東海村長選は9月2日が告示で9月7日が投票日。

山田修村長と大名章文候補との一騎打ちかと思っていたら

第3の立候補者が出るそうだ。

よくわからないが、東海第二原発の再稼働には賛成らしい。

 

●原発問題が最大の争点だが、

多くの人が誤解をしていることがたくさんある。

そのひとつは、東海第二が動いても電気代は安くならないこと。

むしろ高くなる。

 

今でも再生可能エネルギー賦課金は電気代に明記されているが、

原発を延命させるために電気代に加えられている「秘密の賦課金」は

おもてに出てこない。 「裏金」だ。

だから、消費者は再エネの方だけに不当な負担をさせられていると

思い込むような仕組みになっている。

 

●「再生可能エネルギー発電促進賦課金」(電気料金の一部)とは、

「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」によって電力の買い取りに要した費用を、

電気を使用する人に、電気の使用量に応じて負担させるもの。

 

原発のためには再エネは邪魔だと思っている人も多い。

その逆で、原発から離れて再エネにシフトしないと未来はない。

 

しかし原発を維持させるために(自分たちの利権を維持するために)、

経産省や電事連など原子力ムラは、あらゆる手を考えている。

おいおい紹介する。

 

●これに限らず、十分な情報がないために誤解していることは多い。

再エネを目のかたきにして、太陽光のパネルをどう処分するのだ、

と食ってかかる人がいる。

たしかに大量に出るパネルなどのごみは大問題だ。

 

でもそんなに後始末が気になるのだったら、

どうして原発が生み出すゴミには目を向けないの?

放射能にまみれた核のゴミや

廃炉に伴ってでてくる各種のごみの危険性は

再エネのゴミの比ではないのに。

10万年も安全に保管するなんて、できるの?

 

●このほかにも、避難のバスが来ると信じていたり、

事故は起こらないと決めつけていたり、

原発が動かないと村の財政が破綻すると思い込んでいたり、

自分の見たいものだけ見て、信じたいものだけを信じるという人が

増えているようで、これはきけんな兆候だ。

 

●村民の皆さんには、正確な情報を理解しないまま

村長選に臨んでほしくない。

山田村長の無理解と強引さを批判できる村民が多くいてほしい。