●原発事故について、避難について、知らない人が多い。

間違った情報を信じている人も多い。

東海第二が動くと村が豊かになると信じている人がけっこういるけど、

村の豊かさって何?

そう多くもないカネと引き換えに、日常の安心を手放すこと?

ちゃんと考えないと。

過酷事故は起こらないという安全神話がまだまかり通っている。

 

●そもそも、避難計画を作らなければならないほど危ない装置を

安全にコントロールできる能力がまだ人類にはない。

それなのに、たかがお湯を沸かすために

避難まで考えなくてはならないなんて。

(原発は核分裂で発生した熱で蒸気を作り、

 タービンを回す原始的な原理)、

 

避難さえできれば安心だと思い込んでいる人もたくさんいるけど、

避難するほどの事故なら、簡単に帰ってはこられませんからね。

全財産とふるさとを放棄する覚悟はありますか。

 

●では、事故は起こらないといえるのか。

起こらないという人は、科学的な論拠より、

起こってほしくないという願望にすがっているに過ぎない。

 

(基本の2 につづく)                          ◢