皆さん,こんばんは。

本日は「横浜線の車両」と題して書いていきたいと思います。

 

【路線概要】

 横浜線は八王子と東神奈川を結ぶJR東日本の路線で,全線複線電化の路線です。全線でATS-Pが設置されています。

 橋本で相模線京王相模原線,町田で小田急線,長津田で東急田園都市線「こどもの国線」,中山で横浜市営地下鉄グリーンライン,新横浜で東海道新幹線相鉄新横浜線・東急新横浜線横浜市営地下鉄ブルーラインと乗り換えが出来ます。菊名では東急東横線,終点の東神奈川は京浜東北線との乗換駅になります。

 

【列車運行の概要】

 列車は八王子・橋本~東神奈川間運行の各停,根岸線の桜木町まで乗り入れる各停と快速が主体です。朝夕には磯子・大船方面への直通する列車もあります。

 

【車両の変遷】

 国鉄時代は72系(旧性能車・チョコレート色の車両)が走っていましたが,昭和47年に103系が登場。
 103系登場当初は7両編成と4両編成の列車が混在していました。昭和54年に103系に置き換えられると同時に全列車が7両編成となりました。
 103系は主に,京浜東北線のスカイブルー山手線の黄緑色の古いロットの車両が集められました。後年,常磐線快速電車のエメラルドグリーン中央線快速電車のオレンジ色の車両が混成されたこともあります。
 当時の国鉄が首都圏で実施していた車両配属手順は,およそ次の通りです。
①主要路線(山手線,京浜東北線等)に新車を導入
②新車導入に伴って置き換えられた主要路線の旧ロット車両を導入対象路線に異動させる
 つまり,当時の横浜線は「国鉄中古車センター」という状態でした。
 誤乗を防ぐため,先頭車の正面に「横浜線」と大書された表示板を付けて運行されていました。
 分割民営化後,昭和63(1988)年に205系がデビュー。平成元(1989)年2月に103系を置き換えて205系に統一されました。
 205系は銀色のステンレス車体に黄緑と緑の2色の帯が巻かれ,電気指令式ブレーキ,電力回生ブレーキ,界磁添加励磁制御など,当時のJR東日本における新機軸を盛り込んだ車両でした。
 平成6(1994)12月,中間に6扉車(サハ204-100番台)を組み込み,8両編成になりました。
 平成26(2014)年2月からE233系が運行開始となり,205系は置き換えられました。
 
長津田駅に入線した205系
各停 桜木町行き
 

橋本駅に入線するE233系
各停 八王子行き
 
 
橋本駅に入線するE233系
各停 東神奈川行き
 
橋本駅に入線するE233系
各停 八王子行き