皆様いかがお過ごしでしょうか。
将来の夢はカフェのマスター、東海オンエアのてつやです。
今やYoutuberは小学生の憧れの職業にもなり、非常に注目度の高いものとなっています。
その中でも「トップクリエイター」と呼ばれる方たちは毎日投稿は当たり前、さらに別のチャンネルも含め一日に複数本出すことも珍しくない。
そんな投稿数がものをいうこの世界で未だに適当すぎる不定期投稿を貫くとあるグループがいます。
その名は「東海オンエア」。
彼らはなぜ毎日動画を出さないのでしょう。
今日はその秘密に迫ってみたいと思います。
「ガチャ」
「やあ、いらっしゃい」
僕の突然の取材に快く応じてくれた僕です。
僕はソファに座っていました。
寝起きのようです。
特に動画編集をしているような様子もないですね。
「編集しないんですか?」
そう僕が聞くと、僕は呆れたような顔でおもむろにある本を僕に手渡した。
タイトルは「僕が動画を出せない理由」
さっそく読んでみよう。
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実は、僕は数ヶ月に一度、ある現象が起こるんです。
それは...
「動画倦怠期」です。
なぜか撮影も編集もネタを考えるのも面倒くさくなり完全に動画から距離を置くことを余儀なくされてしまうこの現象。
なぜ動画倦怠期なるものが発生してしまうのか自分なりに考察してみました。
元来僕らはノリで動画投稿を初め、面白おかしくネタを考え、奇想天外な展開に爆笑しながら撮影し、それを爆笑しながら編集しているわけです。
つまり、
「動画投稿=楽しいこと」
なわけです。
もちろんいつも楽しんでやっていますが、毎日毎日動画のことを考えていると飽き性な僕は一時的に「もういいよ!もう!飽きた!もういい!」となってしまうのです。
つまり、ただの飽きです。
しかしこれは完全に飽きてしまわないための、僕の中で自然と発動する定期メンテナンスのようなものです。
定期的に少しだけ飽きることで長い間続けれるようにしているのでありましょう。
ちなみにこの現象が起きる時は「他に楽しみ」が生まれてしまったタイミングが多いと思われます。
動画投稿という趣味が自分の中の楽しさのトップにいるかどうかが非常に大事な要素のようです。
さあ、これで僕の「動画倦怠期」についてはよくわかったことでしょう。
しかしこれでは何の解決にもなりません。
原因が分かったら考えて、対処することができるのが人間の素晴らしいところです。
そして動画とは関係なしに、皆さんにも僕と同じようなことが起こるかもしれません。
たくさん勉強してる人は勉強倦怠期、ダンスが大好きな人にもダンス倦怠期が起きるかもしれません。
ここで僕が◯◯倦怠期に対する対処法を書くことによって皆さんが少しでも有意義な人生を送れれば、そう思います。
皆さんはやらなきゃいけないことがあるけどめんどくさい、そんな時なにを考えていますか?
「ああ、勉強しなきゃ...でも遊びたいな...少しだけ遊んだら勉強しよ...少しだけ、少しだけ...」
こんなことを考えていませんか?
0点です。最低です。
これが一番悪い考え方です。
なぜいけないのか、それは、
「勉強しなきゃ」と思ってしまっていることです。
自分は勉強しなきゃいけないことを知ってるぞ、勉強のことを完全に忘れてるわけじゃないぞと自分に言い聞かせてしまっているんですね。
それは、「完全に勉強から目を背ける自分が恥ずかしい」からなのです。
やる気なんてないくせに「やらなきゃ」と心の片隅で思っている自分に満足してしまっているのです。
これではいつまでたっても勉強する気になんてなりません。
さあ、ならばどうしたらいいのか。
答えは簡単です。
「やらなきゃいけないこと」を、
「絶対にやらねえ」と決めることです。
それのなにがいいの!?と思った方もいるでしょう。
簡単です。
飽きたことに、飽きればいいのです。
動画を出すことに飽きたことに飽きる。
勉強することに飽きたことに飽きる。
やらなきゃいけないことをやらないことに飽きる。
そうすれば自然と、
「サボることをサボり始める」のです。
かの有名な漫画、バトルロワイアルに出てくる「ザ・サードマン」の異名を持つ主要人物、三村信史の叔父さんは言いました。
「自己否定の声に耳を傾けろ」と。
人は皆、自分がサボっているという事実から目を背けたがります。
勉強をサボっている自分から目を背けます。
それではいけません。
俺は今サボっている。
俺は今、遊びてえんだ。
その心の声に耳を傾けてあげること、それが一番自分のためになるのです。
飽きた時はひたすら飽きる。
その飽きにすら飽きた時、人は新しい自分に気づくことができるのであろう。
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僕はゆっくりとこの本を閉じた。
僕は自然と涙が溢れていた。
内容もさることながら、
ひたすら遊びたいだけの僕が、こんなにも僕のために時間を使ってくれた事実。
それが嬉しかった。
ありがとう、僕!!!!
そう言って僕は涙を拭き、僕に問いかけた。
「君は、本当に動画投稿が好きなんだね。」
.............。
聞いてる.......?
返事がない。ただのしかばねのようだ。
「突撃密着取材 てつやの知られざる実態SP」
〜完〜