越えない一線 | 一週間に一冊! - Negative(b) log -

越えない一線

 絶対に超えない一線。


 一生超えない人もいる一線。


 それは話し合って決めるとか、よくよく考えて


 超えるか超えないかとか考えない一線。


 実現するのは簡単だけど、それは形而下での


 はなしで、形而上では最も困難なタスク(こなすべき、というニュアンスは間違っているが)。


 もしそれを、ふと、超えたのなら、気づいた時には線の向こう側が元いた場所であったなら、


 私はどうするだろうか。あなたはどうするだろうか。


 ここ4、5年で、もしかしたら一番の問題ではなかろうかと、胸を突き上げ、嘔吐を誘発する。


 もちろんこれは、実際の暗喩であって、恋の話に近い噺だ。