過激な表現ですみません。

 

●科学者って賢い人ばかりだと凡庸な私ら庶民は思っています。

難しい算数は得意だし、外国語もぺらぺらだし、とっても頭がいいんだ。

 

●先日、ある庶民が科学者に質問をしました。

「科学者ってバカなのか?」

ある科学者が答えました。

「バカな人が多い。」

 

え、そうなの?

 

●福島の原発事故はちっとも収束できていない。

つまり原発事故が起こった時は、被害が時間的にも空間的にも甚大で

あり、苦しむ人、不幸になる人がたくさん出るのであり、広大な土地が

使えなくなるのであり、後始末に膨大な時間やカネがかかる。

つまり国富が喪失される。

 

それが福島で証明されてしまった。

なのに頭がいいはずの科学者の多くは無関心だ。

それどころか、安全の基準を1ミリシーベルトから20ミリシーベルトと

いう無謀な数値に上げてしまった。

 

こんなことがはっきりしているのに、ほとんどの原子力研究者・科学者・技術者は反対の意思表示をしない。

 

なぜか。

 

●バカだからかもしれない。

自分の研究しか頭になく、目先のことしか見ていない。

社会的な視野を持ち合わせない、

政治に関心を持たない人が多い。

よくも考えずに組織票に身をゆだねる。

へたすりゃ選挙に行ったことがない。

 

●そうなんですか。

科学者と言ったっていろんな人がいて、

十把ひとからげに賢いだのバカだのって言えないでしょう。

でも、なんで明らかに危険な原発に対して、

哲学的なあるいは社会科学的な視座を持たないのでしょう。

なんで政治的な視点を避けるのでしょう。

 

バカだからなのでしょうか。

いやいや、バカと言うのは失礼でしょう。

 

(つづく)