# 文科省による、原発事故被害の隠蔽・矮小化を目的にした放射線副読本の問題 | tokaiama20のブログ

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 これについては、めげ猫タマブログが逐一批判を明らかにしている。
 http://mekenekotama.blog38.fc2.com/

 ここでは、昨年10月の改訂分について、めげ猫ブログとともに、その悪意に満ちた捏造、歪曲、隠蔽の悪質さを指摘しておきたい。

 平成 30 年 9 月文部科学省 放射線副読本 ~放射線について考えよう~
中学生・高校生 http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2018/10/04/1409771_2_1_1.pdf
 先に原文を掲載し、批判を※【】内に書いた。

 放射線は、私たちの身の回りに日常的に存在しており、放射線を受ける量をゼロにすることはできません。空気や食べ物などにも常に放射線を出す物質(放射性物質)が存在していますし、病院では放射線が検査や治療に利用されています。そのほか、例えば、放射線は工業分野では製品開発などに利用されたり、農業分野では品種改良などに利用されたりするなど、放射線は私たちの生活を豊かにするためにも利用されています。

※【自然界にある放射線は、生物誕生以来、ともに過ごし、一定の放射線環境のなかで生物が淘汰・進化を遂げてたのであり、放射線の存在が、生命現象の基本要素として組み込まれていると考えるべきだ。
 しかし、それは、あくまでも自然界に存在する量であって、核実験や原発事故で後天的に与えられた過剰な放射線環境が、自然環境で与えられる放射線量と同一視されていいはずがない。
 福島県における環境ガンマ線量は、事故前は0.05~0.2マイクロシーベルト毎時であったにすぎないが、福島第一原発による放射能汚染は、0.2~数十マイクロシーベルト毎時の超高線量をもたらしている。
 福島市や郡山市では2019年現在でも1マイクロシーベルト毎時の場所が珍しくないが、事故前を0.01マイクロシーベルト毎時としても、実に100倍の値であり、事故前に百分の1の線量があったことで百倍のの高線量が許容されるという理屈は詭弁というしかない。
 例えれば、ナパーム弾が爆発したが、普段から線香花火で遊んでいたのだから問題ないというに等しく、これを「問題のすり替え」というのである。
 原発事故は、放射線量が自然のものとは比較できないほど巨大であり、自然放射能とは、まるで別の存在である。同じガンマ線であっても、被曝量が数桁も異なれば、人間に与える影響は、まったく別のものになるのである。】

 風に乗って飛んできた放射性物質が多量に降った地域では、多くの住民が自宅からの
避難を強いられました。避難した人たちは、慣れない環境の中での生活を余儀なくされました。
それにも関わらず、東日本大震災により被災したり、原子力発電所事故により避難したりしている児童生徒がいわれのないいじめを受けるといった問題も起きてしまいました。事故後、建物や地面などの表面に付着した放射性物質をできる限り取り除いて、放射線の影響を減らすための「除染」という作業が進められたことなどによって、立ち入りが制限されていた場所にも人が住めるようになるなど、復興に向けた取組は着実に進展していますが、私たちみんなで二度とこのようないじめが起こらないようにしていくことが大切です。

※【なぜ、放射能を環境に放出して、被曝被害が出たことよりも先に、些末な派生現象としての「イジメ」を最初に持ってくるのか?
 すべての問題の根源は、東京電力が津波対策をケチったせいで、非常用電源喪失に至り、人類史上最悪の放射能放出事故をおこしたことである。
 まずは、事故が何をもたらしたのか直視し、二度と繰り返さないという姿勢が原点に置かれる必要があるのに、東電の金儲け一辺倒で事故を起こした姿勢は指摘されず膨大な人口が放射能被曝を受けた事実も直視されず、結果として表れた一現象にすぎないイジメが最初に指摘されなければならないのか?
 除染は、汚染された放射能の、ごく一部が除去されたにすぎず、大半の放射能は、そのまま残り、人々に被曝を与え続けている。本来は、除染ではなく、汚染のない安全地帯への恒久的避難でなければならなかった。
 放射能の消えない復興など、あるはずがない。これも問題の本質をすり替えた詭弁である。】

 自然界にあるカリウムのうち 0.012%がカリウム40です。カリウムは、植物の三大栄養素の一つといわれ、私たちは野菜などを食べることで体内にカリウムを取り込んでいます。そのカリウムは、人間の体にも欠かせない栄養素であり、体重の約0.2%含まれています。
空気には、主にラドン(岩石から微量に放出される希ガス)という放射性物質が含ま
れており、ラドンは世界中の大地から出ています。また、石やコンクリートの壁から出
ているため、石造りの家が多いヨーロッパでは、寒冷なことから窓を閉めることが多
く、日本に比べ室内のラドンの濃度が高くなっているといわれています。

※【生物は、自然界の放射線と共存し、それを進化のなかに取り込んできた。しかし、生物が自然放射能と親和し、生命現象の要素として定着させるまでに数百万年の時間を必要としている。
 また、生物に不要な有害元素であったなら、重金属のように選択的に排出する機能が、やはり数百万年かけて成立してゆくのである。
 https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=96153

 ところが、原発や核兵器が放出した放射能と、生物の出会いは、わずかに数十年しかなく、この短い時間で、生物が、人工核種に対して適応性を持つと考えるのは不可能であり、仮に将来、それが可能であるとしても、人類滅亡後であろう。
 カリウム40のガンマ線がセシウムXなみに強いとしても、前者には生物誕生以来の時間的淘汰と親和性が成立しており、事実、人類はすみやかに、これを排出する生理的機能を獲得している。ところが、人工放射能の代表であるセシウムXについては、排出機能は非常に弱く、人体内への明らかな蓄積性があって、体内で細胞にダメージを与え続けるのである。
 おまけに、セシウムXはカリウムと化学的性質が非常に近いため、内部被曝すると心臓や循環器系に集まる性質があり、心筋梗塞や脳梗塞、大動脈解離などの原因になる。
 セシウムXのガンマ線をカリウム40と同列に扱うことも、程度の低い詭弁にすぎない。】

 放射線には、α線、β線、γ線、X線、中性子線などの種類があります。どれも物質を透過する能力をもっていますが、その能力は、放射線の種類によって程度が異なっています。
例えば、α線は紙1枚でも遮ることができます。β線は紙1枚では遮ることはできませんが、アルミニウムなどの薄い金属板で遮ることができるなど、放射線は種類によって材料や厚さを選ぶことにより遮ることができます。
また、放射線は、風邪のように人から人へうつることはありません。これは人が光を受けても、その人が光を出すようになるわけではないのと同じです。

※【「放射線は人に移らない」、これは間違いである。厳密には、放射能は人に移る。放射能は極度に小さい微粒子で、花粉などより、はるかに人体に付着しやすい。だから汚染された人が出歩くと、出先で、いくらでも放射能汚染を拡散するのだ。
 また、プルトニウムXやウランX、ストロンチウム90で内部被曝すると骨に移行する。そして、死ぬまで排出されない。だが、死後、遺体が火葬場で焼かれると、煙や灰に移って、それが作物などを通じて再び人々を汚染するのである。プルトニウムの場合は、数万年間、これを繰り返し、たくさんの内部被爆者に癌を作り出す。】

内部被ばくと外部被ばく
放射線を体に受けることを「放射線被ばく」といいます。放射性物質が体の外部にあり、体外から放射線を受けることを「外部被ばく」、放射性物質が体の内部にあり、体内から放射線を受けることを「内部被ばく」といいます。放射線を受けると人体を形作っている細胞に影響を与えますが、どのような影響が現れるかは、外部被ばく、内部被ばくといった被ばくの態様の違いや放射線の種類の違い等によって異なります。

 放射線による人の健康への影響の大きさは、人体が受けた放射線による影響の度合いを表す単位であるシーベルトで表すことで比較ができるようになります。例えば、1ミリシーベルトの外部被ばくと1ミリシーベルトの内部被ばくでは、人の健康への影響の大きさは、同等と見なせます。

※【これは真っ赤な嘘だ。1ミリシーベルトの外部被曝と内部被曝が、健康影響で同等だって? 冗談じゃない! ICRPで1ミリシーベルトの許容線量を定めた、元会長でさえ、実際には、内部被曝の影響を600倍以上も軽く見積もっていたと自白した。
 https://ameblo.jp/pb-onwa/entry-11081049025.html

 そもそも、体内に入った放射能粒子は、細胞にダイレクトに接することになり、「幾何学的な意味での距離の二乗、反比例則」により、体外にある場合と比較すると、数百万倍のダメージが与えられるのである。
 放射能の持つエネルギーが、外部被曝とは比較にならないほど細胞に直接届くのであって、これを同等だとは、どの口、どの脳味噌が語るのか、文科省の執筆者を解剖してみたいものだ。デタラメ言うのも、ほどほどにしておけ!



 放射線が人の健康に及ぼす影響は、放射線の有無ではなく、その量が関係していることが分かっています。100ミリシーベルト以上の放射線を人体が受けた場合には、がんになるリスクが上昇するということが科学的に明らかになっています。しかし、その程度について、国立がん研究センターの公表している資料1によれば、100~200ミリシーベルトの放射線を受けたときのがん(固形がん)のリスクは1.08 倍であり、これは1日に110gしか野菜を食べなかったとき1.15 倍)さらに、原爆被爆生存者や小児がん治療生存者から生まれた子供たちを対象とした調査においては、人が放射線を受けた影響が、その人の子供に伝わるという遺伝性影響を示す根拠はこれまで報告されていません
放射線を受ける量をゼロにすることはできませんし、自然の中にもとからあった放射線や、病院のエックス線(レントゲン)撮影などによって受けるわずかな量の放射線で、健康的な暮らしができなくなるようなことを心配する必要はありませんが、これから長く生きる子供たちは、放射線を受ける量をできるだけ少なくすることも大切です。

※【これも、ひっくり返りそうな真っ赤な嘘を並べている。文科省の担当者は、針百万本を飲ませなければなるまい。
 ICRPは1982年以降、外部被曝のガンマ線の影響において、線量と確率上の生物学的ダメージが、完全に正比例していると報告している。
 https://atomica.jaea.go.jp/data/detail/dat_detail_09-04-01-05.html

 ただし、確定的影響=放射線を被曝して火傷や組織損傷などを引き起こす現象については、閾値があるものとみなしているが、これだって、やがて微視的な考察が進化すれば、DNA損傷も閾値が存在しない可能性が強い。
 被曝と被害の関係は一次関数であって閾値は存在しないという結論が、被曝染色体研究から世界の放射線生物学の到達点なのである。

 広島長崎原爆における知的障害の経験値を、ABCC=放射線影響研究所が公開しているのでリンクするが、胎児が5ミリシーベルト=5ミリグレイ被曝すると、何が起きるのか? 自分の目で確かめてもらいたい。
 https://www.rerf.or.jp/programs/roadmap/health_effects/uteroexp/physment/

 これで、文科省の執筆者が、原発事故被害を矮小化する目的でデタラメを書いていることが誰にでも分かるだろう。】

 福島第一原発事故で放出された放射性物質の量は、昭和61年(1986年)にソビエト連邦(現在のウクライナ)で起きたチェルノブイリ原子力発電所事故の約7分の1
であり、福島県が平成 30 年4月までに県民等に対して実施した内部被ばくによる放射線の量を測定する検査の結果によれば、検査を受けた全員が健康に影響が及ぶ数値ではなかったとされています。

※ 【ここまで来ると、怒りを通り越して、文科省に対し絶望しか感じない。
 福島第一原発の環境汚染放射能量は、政府の発表は、原発を正当化し、事故を矮小化する目的が明らかで、まったく信用できない。
 ネイチャーの記事では
https://www.natureasia.com/ja-jp/nature/specials/contents/earthquake/id/nature-news-102711

これはチェルノブイリの2倍とする市民研究者のレポート
 http://acsir.org/data/20140714_acsir_yamada_watanabe_003.pdf

実は、本当の放射能放出量を調べた欧州サイトの報告では、数十倍というものがあったのだが、グーグルの検索で、そのような原発運営に不利を招くサイトや、国内の反原発研究者のサイトが、まったく表示されなくなっていて、以前は見られたデータが見られなくなっている。
 日本政府のインチキデータばかりが表示され、真実が隠蔽されるようになっている。
 もちろん、私のブログも、グーグルでは、アクセス数(毎日1~2万ある)とは無関係に、「東海アマブログ」とラベルをつけないと絶対に表示されないのである。】

( 東京電力福島第一原子力発電所から 80km 圏内)
(出典)「福島県及びその近隣県における航空機モニタリングの測定結果について」(平成 30 年 2 月原子力規制委員会)より作成
福島市の空間線量率の推移
事故1か月後 <測定値≦19.0
事故 42 か月後 <測定値≦9.5
平成 26 年9月 <測定値≦3.8
事故 78 か月後 <測定値≦1.9
平成 29 年9月 <測定値≦1.0

 福島県内の空間線量率は事故後 7年で大幅に低下しており、今では福島第一原子力発電所の直近以外は国内や海外の主要都市とほぼ同水準になっています。

※【これもひどいウソだ! 地表線量が大きく下がった理由は、セシウムXが、事故後8年を経て土壌内に10~20センチ沈降し、土壌成分に取り込まれたことにより、遮蔽効果が生まれただけのことで、放射能そのものが減ったわけではなく、むしろ、これまでより作物の根に近い分だけ、農産物汚染がひどくなることを意味している。
 本当の放射能は、どれだけ残っているか? セシウム137とストロンチウム90に関しては、いずれも半減期が30年、計算すると、2019年4月現在で、まだ82%残っている。
 それなのに、20μ/h近くあった地表線量が0.1μ/h だという。これは、いわゆる除染による「汚染の移動」以外では沈降分の土壌による遮蔽効果であって、放射能の減衰を意味するものではない。地下10センチでは、これまでと同様の線量が存在しているのであり、農産物については、むしろ悪影響を拡大させているのである。】

 事故の後、周辺に住む人たちの健康と安全を守るため、国は住民に対して速やかな避難指示や食品の出荷制限などの対応を行いました。その後、福島県が行った平成 30 年 3月までの調査の結果によれば、県民等に、今回の事故後4か月間において体の外から受けた放射線による健康影響があるとは考えにくいとされています。
 また、福島県が実施した内部被ばく検査の結果によれば、検査を受けた全員が健康に影響が及ぶ数値ではなかったとされています。さらに、福島県が実施した妊産婦に関する調査によれば、震災後、福島県内における先天異常の発生率等は、全国的な統計や一般的に報告されているデータと差がないことが確認されています。

※【もう聞いていてウンザリ通り越すウソの羅列。よくぞ、ここまでデタラメを言えるな?
 福島県が実施した内部被ばく検査の結果によれば、検査を受けた全員が健康に影響が及ぶ数値ではなかった。
 なら、福島県重汚染地域で、子供たちに200名を超す甲状腺癌患者が出ている事実を、どうやって説明するんだ? 閻魔に舌とケツを抜かれる予定になっている星北斗の歴史に残るデマカセ、「福島原発事故による甲状腺癌発生は認められない」をシャーシャーと言い続けるつもりなのか?
 右翼学者である武田邦彦だって、フクイチ事故による一般市民の発癌は、事故前の40倍に上ると公言してるじゃないか?
 https://www.youtube.com/watch?v=SYA8gCUa_mU

 私の調べでは、フクイチ放射能事故がもたらす、さまざまな病因による死者は、少なくとも1000万人の単位に上るのである。
 それは、チェルノブイリのデータから分かっていたことだ。
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/245.html

 原発事故は、いみじくも枝野幸男が語ったとおり、「ただちに影響は出ない」(実際には、ただちに千名以上が死んだ)
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-365.html

 本当の死者(晩発性影響)は、事故後5年から始まり、8年後にピークを迎え、50年以上は死者が続くと考えられている。】

一部の野生きのこや野生の山菜類を除いて基準値を超えるものはみられません。
水産庁のデータによる集計。海産種では平成 27年 4月以降、基準値を超えるものはみられておらず、淡水種においても基準値を超えるものは年々少なくなってきています。

※【福島県内の産物で、福島県が検査する限りにおいて、放射能汚染物は、ほぼ絶対に出ない。ところが、隣接する茨城県や千葉県、それに厚労省などでは、いまだに続々と汚染食品が検出される。このからくりは説明する必要もないだろう。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-507.html

http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2819.html


○外部被ばくの線量を少なくするための方法
外部被ばくの線量を少なくするためには、放射性物質から距離をとる、放射線を遮る、放射線を受ける時間を短くする方法があります。身体が受ける放射線量は、放射性物質からの距離によっても大きく異なり、放射性物質から離れれば放射線量も減ります。その他、遮蔽物を置いたり被ばくする時間を減らしたりするこにより、身体が受ける放射線量を減らすことができます。

※【おいおい、東日本に住む人々の、生活空間のすべてを汚染したおまえらが、どの口で言う?
 どこで被曝時間を減らすんだ? どこで距離をとるんだ? どこで放射線を遮るんだ? 家の中まで、呼吸する空気まで汚染しといて……。
 政府や県が支給する線量管理計にしたって、体の前面に装着すれば、背中から入ってくるガンマ線は遮蔽されるから、正しい線量なんかわかりっこない。手足のような体の一部分の被曝も分からない。さらに、体内に入って細胞に沈着した線量なんて、誰にも計れない。
 正しい被曝管理なんて不可能なんだ。被曝の結果は、統計データにしか表れない。
 ところが日本政府も福島県も、被曝に関するデータをすべて隠蔽、矮小化してるじゃないか? 真実を隠してしまって原子力政策に都合の良いデータしか出さないんだ。】

○非常時における放射性物質に対する防護
原子力発電所や放射性物質を扱う施設などの事故が起きた場合には、放射性物質が風に乗って飛んで来てしまうこともあります。
その際、長袖の服を着たりマスクをしたりすることにより、体に付いたり吸い込んだりすることを防ぐことができます。屋内へ入り、ドアや窓を閉めたりエアコン(外気導入型)や換気扇の使用を控えたりすることも大切です。なお、万一、放射性物質が顔や手に付いたとしても、洗い流すことができます。

※【おいおい、放射能は、莫大な大気として、ちょうど黄砂と同じように生活環境を襲ってくる。長袖やマスクや、さまざまの防護は、12時間単位で、すべて捨てて、新しいものに変えなければならず、このとき体の表面も丁寧に洗浄しなければならない。
 木造家屋では、外気の管理など気休めにしかならない。コンクリートでも酸素の供給が必要なのだから、必ず換気で汚染が入ってくる。
 この本では、あたかも屋内にとどまっていれば被曝が防げるかのようなウソを書いているが、実際には、原発放射能が環境汚染する情報を得た段階で、できる限り風上や安全地帯に、どこまでも遠くに避難しなければならず、これが正しい対策である。】


○非常時における退避や避難の考え方
放射性物質を扱う施設で事故が起きた場合、周辺への影響が心配される時には、市町村、あるいは県や国から避難などの指示が出されます。
家族や先生の話や、テレビ・ラジオなどから正確な情報を得ること、家族や先生などの指示をよく聞き落ち着いて行動することが大切です。自分の身を守るためにも、家族や隣人の命を守るためにも、誤った情報や噂に惑わされず、混乱しないようにすることが必須です。
また、事故後の状況に応じて、指示の内容も変わってくるので、情報を的確に捉えられるよう、注意が必要です。
自分で判断、行動できるようになるためには、避難方法や家族との連絡方法を確認しておくとともに、日頃から地域の原子力施設と自宅・学校・職場等の位置関係、放射線モニタリングの情報や気象情報(特に風向や降雨)などに注意を払うことが大切です。

※【おいおい、こんなウソばかり書く政府や自治体の指示など絶対に信用してはいけない。福島事故では、正しい避難情報を記録していたSPEEDI データを、佐藤雄平福島県知事と、細野豪志政府担当が、隠蔽し、真実を伝えなかったために、たくさんの人が汚染のもっとも激しい飯舘村方面に逃げて被曝させられた。
 原発の利権に関与している政府や自治体の情報など絶対に信用してはいけない!
 もしも巨大地震が起きて、全電源喪失などの情報が入ったら、数時間後にメルトダウンと巨大な放射能汚染が始まると自分で判断して、どこまでも遠くに逃げよ。
 家の中での待避など存在しない、放射能の来ない遠方に避難することだけが正しい。】

 絶対原則は、核兵器を開発するために原発を建設している自民党政権=日本政府の情報を信用しないことである。
 原発利権にむしゃぶりついてきた福島県のような自治体の情報も信用してはならない。

 原発は、巨大震災で全電源喪失が起きれば、必ず数時間後にメルトダウンを起こす。東日本大震災の場合、NHKに出ずっぱりだった東京大学の学者たち、関村直人らは、フクイチ正面で強い中性子線が検出されたことでメルトダウンが確実であるにもかかわらず、「絶対にメルトダウンは起きない」と言い続けて、もの凄い数の住民の避難を遅らせて被曝させた。これは枝野幸男の「ただちに影響はない」も同罪なのだが、我々の、最大にして唯一の教訓は、「政府を信用するな」だった。

 原発事故の正しい情報は、政府や自治体から得ることは不可能である。
 一人一人が、原発の原理を知り、全電源喪失から3時間でメルトダウンが起きること。これは原発が震度6を超える地震で必ず破損することを理解し、普段から逃避をシュミレーションして対策を立てておくしかないのである。