今回はほぼ同時期に近畿車輛で製造されている京都市営地下鉄の20系と都営地下鉄の6500形を比較してみたいと思います。
まずは外観から。顔は大きく違いますが側面のレイアウトはほとんど一緒ですね。
内装を比較するとこんな感じです。かなり似ている印象を受けます。柄が少し違うものの袖仕切りは全く同じ物が使われています。荷物棚は6500形の方が少し低くなっています。床の配色はほとんど同じですね。ちなみに20系は先頭車に思いやりエリアという伝統工芸品が展示されているスペースがありますが6500形にはありません。
座席は2形式共6人掛けですが20系はスタンションポール1本と肘掛け2つによって1+2+2+1で区切られていますが6500形はスタンションポール2本によって2+2+2で区切られています。
LCDは20系が2画面式で6500形が3画面式になっています。
貫通扉は両形式共にガラス張りになっています。20系は関西らしく妻窓があるタイプになっていて6500形はメトロ車と同様に左右にガラスが拡大されているタイプの物になっています。
運転台は20系は従来通りのアナログメーターでツーハンドルマスコンなのに対して6500形は最近の関東の車両では標準のグラスコックピットでワンハンドルマスコンになっているので大きく異なっています。
まとめ
近畿車輛製の同期の車両である20系と6500形を比較してみましたがいかがだったでしょうか?前面の顔は大きく異なるものの全体的に似ている点が多いという事がお分かりいただけたと思います。