に晒す事態になっているので、こんな未来住宅地を想定して開発を準備する首長が登場しても良い頃なのだが。