●参院選はあと2週間。
注目される政策はいろいろですが、
ここでは原発に対する向き合い方を見ます。
自民党
原発推進だが、
核燃料サイクルが破綻していることを理解できていない。
次世代革新炉は割に合わないことを理解できていない。
公明党
自民党とほぼ同じ。原発に依存しない社会は目指さなくなった。
自民党のストッパーにはならない。
国民民主党
原発推進。次世代革新炉に期待。自公と同じく無理解。
原子力施設への武力攻撃を防ぐことは無理なのに、
自衛隊に期待している。
日本維新の会
ほぼ自公と同じ。 野党ではない。
立憲民主党
脱原発色は薄まった。
「全ての原発の速やかな停止と廃炉決定を目指す」などは消えた。
「新増設は認めない」「実効性のある避難計画の策定、地元合意のない
再稼働は認めない」だけか。
共産党
原発ゼロ基本法を制定。
原発・核燃料サイクルからただちに撤退。
れいわ新選組
原発即時停止。国が廃炉を進める。
参政党
脱・脱炭素政策。再エネ推進を止める。
次世代型小型原発等の研究開発を推進。
現在の原発については触れていない。
社民党
脱原発、自然エネルギー100%。
日本保守党
原発には触れないが、「過度な再エネ依存の見直し」
●総じて、原発推進の党は福島の被害者や過酷事故の時の被災者に
対して関心がありません。
原発に批判的な党は、被災者の救済に関心が高い傾向。
推進の党は、再生可能エネルギーより、
破綻した核燃料サイクルを捨てきれない傾向があります。
●私は、原発の問題は人権の問題だと言い続けていますが、
人権意識の低い党が原発を推進する、と言えそうです。
事故に対する想像力をどれだけ発揮できるかですね。
(原発推進か批判かは、人権に対する意識の差。)
以上、FoE Japan の情報を参考にしました。 ◢