●参院選が終わったので東海村の話に戻ります。
6月議会で山田修村長が、9月の村長選を意識して、
「東海第二原発の再稼働は必要」 とフライング発言をしました。
発言のねらいは何だろう?
誰かに言わされた?
●「再稼働の是非判断は村民の意向を把握する必要がある」
というこれまでの村長発言はどうなるの?
前にも書いたとおり、
これはテストの前に答えを言っちまったようなもの。
「村民の意向なんか知らないよ、再稼働は僕がきめるんだもん」
と、再稼働を心配する村民には諦めさせ、
関心の低い村民を再稼働容認に誘導するもので、
人として誠実ではありませんね。
●原電の防潮堤の不良工事は、やり直しの見通しが立たず、
工事再開については国の認可が下りる見通しが見えません。
原電は中央制御室の火災の最終報告も出せていません。
そんな不祥事続きの原電は村民の信頼を完全に失っています。
そういう中で、なんで再稼働を認める発言をしちゃうのか。
山田村長が原電に抗議したのはポーズ?
●東海第二の再稼働には
6市村の同意が必要という新安全協定が壁になっています。
その「原子力所在地域首長懇談会」の座長が山田さん。
だから
まとめ役が他の市長を再稼働に誘導しようとするかのような発言は
してはいけなかったのに。
わざと発言しましたね。
●村の避難計画は形だけで、「避難弱者」に対する配慮がありません。
2000人前後はいるはずの「避難行動要支援者」も
100人程度に絞っています。
事故の時、逃げられない人に全然気を配っていないのですね。
避難できるものならしてみろと、切り捨てる気でしょうか。
ここが一番許せないところ。
そういう中で、なんで再稼働を認める発言をしちゃうのか。
●だいたい以上のような内容で、7月25日から、
村内全戸に村長を批判するチラシを配っています。
村民の方はぜひお読みください。
(チラシ画像はうまく載せられませんでした) ◢