以下、2月13日(木)東京新聞の記事 【 】の中
【 日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)の防潮堤の施工不良問題について、県原子力安全対策委員会の「東海第二発電所安全性検討ワーキングチーム(WT)」は、12日に水戸市で会合を開き、対策工事を新たな論点として次回から議論することを決めた。
(中略)
防潮堤の施工不良は2023年6月に判明し、鋼製防護壁を支える基礎部分にコンクリートの充塡(じゅうてん)不足や鉄筋の変形があった。この影響で、原電は昨年9月としていた東海第2の事故対策工事の完了時期を26年12月に延期した。
原電は施工不良があった基礎部分を残したまま補強する方針で、昨年12月の原子力規制委員会の審査会合で対策工事案を説明。詳しい設計や工事による周辺施設への影響が示されなかったため、規制委は具体的な審査に入らなかった。(竹島勇) 】
WTは、まだ課題が多いのだから、解散せずに、これからも慎重に時間をかけて検討を続けていただきたいものです。
専門家の集まりである「東海第二原発地域科学者・技術者の会」では、
さまざまな問題点をWTに指摘しています。
WTはすべての分野での専門家が集結しているわけでもないので、
「科学者技術者の会」の鋭い指摘を率直に受け止めていただきたいと思います。
原電の防潮堤は、もはや施工不良個所を安全に施工し直すことなどできないでしょう。
施工業者の安藤ハザマは破綻しないか。
原電の資金繰りはどうなのか。
かなりの予算オーバーで、資金面で続かないのではないか。
しばしば東海第二に救急車が出入りしているというが、そんなに事故や体調不良者が続出しているのか。
下請けに無理強いをしていないか。
といったたくさんの不安があります。
それはそのまま事故の危険に結びつきます。
こういうことを見ても、もう、廃炉にするほかないと思います。
311を経験した人がやめていって、原発を実際に動かしていた経験者が減っていって、ヒューマンエラーの心配がますます増えました。
危なくてしょうがない。