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東海大学男子ラクロス部 -SCEPTERS-

日々の活動や、試合の告知、結果など更新していきます!!

日頃より東海大学男子ラクロス部への温かいご支援、ご声援を賜り、誠にありがとうございます。皆様の変わらぬご支援が、私たちの大きな励みとなり、日々の活動の原動力となっております。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。

今期スタッフリーダーを務めさせていただきました。
4年TRの遠藤真琴です。

34期sceptersが無事幕を閉じることができたのも皆様のお力があってのことだと引退した今、改めて実感しております。
本当にこの1年間支えてくださりありがとうございました。

この4年間を振り返ってみると、それはそれは内容の濃い4年間で。
TRが解散になったり、スタッフリーダークビになったり、1年間でストレスで10キロ以上痩せたり、笑えない話が沢山あって、、
中々に話がまとまらなくて困っている最中です。
4年間で自分がつけていた人間観察ノートの話とか、。
自分の武器の話とか、。
沢山話したいことはあるのですが、それはおいておいて、後輩達にまだ伝えきれてないこの一年間の私の想いを書き出したいと思います。

本当に日本語が下手くそで。
訳もわからないことを言ってしまっているかもしれませんが、少しでも響いてくれたら嬉しいです。




2022年6月15日。34期スタッフの中で、私は1番遅くに入部を決めた。

きっかけは間違いなく、
入部後ありえないくらいお世話になるしんさんからビラをもらって、翼さんの熱い集合の言葉を聞いて、悩んでた時にLINEをくれたなほさんに出会えたことです。

ラクロス部に入るきっかけと、ラクロスの楽しさを教えてもらった。ただラクロス部にいることが楽しくて、誰よりもがむしゃらに、ひたすら出来ることをやっていた1年生。

一部で闘う難しさ、数少ない最上級生、そして個の力の大切さを教えてもらった。
1年間積み上げたものが無くなり、基盤も信頼も失った。自分自身の実力の無さ、そしてただがむしゃらにやるだけでは意味がないことに直面した2年生。

どんな状況でも繋げる覚悟と誠意を見せてもらった。前が見えなくなりながらも、量と質のどちらにもこだわり、チームのプラスの要因になれるように、誰よりも自分に厳しく。
身がすり減りそうになりながらも、初めて自分がチームにほんの少しでも貢献していると実感した3年生。

そして、1番自分と孤独と誘惑と闘った4年生。

34期は、基盤も土台も全て無くなった状態でスタートした。
4年全員の頭にあったのは、
東海の基盤をつくろう。
未来に必ず繋げよう。
そして、先輩たちの果たせなかった一部昇格を必ず果たそう。
後輩たちに一部の舞台を残そう
という想いだった。



掲げたのは、ただの一部奪還じゃない。
未来に繋がる一部奪還。



しかし、現実はそう簡単にはうまくいかなかった。

34期は良くも悪くも自由奔放。みんなラクロスが好きで、全員が愉しんでやっていた。
ただ、一つだけ私がこのチームを変えられなくて悩み続けたことがある。
それは「ベクトルの違い」

「何のために」
何のためにやるかなんて人それぞれ。それが結局チームのためになるのならそれでいい。最初はそう思っていた。
でも実際は違った。

誰かのために、チームのために、勝つために、一部奪還するために。
根本にこの想いがなければ、チームは一つになんてならない。
自分の何かを犠牲にしてまでそこに尽くせる覚悟を持つ必要があるから。

1年生のために1年練に行っていた上級生は何人いるのか。
チームのために、自分の役割以外の部分で貢献しようとしていたことがいくつあったのか。
何のためにやっているのかを明確にして取り組んでいた人は何人いたのか。


「 未来に繋がる一部奪還 」
未来だけじゃない。今まで繋いできてくれたものを少しでも残すことも。
それを体現しようとしていた人は何人いたのか。


この1年間、何も行動できてない自分が
情けない。不甲斐ない。もどかしい。
ずっとそう思っていた。
どうすればチームは良くなるのか。どうすれば一部奪還できるのか。ずっと考え続けていた。

正直、チームが嫌いになる瞬間なんて数え切れないくらいあった。

変えなければならない環境があるのに、
「スタッフだからどこまで関与していいかがわからない」って言い訳して、
本当は、変えなければならないものを変える勇気を、自分が持てていなかっただけだった。
嫌われたくない自分と変えなきゃいけないという思いとの葛藤でした。

明らかに変えなければならないものが見えていても、自分1人で思い詰めて、考えて、苛立って。
でも周りは楽しそうにしている。
「考えすぎなのかな」って思うことも何度もあった。

素直に愉しめない。孤独。
でもリーダーだから。チームをいい方向に導きたかったから。

常に天使と悪魔が頭の中をぐるぐる回ってる状況で、誰にも何も言われてないのに何かに押しつぶされそうで、正直毎日頭がパンクしそうでした。

でも、間違っていることは「間違っている」と。
正しいことは「正しい」と。
一部奪還する上で必要なことなら、責任を持って発信する。
変えなければならない現実から目を背けないこと。
自分の意思を貫き通すことの大切さと、時には耳を傾けることの大切さ。
先輩たちから学んだはず。
残してくれたものを、繋げるためにも。
自分たちの代を強くするためにも。



必ずいい方向に——その想いだけは強かったと思う。

だからまず、このチームを変えるために、自分が変わらなければならない。
組織を変える前に。
発信して人を変えられるほどの威厳もない私が、必ず徹底しようと心がけていたのは、

「 誰にでもできることを誰よりもやること 」


幹部だから。リーダーだから。
学生主体の悪いところ。
何もしていなくても中心の人物になったらチームを操作できてしまう。

そんな人に発信されても浸透しない。

何もせずに発信だけするリーダーにはなりたくなかった。
人の上に立つリーダーではなく、前に立って姿勢で示せるリーダーになるために。

だからこそ、最上級生でありリーダーだから誰よりも貪欲に、直向きに。
素直に、謙虚に取り組見続けることを大切に、姿勢で示してた自信はある。

でも想いや姿勢だけでは、たくさんの人を巻き込むことはできなかった。

チームを表面上ではなく本当の意味で1つにするために、私は学年を超えた繋がりをつくりたかった。
1年生の練習だとしても、練習しているなら顔を出して一緒に取り組むことに意味がある。

だって、1つのチームだから。

だからこそ、1番体現した。
でも、体現するだけじゃ伝わりきらないこともある。

チームが1つになるために大切なことを。
私は自分が体現することにだけ目を向けて、チーム全体で出来ていない現状をどうにかすることから背を向けていたと思う。

ただ、そんな想いを受け取ってくれた3年生。
何人かいるね。
私はその言葉に、その姿に救われました。
自分のやってきたことが、少しでも意味のあるものになっていたことに。

毎日1年練に顔出してる君
自分のためと言いつつ1番手厚い君
呼んだら必ず来る君


私は君たちがいたから自分のことを信じ続けてやり抜くことができた。
なんでも愉しんでやる君たちを見て沢山のことに気づかせてもらった。
凝り固まった固定概念を持つ私に新しい考え方と、考えすぎな私に良い意味での余裕を持つことが大切だと教えてくれた。
落ち込んでる私に元気と希望を見せてくれました。

考えて無さそうで沢山考えてる君。
話している中で気づきました。実はこのチームをどうにか変えようと体現しようとしていることを。
自分の中で落とし込むだけじゃなくて、周りを巻き込めるくらい発信していってください。
その力が君にはあるはず。



名前を言わなくても伝わるよね。


私が変えきれなかったものを変えてくれることを信じています。

本当にありがとう。


目標にしていた「未来に繋がる一部奪還」が消えたあの日は、今でも忘れられません。
あの日から私の目標は、「このチームに何を残せるか」。

あの日、私たちの目標だけが消えたわけじゃない。
一部昇格出来なかった先輩たちからの期待も、34期でも死に物狂いで一緒に闘ってくれた後輩たち35期の目標も、途絶えさせてしまった。

そう、いい意味でも悪い意味でもチームは繋がっているから。


だからこそ、自分のやってきたことを正解にするために何をするべきなのか。
この負けを意味のあるものにするために、何をするべきなのか。
34期が意味のあるものになるために、どうするべきなのか。

引退した今は、もうこれしか考えていないです。
このチームに何を残すかは、引退しようが関係ないから。

大学生活何通りもの選択肢がある中で、ラクロス部に入って、一部奪還を目標にして頑張る選択をした私。
34期が始まる時にも言いました。

「大切なのは、何を選択するかではない。その選択を正解にする過程と結果。」

模範解答なんてない。
正解を追い求めるんじゃない。
死に物狂いで追い求めた先が正解になる。
何を選んだとしても、その先にある正解が見えてくるのは自分がそれまでに何をしたか。

前が見えなくなりながらも信じてやり続けたからこそ見えてくるものが必ずあるはず。

自分と闘うことが一番難しくて、一番大切なこと。

だからチームの足並みが揃うのを待たず、勇気を持って自分から走り出してほしい。

死に物狂いの人が1人でもいれば、全員がその勢いに引っ張られて本気になるはず。
全員は難しかったとしても、気づいてくれる人は必ずいる。
だからこそ、自分を信じてほしい。

変えるべきことを変える勇気を。
変えられないことを受け入れる平和の心を。
そして2つを見分ける賢さを。

これは、私がこのラクロス人生で一番心に響いた言葉。
自分と向き合わせてくれた言葉。

覚悟と勇気を持って頑張ってほしい。

そして、決して環境のせいにしてはいけない。
私は最初環境のせいにして逃げていました。
でも、一番変わらなきゃいけないのは、環境のせいにしている自分。
「置かれた場所で咲きなさい。」
自分がその中で成長することだけに、あるいは、その置かれた場所を変えることだけに目を向けていては、一向に変わりません。

まずはその場所を好きでいること、信じること。
どんなことがあってもこのチームを信じ続ける覚悟が大切。
そんなことを、この4年間で、この1年間で、いろんな遠回りをしながら実感することができました。

色んな人の想いを背負って一部奪還をするために
ここまでやってきたからこそ
良い経験ができたから、
自分が成長できたから、
たくさんの思い出ができたから良かった。
なんて言えない。
悔しさで気持ちがいっぱいです。

それでもこの部活を好きでいられるのは結局はこの4年間一緒に悩んで、笑って、泣いて、色んな感情を共にした仲間がいたからなのかなと、思います。
時には厳しく、愉しむときは全力で。
飾らない君たちが私は好きです。




本当にありがとう。



TRへ
組織が壊れた状態で入部してくれた2人。
不安定でサポートなんてできない状態だったのにも関わらず入ってきてくれてありがとう。
3年生の時、必ずTRの組織を立て直すことを目標にやってた私についてきてくれてありがとう。特に2人には厳しいことを伝えたと思う。
何で?なんで?って攻撃して、、。
信頼していたから。

もう2人はチームにとって必要不可欠な存在です。
3年生でチームを引っ張っていく立場になる大変さを私は知っています。
でもきっと2人なら大丈夫。
TRとしての信頼。そして人としての信頼。必ず大切にしよう。
私の想いを100%以上で汲み取ってくれた2人。
いつも期待以上のことをしてくれてありがとう。
人一倍努力してるのにあほなほのかと、何でも器用にこなしてそうで変なかい。
2人なら大丈夫。
0から1にしたこの組織を10にでも100にでもしてくれることを信じてます。
本当にめげずについてきてくれてありがとう。
私の誇りです。





スタッフのみんなへ

実際、スタッフというポジションは、
ただ業務をこなしていれば、自分の役割の最低限だけを取り組んでいればチームの一員になれる。
いや、もっと言ってしまえば何もしていなくても、もしかしたらマイナスな影響を与えてしまっていても同じ。

それなのに人数は少ないから何かしらの役割は与えられて、自分がこのチームのために何かしてると勘違いしてしまう。

すごく尖っていることを言っているかもしれないけど、実際そう。
だから期待なんてされていない。

第三者。
居なくても別に成り立つから。
サポート役。

でもそんなのは固定概念に過ぎない。
可能性は無限大。
自分がどれだけこのチームにコミットできるかで、自分の存在意義は変わるはず。
それでも迷走することだってある。嫌になることだってある。でもそれは君らがチームのためにって考えて行動している証拠。
何も考えずにやっていたら悩みすら生まれてこないからね。
だから自分を信じて、仲間を信じて、
謙虚に素直に直向きに頑張っていれば必ず花は咲くはずです。 

スタッフが勝たせる。
みんなならこれを必ず体現できる。

ラストシーズンの私は今までに比べてありえないくらい尖っていたと思う。
きついことも棘のあることもたくさん言ってしまったと思う。
でもそれはみんなのことを信頼していたから伝えられたものだと思っています。
最後までついてきてくれてありがとう。




青学戦後1人で悩みながら、ただ学習の試合を見ていた私の隣に来て、これからどうすれば良いですかね。って聞いた来た君。

LINEを送ってきてくれた君。

私をみて幹部になろうと決めた選手の君。


絶望に陥ってた時、まだ前に進もうとしてる君の姿を見て、目が覚めました。
気づかせてくれてありがとう。


農大戦1週間前、チームも自分も見えなくなったときに電話をかけた君。

今までの自分を一番知ってくれてる気がしたからかけました。客観的な意見、率直な嘘のない意見をいつもくれたから助かってたよ。
ラストシーズンは、俯瞰してみれるその武器を最大限にチームに活かしてくださいな。
期待してます。

そして、何度も心が折れそうになった時。
軸がぶれそうになった時。
支えになってくれた人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。


こんなにも悔しい気持ちに勝るほどの感謝の気持ちで溢れかえっているのはとても素敵な環境で、とても素敵な方々に出会えたからだと思っています。


栃木という地方から1人で出てきたあの時とは比べ物にならないくらい隣を見たら仲間がいて。
そんな仲間が居たから今の私が居て。
この4年間を誰にも負けないくらい濃い4年間にしてくれました。
本当に本当にラクロス部に入って良かった。
悔しさは残りますが、これだけは断言できます。


ブログで書ききれないほどの思いが各個人にあるのでここでは伝えません。
必ず何らかの形で伝えます。
決して薄情なやつではないことは理解しておいてください、、。

本当にお世話になりました。
そして、ありがとうございました。


























私がした選択は間違いなく正解でした。




              TR   遠藤真琴





お次は、1年生の時から部活も恋愛もどんな苦楽も共にしてきた、MGリーダーのゆうこです!
根っからふざけてますが、私は彼女がいなかったら四年間で起きた試練を乗り越えられてなかったと思います。

そんな彼女のブログに乞うご期待!!→