韓国で12月3日夜、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領によって戒厳令が発令されました。
6時間で取り消されたのは、その間、韓国民が立ち上がり、必死で阻止したからです。
光州事件を経験した韓国の国民の強さを感じました。
だけど日本人はこういう事態になった時、行動できるのかという思いがあります。
日本で戒厳令が発令されたとしたらどうでしょう。
日本だったら、戒厳令に当たるものは、緊急事態条項です。
これこそ自民党が国民を制圧するために、憲法を変えて導入したくてたまらないものです。
日本人は命がけで緊急事態条項の成立を阻止するでしょうか。
恐さを知らない人が大多数でしょう。韓国民は恐さを知っています。
10月の総選挙の結果を見れば、憲法を自民党の思うように改正するまでの時間は少し先に延びたようには思います。
しかし、兵庫県問題で、反社会的カルト集団のボス立花孝志を悪質だと見抜けずに踊らされている人が多いところを見ると、やはり大きな不安があります。
維新の馬場伸幸氏は韓国の戒厳令に対して、「憲法改正で緊急事態条項を整備すべき」とXで主張しています。
古市憲寿氏は緊急事態条項と緊急事態宣言とを区別できていません。
こういう困った人たちが世論を誘導し、乗せられる人が出てくるわけです。
厳に気をつけなければなりません。