皆さん,こんにちは。今回は「東海道線名古屋地区の普通列車を語る枠」というテーマで書いていきたいと思います。
2023年3月改正のダイヤにおいて,東海道線名古屋地区の普通列車は日中時間帯の運行は次の通りです。
岐阜〜豊橋:毎時2本
岐阜〜岡崎:毎時1本
岐阜〜大府:毎時1本
米原〜大垣:毎時2本
※大垣〜岐阜は快速系列車が各駅に停車するため,日中時間帯の同区間に普通列車の運行は無い。
大垣駅発車時
このように,運行区間と本数が明確に定められていて,運行間隔が一定化されたパターンダイヤであることがわかります。
他方,早朝や夜間には上記の基本的運行区間より長い距離を走る列車や短い距離を走る列車があります。
ここからは,そんな規格外な普通列車の運用について,これまでに私が撮り溜めた写真を交えつつ,書いていきたいと思います。

何の変哲もない普通列車の画像ですが,実はこの列車,大垣車両区所属編成による静岡発・岐阜行きという長距離普通列車です。撮影場所は静岡駅です。平日ダイヤで見ると早朝5時29分に静岡駅を出発し,安倍川,用宗,焼津の順に各駅にとまり,終点の岐阜駅には9時49分に到着します。所要時間は4時間20分です。快速系列車との接続待ち合わせ,通過待ちに伴う停車時間も含みます。

この画像は大府駅で撮影した刈谷行き普通列車です。刈谷駅は大府駅から豊橋方面に向って2つ目の駅で,区間快速,快速,新快速,特別快速が停車する駅です。同駅は2面4線の島式ホームで,普通列車と快速系列車の接続待ち合わせが行われています。
早朝から朝ラッシュ帯にかけての時間,珍しい行き先だと思いながら撮りました。

この画像は,大府駅で撮影した名古屋行き普通列車です。この列車は豊橋駅を6時44分に出発し,大府駅に8時05分に到着。約2分の停車時間があり,8時07分に大府駅を発車します。終点の名古屋駅には8時37分に到着します。
中央本線は名古屋で終点なので春日井や高蔵寺,多治見などの駅で「名古屋行き」の表示を見ても何の違和感もありません。
しかし,東海道線の大府駅を発着する普通列車で名古屋方面へ行く列車の大多数は「岐阜行き」です。大府駅でこの列車を見て撮った時は「これは珍しい!」と思いました。
上段の画像は米原行きで,下段の画像は大垣行きです。
米原行きは大垣駅まで来れば朝から晩まで飽きるほど見られる行き先ですが,大垣より東側の区間では滅多に見られない行先です。
大垣行きは快速系列車の行先としては朝から晩まで飽きるほど見られる行先ですが,普通列車として見ると,日中は米原〜大垣間でしか見られません。
名古屋駅に近いエリアの主要駅である尾張一宮駅にて上記2本の列車を見て撮れたのは,昨年10月の名古屋旅の最終日(10/28)に早起きしてホテルをチェックアウトして下り普通列車の初便で尾張一宮駅へ行ったからこそ得られた「徳」かもしれません。
早朝の肌寒さに対して,スカーフ多段着装(「二重巻き」+「カウボーイ巻き」),パーカー(パイロットパーカー)とフライトジャケット(MA-1 EAGLE)の重ね着コーデが有効であったことを付け加えておきます。