皆様どうも、こんにちは。
時給108円です…
私は内定も取れサソリは殖えご機嫌であります。
その日にはまぁめちゃくちゃショックな事もあったんで、ほんとに色々あった1日でしたね。
ルンルンで帰ったらショックな事が待っており、複雑な気持ちになっていたら最後にまたいい事が起きてくれました。
人生こんなですもんねぇ。いい事ありゃ悪い事ある。
でも、悪い事と言っても納得いくものにしていきたいですな。悪い事として誰か死ぬなら、寿命まで生かしてから死なせたいってことですわ。
本題
みんなから唆されて(言い訳)タランチュラ買っちゃいましたぜよ(悪い子)
マレーシアパープルフィーマー
Psednocnemis brachyramosa
なんと画像を省略(笑)
今回多分本種の出番ないしまだ幼体なので、もう画像は次以降で良いよね。
誰だぁオメェって感じですよね。僕も先日までそう思っておりました。
というか、Coremiocnemisってあるやないですか。これとまた似たような学名出てきて何やねんって感じますよね。
つーかCoremiocnemisのほうもよく知らんわ!みたいな。
ちゃんと調べてきましたので、今日はこのよー分からん属をレポート致しますぞ!
こう、飼うことで知(ろうとす)るきっかけになったりもするんですよな。
属の話なんざ完全に趣味の域ですので、興味がないと知らんけどまぁええわで終わってしまうわけです。
でも生き死にに関係する情報は飼う前に調べましょうね。どこにいるかくらいは先に調べてありますのでご安心を。
今回もお世話になったお店の方でロケーションについては紹介されておりますので、そちらに沿って調べていただければええんですけども。
ウチでも一応書きますが多分次回になると思う(笑)
さて、まずはCoremiocnemis。
こちらはですね、1992年に誕生したアースタイガーの一属であります。
Selenocosminae(セレノコスミア亜科)の1グループですね。
本亜科にはSelenocosmia、Orphnaecusなどが含まれます。アースタイガーの一大グループであるオルニトソクトナエ(綴りまで覚えてないわい!)と比べると絹のような艶のある毛並みとスラッとした体型が特徴的ですね。
Theraphosidae(タランチュラ科)が記載されたのは1968年だそうですので、ビミョーな歴史のある属になるわけですね。
まぁ私は知りませんでしたけれどね!
この属ですね、現在マレーシア・インドネシア・オーストラリア産で6種で構成されているんですが、地味なんですわ。見た目が。
obsucraってどっかで聞いたような名前じゃないですか?そんなやつもこの属にいるんですが、茶色か灰色んですよ。
無彩色のばっか居てもまぁそりゃあモテませんよね。
ただどれもレアモノ感はあるみたいで、C.toropixもオーストラリア産の蜘蛛が来た!って感じで紹介されたこともあるみたいです。
灰色も茶色もそうだけど綺麗な奴もいるにはいますよな、このトロピクスは結構綺麗な灰色やと思います。下に画像あるので見てみてね。
そんな感じの属がですね、8年前の2010年から目まぐるしい変化を遂げます。
まず美麗種であるCoremiocnemis hoggiの加入がありました。
ホギーさんだけやたら目立ちますね。
このホギーさんがですね、綺麗な上にだいぶ変わってらっしゃるんですね。
サジマイのような深みのある群青にオレンジ味を帯びた毛の生えた脚。そして第4歩脚はスタウトレッグやヒステロクラテスようなモッサモサになります。
すげー変わった風貌してる美蜘蛛ということで、人気者になりそうなオーラを放っております。
まぁ私は知りませんでしたけどね。
そんなホギーさんとともに、同じく青や紫に輝くふつくしい蜘蛛が同年に記載されました。
Coremiocnemis brachyramosa、本種でございます。
毛深さはホギーに比べてだいぶん少なく、同じくやさしい朱色身を帯びた毛が脛以降に生えております。
単色系の美しさが感じられる蜘蛛でございますね。無毛感のある頭胸部と、強い光沢によって呈する構造色系の青が映える蜘蛛です。
とまぁ容姿に関してはベタ褒め致しましたが、当然蜘蛛なので色は褪せていきます。
しかもね、褪せきった姿はなかなか残念。
まぁ仕方ないよ、蜘蛛だもの。
まぁそんでも今度は足の淡色が目立ってきまして、なんか劣化クラーシみたいに見えなくもないです。
渋い魅力だと思って見れば案外悪くなさげだと思っておりますがどうでしょ?
そして2012年(まだ続くんかい)、
なんとこのCoremiocnemis属が二つに分かれてしまうんですねぇ
配色もそっくりだったこの2つの美種も、まさかの2属に離れ離れ、という急展開を迎えます。
まぁ私は知りませんでしたけどね。
最近だとSelenocosmiaのディクロマタスとアルアナ&アランドスティが属まで違う存在になってしまいました、という話も出てきましたね。あんな感じのノリみたいです。
Selenocosminaeはそっくりさんが別属という案件が結構ありますな……
顕微鏡で見るとこのパーツの形が二つに分かれるんだ!みたいなのあるんでしょうけど、よーわからんです。
Psednocnemis属に移転された蜘蛛たちの論文読めばこの分割に関わる話も載ってそうですが、私の低い外国語力では今のところ見つけられておりませぬ。
とまぁざっとこんな歴史を辿ってきたアースタイガーになるんですねぇ。
何より流通量が少ないので残念ながら誰やねんな蜘蛛だと思いますが、まぁそんなんもいますよということで、ココではこのブラキラモサ伝いに紹介していけたらなと思います。
なかなか美しい蜘蛛ですがそういうのですらこうして息を潜めてるのがいると思うとロマンありますよね。
まぁ、私は知りませんでしたけどね!!