皆さん,こんばんは。

巷では東急8500系の完全引退(8637Fの廃車回送)が話題ですが,ここからは8500系の後を継いで今後の東急田園都市線を担う車両について書いていきたいと思います。

 

① 5000系

  2002年に就役した車両です。側面上部に緑帯,窓下に赤帯を巻いた鮮やかな配色が目を引きます。

 2003年に予定されていた半蔵門線押上延伸・東武線直通に備えて増備が開始され,8500系の置き換えを目的に多数の編成が増備されるけいかくでした。しかし,2000年代後半の「リーマン・ショック」,JALの経営破綻などにより東急は設備投資を控えるようになりました。

 その結果,田園都市線の8500系置き換るための新車(5000系)よりも東横線の副都心線直通対応に関わる新車(5050系)の配備が優先されました。

 そのため,5000系のみで8500系を置き換えるという計画は頓挫しました。幸か不幸か,これが8500系の意外な延命理由です。

 では,5000系の画像をお届け致します。

 

② 2020系

  2018年3月に登場した東急の新型車両です。この車両によって東急8500系の引退が確実視されました。2020系の登場からわずか5年という歳月を経て8500系は東急から完全引退になりました。外観としては丸みのある車体でブラックフェイスですが,田園都市線のラインカラーである緑色が細く巻かれてシンプルなデザインです。

 それでは,2020系の画像をお届け致します。