皆さん,こんにちは。

 2月に入って最初のブログは「東武の半蔵門線・田園都市線直通車両」です。

① 東武30000系

 1997年に就役した東武の通勤型電車です。

 2003年3月の半蔵門線押上延伸までは東武伊勢崎線・日光線系統の準急列車などに充当されていました。そのため,6両+4両の併結で10両編成を組み,2003年3月から半蔵門線・田園都市線直通運用に入りました。

 4両+6両の併結で10両編成を組んでいた同車は「混雑が激しい渋谷駅の階段付近に併結部分が当たる」という弱点を指摘され,後述する「50050系」に半蔵門線・田園都市線直通運用を譲り,大多数の編成は東武線内の運用に戻りました。

 

 ②50050系

50050系は2005年に登場した東武の通勤型電車で,10両固定編成です。アルミ車体にオレンジ色という外観から「カボチャ」と称されることもあります。

 2006年3月ダイヤ改正にて半蔵門線・田園都市線直通系統の列車は南栗橋と久喜の2方面から発着するようになりました。50050系は直通運用の主役に君臨しました。

 東急・東京メトロ・東武の直通運転では,3社の車両走行距離調整のために東急の車両が東武線へ直通する運用の他に「東武線内を出庫後,半蔵門線・田園都市線に直通→半蔵門線・田園都市線内折り返し運用に入る」ということがよくあります。2枚目の写真が,その例です。東武50050系による「押上行き」です。

 もちろん,東武車による東武線直通もあります。中央林間から98キロの道のりを走破する「南栗橋行き」です。

 こちらは曳舟駅で撮影した「久喜行き」です。久喜の次は「らき☆すた」の聖地でお馴染みの鷲宮です。このように,田園都市線・半蔵門線・東武線の3社直通ルートを使うことで「聖地巡礼」も出来ます。また,久喜から先,東武線の普通電車で約40分乗れば館林にも行けます。館林では佐野線,伊勢崎線の太田・伊勢崎方面へ乗り換えられます。

 こちらは東武動物公園駅で撮影した急行「中央林間行き」です。

埼玉県の北東部で「中央林間」という駅名を見て,どのような駅なのか想像できる人は少ないだろうと思います。

 逆に田園都市線沿線,神奈川県在住の人でも「久喜」,「南栗橋」という行先を見て,どんなところなのかわかる人も少ないのではないかと思います。