こんにちは、Irisです。
先々月帰省したときに再会した
古い付き合いの友人が私にこういうのです。
(彼女は私が占星術をあつかうことを
知っています）
：正直にいうと、自分が何座なのかを
知ってたとしても、その星座の性格について
書いてある記事を読んでもいまいちピンと
こないんだよねぇ。。
って。
この言葉は、太陽星座占いのことをさして
いたのですが、そんな彼女の太陽星座は
獅子座
ですが、彼女の発言にはうなずく以外の
術を持たないといいますか、
見た目の雰囲気、行動する際の指針、
好きなこと、得意なことなど、
・人前に出るよりナンバー2や補佐役が好き
・ドラマチックさよりも安定性・堅実性重視
・緻密さのある仕事が好き
・自分のことはあまり語りたがらない(秘密主義）
といった獅子座のアーキタイプの性質とは
全く違っているといってもよい性格ですので
彼女の意見には、”そりゃそうよね”
という気持ちにしかなりませんでした。
(ですが、もし同じことを妹に言われたらムキになって
反論してたかもしれません
）
そんな彼女、
月・火星・アセンダント：牡牛座
金星：乙女座になりますので
太陽獅子座の自分の性質がしっくりこないと
感じているのは、むしろ真っ当な意見だな
とも思うのです。
そして、
”太陽星座がピンとこない・・
”
という感覚がある方は、かつての自分を含めて
案外少なくないように思うことがあります。
(私の場合は太陽期を超えてから
太陽を意識する機会が増えました）
じゃあその感覚はどこからくるのか。
理由はいくつかありそうですが、
おおまかにはこんな感じが挙げられる
かもしれません。
①太陽星座とそれ以外の天体の偏り
(月星座は自覚しやすいことが割とあること、
そのほかに太陽は天秤座だけど、
水星も月も金星も蠍座とか、
太陽だけ土サインであとは風サイン多数とか）
②太陽がどこのハウスにあるのか
(太陽牡羊座が8ハウスでステリウム
してるとか、獅子座が12ハウスで
太陽だけでなく主要天体がモリモリとか）
③どの天体とアスペクトをとってるか
(太陽双子座で土星とコンジャンクションとか
太陽牡牛座で天王星とオポジションなどの
軽・重 や 安定・変動のようなタイプの違う
サインと天体が強くつながっているとか）
その他にも、
年齢域の天体はどんな感じなのかとか
太陽サビアンの度数はどんな感じなのか
(反対側のサインを取り入れていく度数とか）
なども考えられるかもしれません。
そしてもう一つ考えられるのは、
”ドデカテモリーのサインはどうなってる？”
というところにもヒントがあるかも
しれません
(
ここからが本題になります）
：ドデカテモリーってなんなん？
なんか言いにくいし・・
：ドラえ◎んの飛び道具です
というのは冗談でして、簡単に言ってしまうと
一つのサインの中にさらに12サインの性質が
含まれるというものになります
1サインはそれぞれ30度ですので、
それを10度ずつで3つに区切るのがデーカン、
そして2.5度(60進法だと2.3度)に分割するのが
ドデカテモリーになります。
(さらに1度ずつ分けたのがサビアンシンボル
になります）
つまり同じサインでも度数が異なれば、
別サインの性質が内包されるという考えです。
考え方としては牡羊座0度から2.5度までは
牡羊座のドテカテモリーは牡羊座
牡羊座2.5度から牡牛座
牡羊座 5度から双子座
牡羊座7.5度から蟹 座
といった具合に、2.5度刻みでサインが進んで
いきます。
ですから牡羊座の27.5以降の度数は魚座
に
なります。
ご注意：牡牛座の1番目のドデカテモリーは
牡羊座ではなく牡牛座になり、同様に双子座は
双子座から、蟹座は蟹座からとなります。
つまり1サインにつき12に分割された
ドデカテモリーがあるということは、
太陽サインだけでも144パターンの性質が
あるということがいえそうです。
(月は出生時間で度数が大きく変わりますので、
出来るだけ把握しているのがのぞましいです
）
そして彼女の了承を得てドデカテモリーを
確認してみたのですが、太陽とのコンビネー
ションは以下のもの↓でした。
太陽獅子座：ドデカテモリー蠍座
彼女のドデカテモリーを知る前に
チャートを読ませてもらっていたにも
かかわらず、
このたった二つのサインの並びをみたとき
膝を打つ感覚が起きたのでした
：うんうん、なんかわかるわぁ〜
って。
彼女は月・アセンダントが牡牛のため、
おっとりしていて慎重派。
そして美味しいものを見つけてくる天才
人生の長距離走が得意なタイプなのですが、
その走り方が牡牛っぽさがやや控えめと
いいますか、一つのことを目標に定めたときの
目的達成のための集中力や持続力に並々ならぬ
ものを感じるのですね。
狙いを定めたあとに粛々と動いていく
ひたむきさや、ある意味での情念のような
ものは、彼女の獅子太陽が蠍座を取り込もうと
している姿そのものだったのだと
思ったのでした。
彼女とは30数年にわたる友人関係で、
甘酸っぱい(かつしょっぱい)思春期を共にし、
一時は一緒に住んだこともあります。
(迷惑ばかりかけましたが）
ですので、彼女をそばで見てきた私にとって、
彼女の太陽サインのドデカテモリーが蠍座
だと分かったことは大きな収穫となりましたし、
”なんかそんな気がしてたんだよねー
”という
長年かけて答えを導き出すクイズに正解した
感覚になったのでした
(：後出しジャンケンって言葉知ってる？)
そして私といえば、
太陽：射手座 ドデカテモリー：牡牛座
になります。
チャートで火と風サインの多い私が、
土サイン優勢の彼女となぜこんなに長きに
わたって親しくできているのか、
それは私の月山羊座と彼女の月・金・火星
アセンダントの土サインが調和的(アスペクト
しないですが)であることに加えて、
私のドデカテモリーが牡牛座であることと、
彼女の蠍座のドデカテモリーとオポジションで、
なぜか気になる存在だからというのが
挙げられるのかもしれません。
(昔から「なんでふたり、仲良いの？」って
至る所で言われ続けてきました笑）
・・・・
(Irisがまた語ります）
：先ほどもお伝えした通り、
私の太陽のドデカテモリーは牡牛座です。
自分のドデカテモリーは知ってはいましたが、
正直いうと自分の中に、牡牛座成分がそれほど
あるとは感じられず、これまでそれほど熱心に
見てこなかったという経緯があったのですが、
よくよく自分のことを客観視すると
私は牡牛座的なことを無意識に(かつ多く)
していることに気付きました。
たとえば、一本のペン。
私が愛用している水性のペンは文房具店で
150円くらいで売っているものなのですが、
そのペンじゃないと嫌なんです。
書き心地やグリップの感触、そしてインクの色。
どれをとっても自分好みで、もう何年も同じ
ペンばかりを使い続けています
そしてこのブログの文字の色もそうです。
私は青が好きなのですが、
青は青でも自分の中にこだわりの青があって、
このブログの字の色は自分にとって好きな青み
に近いので、この色を採用しているのでした。
それ以外にも、
塩や醤油などの調味料
アンダーウエア(ババシャツ)のブランド
ビールの銘柄
基礎化粧品などなど、
身につけるものや身体へ取り入れるものに
関しては、
いろいろ試してみて、自分の中の五感が
満たされたと感じたら
それ以降はあれこれ変えずに同じものを
取り入れたい、そうすることで安心できる
という部分があることを当たり前のことと
してやっていたことに気づけました。
(そして時々別のやつに浮気しては結局は本命に
帰っていく・・ということも付け加えたいと
思います）
そして、
”私ってこういう人間だし
”という
フィルターを自分でかけてしまっていたことを
知る良い機会にもなりました
それで、私のアセンダントは獅子座なんですが、
子供の頃から ”フワっとした雰囲気”だと
評されることがあるのですね。
(それがいい意味なのかそうじゃないのかは
怖くて聞いたことがないです
）
これまではネイタルの太陽と海王星が
コンジャンクションだからなのだと
疑う余地を全く持たなかったのですが、
ドデカテモリーでのアセンダントは魚座。
そして魚座の守護星は海王星です。
アセンダントは他者から見た自分でも
ありますので、ドデカテモリーの魚座に
何かしらの影響を受けているのかもしれません
・・・ネイタルチャートや様々な技法に
よって、その人の性質の一端を馳せることが
できるように、このドテカテモリーにも
皆さんの中にいる”もう一人の自分”を見つける
ことができるかもしれません。
そして太陽や月だけでなく、アセンダントや
MCからもなにか面白い発見が見つかる
かもしれませんね
ドデカテモリーを調べられるサイト：
ありがとうございました
