イキモノで、ナマモノで、再現性が無くて。
DVDとかで映像を残したとしても、場の空気感までは残せない。
だから私はあの場に居たいって思っちゃう。
シグメモのいつもの普通のワンマンが、普通じゃないくらいいいライヴだったんだよねぇ…。
単に決算セトリが良かったとかだけじゃなくて、場の空気も良かったし、あと自分の体調やメンタル復活してて、心から楽しめたっていうのもあるか。
DramaからAnswer入るとこトリハダたった。あれ聴けただけでも行く価値あった。
ああいう熱量みたいなのは、その場にいないと体感出来ない。
だからライヴのあの空間が私は好きなんだと思う。
一般的なというか常識的な感覚も一応持ってるので、チケット代の何倍もの費用をかけてこのペースで遠征するのがちょっとトチ狂ってる自覚はある。それがワンマンならまだしも、対バンの25分のステージだったら尚更。
私がヴィジュアル系の音楽を聴くようになったのは中学生の頃で、当時の沖縄って1〜2年に1度くらい、武道館クラスのバンドがホール公演で来てくれたらいい方で、来たとしても今より一般層のお客さんも厚かったからチケット取るのも大変だった。
遠征しようにも交通手段はほぼ飛行機一択。LCCもない時代だから学生がバイト代で気軽に遠征できるわけもなくて。
そもそも、メジャー流通していない音源を手に入れることも地方では困難な時代って、今じゃあ想像つかないよね。
配信音源やYouTubeもないから、メジャー流通していない音楽は、その存在にたどり着くことすら難しい。曲が存在することを知っていても、曲を簡単に聴けない時代。
テレビがあるじゃんって思うだろうけど、当時民放チャンネルふたつしかなくて(笑)
好きな音楽に、手を伸ばすことさえ難しかった。
そうやって諦めてしまったものが昔は沢山あったんだ。
そのあと、かなり長い間音楽から離れてしまって、私自身、いろんなとこを転々として今に至るわけだけど(むしろなぜ横浜住んでた時に出戻らなかったのかが不思議なんだけど)。
こうしてまた好きなバンドや好きな音楽に出逢えて、昔は手を伸ばせなかったものに手を伸ばせていることが今は幸せなんだ。
だからライヴに行く。
今だけじゃなくて、昔の自分のためにも、行けるライヴは諦めない。
というわけで有給消化ライヴ週間は今日から西日本ターンに入ります。