時計にはたくさんのネジが使われています。
機械内部はもちろん、外装(ケース・裏蓋・ベルト など)にも使われている時計が多く、時計が高くなるほどその傾向があります。見た目には高級感があり、良いのですが問題もあります。
機械内部のネジは余程のことがない限り、錆びて抜けない 等はありません。
しかし、外装のネジは抜けない・固い・折れそう な状況の時計が結構な頻度であります。
理由は外装ネジの場合、汗(※塩分!)・水・湿気にさらされることです。
ほとんどの方は時計を購入し、不具合が出なければ修理・メンテナンスをされないと思います。日常使う時計であれば、1年も着用すれば見た目は綺麗でも、ベルトなどはかなり汚れています。その状態が数年続くと、まず外装のネジは錆びます。
電池交換・サイズ調整でネジ式の場合、ネジを緩めるのに大変苦労することがあります。※ネジにオイルを差したり、時には火であぶる など結構危険なこともしなければ抜けないやつもあります(-_-;)
で、この前少し作業をしたグランドセイコーがあるのですが、なんとネジの頭にパッキンがついていました。すごく小さなことですが正直感動しました(笑)
やっぱりセイコーは、良い時計メーカーだと改めて思いました。