●今日6月10日の東海村議会について、

以下、傍聴した人のメールの一部を紹介します。(原文ママ)

 

●山田村長の越智議員に対する答弁を報告します。

 

・3月議会では村長選出馬を表明してはいなかったが

「村長選に出馬するときは、T2への対応を明確にすべき」

と発言している。

・今回4選目に出馬する。

・一部報道で「T2再稼働容認」と言われているが、

容認ではなく(工事が完了し、国の了承を得れば)再稼働は必要と、

個人としての表明である。

 

(おお、まるで安倍が「募っているが募集はしていない」

という言い方と一緒ですね‼

再稼働は必要だが容認はしていないって?‼)

 

・なぜこの時期に「再稼働が必要」発言の真意は?

 

①    村政70周年にあたり、原子力発祥の地としての東海村の今後の

未来を考えた時、やはり原子力の村である続けることが財政と村民の

生活に必要と考える。

② 政治家として個人として判断したのであり、東海村の判断ではない。

③ 首長懇談会の座長ではあるが、他の市長との足並みは揃えていく。

 

まるで茶番。

村民の不安に寄り添うとか、避難計画での災害弱者への視点とか、

そういった発言は一切なし。

 

 (メールの引用は以上です)

 

●的確にまとまっていたので、引用いたしました。

議会後、阿部のほか、大名、恵利、村上議員が村長室で村長と面談。

発言に対する抗議を申し入れました。

 

●阿部の思い

 

まず、村長個人の発言だ、というが、村長は公的であり、個人は私的。

言葉が矛盾している。

村長が村長として本会議の場で個人の思いを言っただけ、

は通用しない。

 

そして、村民の意向を把握する前に「再稼働は必要」と発言したのは、

個人の思いだと言い張ろうと、通用しない。

「再稼働は必要だ」と村長が言えば、その影響は大きい。

再稼働賛成の人は大喜び。 

反対の人は、どうせ反対したって結論は決まっている、と失望。

村民の意向を確認する方法は考えていないのに、

再稼働に誘導している。

村民の意向をどのような方法で確認しようと、

結論が決まっているので、しらじらしい。

 

そして何より、避難できない村民の気持ちを踏みにじっている。

「災害弱者」「避難弱者」に対する言及は今回もなかった。

原電に安全対策の能力がないとわかった今というバッドタイミング

での表明は、ただ、選挙のために発言したわけで、

村民の生命と生活を守るという、

村長の第一の使命を放棄したに等しい。

 

選挙優先で、選挙のために、

時期のタイミングを考慮せずに言ったのだろう。

これも、言わされたきらいがある。

自民・公明・国民民主の意向を汲んだのだろう。

心配する村民よりそっちの方を向いているのだろう。

再稼働の最終判断は別と言っても、周りはそうは見ない。

 

6市村長で構成される首長懇談会への影響も大きい。

村長と首長懇の座長とはわけると言うが、主観的であり、

周りはそうは見ない。

原発のデメリットを正面から考えようとしていないから、

説得力のない、主観的で一方的な表明だった。

 

●テレビ朝日とNHK、FM茨城、大手各紙などが取材に来ていた。

全国的に影響のある大きなニュースだと、

村民の皆さんにも理解していただきたい。