プリントアウトしてあそんでね

 

 ライオンは、ゾウを獲物にすることもある。ただし、ゾウが子どもだったりあるいは弱っていたりする場合がほとんどだ。成長したオスのゾウが相手となると、話はまったく違ってくる。襲うには大きすぎるし、力強いから逆に大けがを負ってしまいかねない。気の荒いゾウが威嚇しながら近寄ってきたら、水をのんびりのんでいるどころではないかもね。

マルシカヒグマ

 

 マルシカヒグマ (Ursus arctos marsicanus) はイタリアのアペニン山脈中部、中でもアブルッツォ国立公園に多く生息している。ヒグマの仲間の中では、それほど大きいほうではなく、成長したオスの体長は1.9m、体重は130kgほど。また、攻撃的でないヒグマで、普段の性格はとても落ち着いている。国立公園に暮らす動物たちの中でも特に人気があるけど、生息地の減少や密猟などの犠牲となり現在の生息数はわずか50頭ほどと報告されている。

 

 マルシカヒグマが生き残るには、かなり広い生息地が必要だ。なぜなら食べ物の90%以上が植物と果実だから、たくさん食べないと栄養不足になってしまう。また冬の寒い時期には眠りを邪魔されない静かな環境の冬眠場所も不可欠だ。

 

 マルシカヒグマは絶滅がとても心配されている絶滅危惧種だ。

 

 確かに毒をもつヘビは世界中にいるけど、毒をもつトカゲというのはどうだろう? 実は今のところたった2種類が確認されているだけ。アメリカドクトカゲメキシコドクトカゲだ。ただ、オーストラリアにいるオオトカゲの仲間やイグアナも口の中に毒をもっているようだ。でも、これらのトカゲの毒がいくら危険であるとはいっても人間を死に至らしめることは極めて稀だ。それどころかアメリカドクトカゲの唾液の成分をもとに糖尿病の治療薬が作られている。

 

 アメリカドクトカゲはアメリカの南西部からメキシコの北西部にかけて生息している。体長は約60cm。アメリカドクトカゲは2つに分けられていて、南部に棲むトカゲをアミメアメリカドクトカゲ、北部に棲むトカゲをオビアメリカドクトカゲと呼ぶ。生息地の環境は、低木地や草原が点在する砂漠、草原地帯など。また、身を隠すための砂や砂利、岩も必要だ。

 

 アメリカドクトカゲは、鳥、卵、トカゲやカエル、そして小型の哺乳動物を捕って食べる。生息地の気候が厳しいため、尻尾に脂肪を蓄えることができる。

 

 アメリカドクトカゲの仲間には白亜紀後期に絶滅したトカゲがふくまれる。さらに、現存しているアメリカドクトカゲの仲間は、その当時から姿かたちがあまり変わっていない。だから、アメリカドクトカゲはよく生きた化石と呼ばれるんだよ。

モズ

 モズは日本のほかに中国、韓国、極東ロシアに生息している。冬の寒さを避けるため中国南部に移動するものもいる。よく森林の端や田畑など開けた場所に現れて獲物を狙っている。

 

獲物は昆虫から小魚、両生類、は虫類、小さな哺乳類とさまざまだ。見た目はとてもかわいいけど、恐ろしい習性をもっている。獲物を“串刺し”にしてしまうのだ。

 

 なぜこんなことをするのかはっきりとは分かっていない。冬に備えていると考える人もいるけど、いつももどってくるとは限らない。また、身体がそれほど大きくないからいっぺんに獲物を食べることができず、後で戻って来るためと考える人もいる。

 

 でもどこに獲物を置いたか忘れてしまうこともよくある。それどころか獲物を捕まえて小枝などに突きさし、食べもせず去ってしまうこともある。この習性は“はやにえ”と呼ばれている。

 

 ちなみにモズの記憶力は抜群で、刺した場所を写真のように記憶しているという説もある。

 

 だけど、枝が折れたり、葉っぱがなくなったり、少しでもその場所が変化しているとかえって混乱して突き刺した場所がわからなくなってしまうというわけだ。