皆さん,こんばんは。

本日は横浜線の歴史について略年表の形で振り返ってみたいと思います。

 7月に入ってから相模線の時刻表をネタに記事を書いてきました。相模線を書いたならば,横浜線も書きたくなったので,続けて横浜線の時刻表記事を書こうと思いました。

 とは言うものの,横浜線は戦前に電化されて,戦後は単線から複線化される過程で列車本数が増便されました。

 そこで,本日は簡単ではありますが,横浜線の歴史年表を作り,次回からお届けする「列車ダイヤ・時刻表」記事の前振りとさせていただきます。

 

1908(明治41)年9月 横浜鉄道(東神奈川~八王子)開通

1910(明治43)年4月 鉄道院に借り上げられ,八浜線(はっぴんせん)と命名される。

1917(大正6)年6月 原町田~橋本間にて広軌線路の試験を実施

1917(大正6)年10月 鉄道国有化に伴い,横浜線と改名される。

1925(大正14)年12月 東神奈川~原町田間が電化される

1926(大正15)年5月 原町田電車運転手講習所が設置される

1930(昭和5)年3月 菊名~小机間にて国営鉄道初の自動列車停止装置(ATS)の試験を実施

1932(昭和7)年10月 東神奈川~原町田間にて電車運転開始(桜木町まで全列車が直通)

1940(昭和15)年5月 桜木町への直通便を中止

1941(昭和16)年4月 全線電化(単線)

1960(昭和35)年4月 桜木町への直通便が復活

1964(昭和39)年5月 直通区間が根岸線の磯子まで延伸される

1964(昭和39)年10月 東海道新幹線開業に伴い,新横浜駅が設置される。

1968(昭和43)年3月 東神奈川~小机間が複線化される

1973(昭和48)年2月 103系運用開始

1979(昭和54)年10月 横浜線の車両が103系で統一される(旧型国電の取替え完了)

1980(昭和55)年4月 原町田駅を「町田」と改名し,現在地へ移転。

1980(昭和55)年9月 小机~相原間が複線化される

1985(昭和60)年3月 根岸線への直通運転区間が大船まで延伸される

1987(昭和62)年4月 国鉄分割民営化・JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)発足

1988(昭和63)年3月 相原~八王子間が複線化される(全線複線化)+快速列車運行開始

1988(昭和63)年9月 205系が導入される

1989(平成元)年3月 205系導入完了(横浜線の103系が全て205系に取り替えられた)

1994(平成6)年12月 横浜線の列車が8両編成となる

1997(平成9)年4月 「八王子みなみ野」駅が開業する

2014(平成26)年2月 E233系6000番台が導入される

2014(平成26)年8月 E233系6000番台導入完了(横浜線の205系が全てE233系6000番台に取り替えられた)

 

【参照】

『東京近郊区間(東京西部・神奈川編) 1960年代~80年代の記録』(フォトパブリッシング・2022年3月)
『旧型国電 路線別車両案内』(2023年12月・天夢人)
『時刻表完全復刻版 1964年10月号』(JTBパブリッシング・2019年10月)

『時刻表復刻版 1985年3月号』(JTBパブリッシング・2023年7月)

「東京メガループ」(『鉄道ファン』2010年8月号)

「究極の標準型通勤電車103系」(『鉄道ファン』2006年5月号)

「JR車両ファイル2015」(『鉄道ファン』2015年7月号)