福島県内で、「放射能汚染食品を食べ続けている地域」で、死亡率が異常に上昇している。フクイチ事故の結果を見つめ続けている「めげ猫ブログ」より引用する。
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3887.html
福島産を許容する方が約67%の福島県郡山市・三春町の各年1年間の葬式(死者数)は
事故前(2010年)3,140人
昨年(2021年) 3,751人
で19.5%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約5.5兆分の1でした。一方で福島産を許容する方は約7%の福島県相馬・南相馬市の葬式(死者数)は
事故前 1,300人
昨年 1,310人
で、殆ど変わりません。(=^・^=)は
「福島産、食べて応援、あの世行(2021年)」
と思ってしまいました。
福島は事故によって汚染されました。
原発事故から10年を経て汚染されたままの福島凡例
※1 (1)(2)にて作成
※2 避難地域は(3)による。
図―1 福島県郡山市・三春町、相馬・南相馬市、いわき市
図に示す様にICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(4)を超えた地域が広がっています。原発事故から10年半以上経て福島は汚染されています。食べてよいか心配です。
これについて、自公政権は、福島(産)は「安全」であり、避ける行為を「風評被害」と呼んでいます(6)。
でも、信じて良いか不安です。福島原発事故がおきるまでは自公政権は原発は安全と主張していました(7)。福島県も同様です(8)。でも大爆発です。
そこで(=^・^=)なりに調べてみることにしました。福島産を許容する地域とそうでない地域を比較し、差が無ければ福島産は「安全」、差があれば「安全」とは言えないです。
福島県にあるひらた中央病院は、福島産米や野菜について避けるか否かのアンケート結果を発表しています。以下に示します。
表―1 福島産を許容すかのアンケート結果
※(8)を集計
郡山・三春で許容される福島産米
福島県は福島を7つの生活圏に区分しています。県中地域に属する郡山市・三春町、相双地域に属する相馬・南相馬市(9)をひとまとめにして比較してみることにしました。表から計算すると、郡山市・三春町では福島産米や野菜を許容するからが67%です。一方で相馬・南相馬市では23%です。同じ福島県内でも地域によって福島産に対して温度差があります。
以下に各年1年間(通年)の郡山市・三春町の合計の葬式数を示します。
事故後に葬式が増えた郡山市・福島市
※1(10)を通年(1年間)で集計
※2 震災犠牲者は(11)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―2 郡山市・三春町の葬式の推移
図に示す通り事故後に葬式が増えています。福島産米と野菜を共に許容する方が67%の福島県郡山市・三春町の葬式(死者)数は
事故前(2010年)3,140人
昨年(2021年) 3,751人
で19.5%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約5.5兆分の1でした。
表―2 偶然に起こる確率の計算結果
※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(12)による。
有意差検定表
以下に各年(通年)の相馬・南相馬市の合計の葬式数を示します。
震災犠牲者を除けば事故後も増えていない相馬・南相馬市の葬式
※1(10)を通年(1年間)で集計
※2 震災犠牲者は(11)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―3 相馬・南相馬市の葬式の推移
福島産米と野菜を共に許容する方が7%の相馬・南相馬市の葬式(死者)数は
事故前(2010年) 1,300人
昨年(2021年) 1,310人
で、殆ど変わりません。無論、統計的な差もありません。
以下に各年1年間(通年)のいわき市の合計の葬式数を示します。
葬式がそこそこ増えた福島県いわき市
※1(10)を通年(1年間)で集計
※2 震災犠牲者は(11)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―4 いわき市の葬式の推移
福島産米と野菜を共に許容する方が37%のいわき市の各年1年間(通年)の葬式(死者)数は
事故前(2010年) 3,975人
昨年(2021年) 4,354人
で9.5%増えています。郡山市と相馬市・南相馬市の中間でしょうか?
以下に表―1および図―2~4から作成した、葬式(死者数)の増加率と福島産米や野菜を共に許容する方の割合をまとめました。
福島産を許容する地域程に増える葬式
※(8)(10)を集計
図―5 葬式(死者数)の増加率と福島産の許容割合
図に示す様に福島産を許容する程に葬式(死者数)が増えています。以下に相関図を示します。
一直線に並ぶ福島産許容率と死亡増加率の相関
※(8)(10)を集計
図―6 葬式(死者数)の増加率と福島産の許容割合との相関
図に示す様に1直線です。
(=^・^=)は
福島産、食べて応援、あの世行き(2021年)
と思ってしまいました。
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引用以上
めげ猫日記ブログには、いつも頭が下がる。フクイチ事故後、一貫して、国や東電による事故の矮小化と危険性の隠蔽工作に対し、データを示して説得力のある情報を提示してきた。
福島県の福島市・郡山市・三春町・大玉村・伊達市などの汚染レベルは、ほぼ同等の放射能汚染の起きたチェルノブイリ事故三国では、「永久立入禁止」措置がとられている。
そんな凄まじい放射能汚染地域に「年間20ミリシーベルトまで安全」と、とんでもないデマを弄して安倍晋三政権が、居住容認、避難者の半強制帰還を迫ってきた。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/9034
これに対し、危険だ、人命破壊だと抗議してきた我々に対しては言論弾圧が行われ、私は2018年からツイッターを追放されている。
そればかりか、私に対し人格攻撃の嫌がらせが集中し、十数名の工作員がつきまとい、絶えず私の言論を誹謗中傷し続けている。
めげ猫さんも、同様に激しい嫌がらせを受け続け、ブログは、グーグルなどで検索しても出てこない。
チェルノブイリ事故三国における「チェルノブイリ法」による、住民の退避基準を挙げておく。
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Nas95-J.html
第1ステージ(強制・義務的移住の実施):セシウム137の土壌汚染レベルが555kBq/m2以上,ストロンチウム90が111kBq/m2以上,またはプルトニウムが3.7kBq/m2以上の地域.住民の被曝量は年間5ミリシーベルトを越えると想定され,健康にとって危険である.
(アマ註=平米あたり148万ベクレル以上では永久立入禁止ゾーン。平米55万~148万ベクレル=年間5ミリシーベルト被曝ゾーンでは、強制移住義務、居住は禁止されている。福島県内の多くが、このレベルである。)
第2ステージ(希望移住の実施):セシウム137の汚染レベルが185~555kBq/m2,ストロンチウム90が5.55~111kBq/m2,またはプルトニウムが0.37~3.7kBq/m2の地域.年間被曝量は1ミリシーベルトを越えると想定され,健康にとって危険である.
さらに,汚染地域で“クリーン”な作物の栽培が可能かどうかに関連して,移住に関する他の指標もいくつか定められている.
基本概念の重要な記述の1つは,「チェルノブイリ事故後,放射線被曝と同時に,放射線以外の要因も加わった複合的な影響が生じている.この複合効果は,低レベル被曝にともなう人々の健康悪化を,とくに子供たちに対し,増幅させる.こうした条件下では,放射能汚染対策を決定するにあたって複合効果がその重要な指標となる.」
セシウム137汚染レベルが185kBq/m2以下,ストロンチウム90が5.55kBq/m2以下,プルトニウムが0.37kBq/m2以下の地域では,厳重な放射能汚染対策が実施され,事故にともなう被曝量が年間1ミリシーベルト以下という条件で居住が認められる.この条件が充たされなければ,住民に“クリーン”地域への移住の権利が認められる.
こうした基本概念の実施のため,つぎの2つのウクライナの法律,「チェルノブイリ事故による放射能汚染地域の法的扱いについて」および「チェルノブイリ原発事故被災者の定義と社会的保護について」が制定された.
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引用以上
安倍政権によって年間許容量とされた20ミリシーベルトは、毎時にすれば、2.3マイクロシーベルトである。これはセシウム137の土壌汚染レベルでいうと、平米あたり約60万ベクレルの土地で生活するに等しい。
チェルノブイリ法では、強制移住相当の汚染度である。
日本では、強制移住どころか、「何の有害性もない」と決めつけられ、自主避難していた人たちへの補償が打ち切られ、避難先の公的住宅の家賃を強制取り立てしている。
私が2011年から数年間、福島県に入って放射能量を調査したなかで、福島県内では、ごくありふれた汚染レベルであり、福島市渡利地区や大熊町、双葉町などでは、平米あたり数千万ベクレルの汚染(最大5500万ベクレル)であった。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-date-20181120.html
これは、被曝ジェノサイドである。安倍晋三ら、自民党政権は、放射能汚染によって福島県などの生活住民を殺害しているのである。
自民党を支持することによって、こんな犯罪を許容している人たちにも連帯責任がある。
自民党や原発推進を支持している人たちは、ナチスのユダヤ人大虐殺に加担した人々と同じ責任を負わねばならない。