皆さん,こんばんは。

9月下旬から再び書き始めた「昔の時刻表」シリーズ,今回は1986年11月ダイヤ改正における熱海駅発・東海道線下り普通列車をお届け致します。

 

〔5時〕 ●浜松25
〔6時〕 沼津18
〔7時〕 静岡15 静岡44
〔8時〕 ●浜松03(※1) 沼津23 
〔9時〕 沼津02
〔10時〕 静岡02 ●浜松28
〔11時〕 ●浜松09 沼津45
〔12時〕 ●浜松10(※2) 沼津36 沼津49
〔13時〕 ●大垣03(※3) 静岡34
〔14時〕 ●豊橋04 沼津21 沼津52
〔15時〕 沼津20 ●浜松49
〔16時〕 浜松34
〔17時〕 ●浜松03 浜松23 沼津47(※4)
〔18時〕 ●浜松00 浜松18 静岡48
〔19時〕 沼津03 沼津33
〔20時〕 静岡02 静岡40
〔21時〕 沼津08 静岡50
〔22時〕 静岡27
〔23時〕 沼津13
〔0時〕 沼津18

〔1時〕 ◆大垣24

 

〔記号説明〕

●・・・当駅始発
◆・・・夜行列車(停車駅:三島・沼津・富士・静岡・浜松~大垣の各駅)

※1・・・熱海~三島間は休日運休,静岡~浜松間は水曜運休

※2・・・熱海~静岡間は水曜運休

※3・・・熱海~三島間は当分の間運転,三島からは毎日運転

※4・・・当分の間運転(休日運休)

 

 1986年は国鉄分割民営化を翌年(1987年)に控えた年ですが,主要都市圏の増便が進められました。しかし一方で,曜日によって日中時間帯に保守作業を実施したために一部区間運休となる列車があるという珍妙な運行体制が敷かれていました。

 このダイヤでは,13:03発の大垣行きが熱海始発の東海道線下り普通列車では最長距離でした。静岡・愛知・岐阜の3県をほぼ完走する列車です。

 途中,静岡14:32着,浜松15:46着。浜松では24分の停車時間があり,静岡14:54発の普通列車(浜松行き)との接続待ち合わせを行い,16:10に出発。豊橋16:46着,名古屋18:14着,尾張一宮18:35着,岐阜18:47着,終点大垣には19:02に到着です。接続待ち合わせに伴う停車時間を含めて約6時間かけて運行していた列車です。

 

【参照】

『時刻表復刻版 1986年11月号』(JTBパブリッシング・2024年8月)