セイコークォーツ時計の修理依頼です。

電池の持ちが年々悪くなり、最近では交換しても半年程しか持たないとの依頼です。

ほとんどがプラスチック部品のムーブメントになります。

昔のクォーツ時計は、金属部品がほとんどで分解、注油がしっかり出来る構造になっており、オーバーホールでまず問題なく直るのですが、プラスチックが中心のムーブメントは難しい場合が多く、交換可能であればムーブメントごと変えてしまう方が良いです。

今回の時計も秒針が付く歯車に円状に擦れた跡がはっきり有り、プラスチックの受け自体が経年により変形し、歯車に当たっているようでした。

受けがプラスチックの場合、穴石調整は出来ないのでオーバーホールをしても直りません。

ムーブメントを取り寄せ、交換し修理完了となりました。

このようなことがあるので、クォーツ時計は修理が出来ないと言われることがあります^_^