作家、曽野綾子が2月28日に93歳で死んだ。

 

 私は以前、三浦綾子と混同していたが、三浦綾子は『塩狩峠」などで知られる良心的な作家。

 一方、曽野綾子は気合の入った差別主義者である。

 

 以下、曽野綾子の発言 (Wikipediaからの引用) 。

  • 大型台風被害について、「一晩くらいの事で何でそんなに避難者を甘やかすのか。避難したら新聞紙を床に敷いて、何枚も重ね着をして眠るのが当然。弁当なども配る必要はない。天気予報があるのだから、健常者は食糧寝具くらい持って早めに避難所に来るのが普通」とコラムで述べる。
  • 新潟県中越地震について、「避難所で救援物資を当てにして待っている避難者は甘え過ぎだ。 避難する時に寝具を担いで逃げるのは当たり前。 自分ならガス漏れの心配のない所ですぐに火を熾(おこ)して米を炊く。 必要なものが手元にないのなら、その辺で調達してくる才覚も必要だ」とコラムで述べた。
  • 2011年渡部昇一との対談で福島第一原子力発電所事故に言及し、東京電力に責任はなかったとしつつ、「放射線の強いところだって、じいさんばあさんを行かせればいいんですよ。 何も若者を危険にさらすことはない。 私も行きますよ。もう運転免許は失効していますが、あそこは私有地だから無免許でも構わないでしょう(笑)」、「かえって元気になるかもしれません(笑)」と発言した。
  • ただしその後、曽野が福島第一原子力発電所を訪問した事実はない。 曽野はまた2014年に「被災者や高齢者といった"弱者"と呼ばれる人々の甘え、そしてその甘えを当然の権利と認めてしまう社会に不安を覚えます」とも発言した。
     (引用以上)
 
 こういう考え方は、世の中に一定程度存在する。 
 こういう人が発言力を持つ社会は住みにくくないか。
 感想はそれだけ。