このテーマも、随分と長くなってしまいました。
蕎麦と日本酒が、合うか?合わないか?を述べてきました。
最初に戻りますが、相乗効果が最大の要素だと思います。
相乗効果 ―― 異なる2つがお互いを引き立て合う。
ですが、「蕎麦」は「蕎麦つゆ」と出会った時点で、
味は「完結」していると思います。
もう他には、何も必要としていない状態ではないでしょうか?
例えば「酒盗」(鰹の腹わたの塩辛)を食べるならば、
何としても日本酒が欲しいところでしょう。
「出会いもの」というものは、それくらい相手を惹きつけるように思います。
蕎麦は、特に旨い手打ち蕎麦は、それそのもので完成していると思います。
敢えて、アルコールの手助けは要らないものです。
では、日本酒の方は、どうでしょうか?
蕎麦が隠し持っている旨味を見つけ出し、引き上げる事が出来るでしょうか?
無理です。
蕎麦には穀物としての味は有りますが、肴の要素は持ち合わせていません。
だから、この国の食文化は、「蕎麦つゆ」に多大な旨味を加え、
作り出したのではないでしょうか?
「蕎麦つゆ」と日本酒が合うから、「蕎麦」と日本酒が合うと言いますか?
無理が有りますよね。
蕎麦は、もう充分 「幸せ」 なのでは ないでしょうか?
蕎麦を愛する人に対して、「旨い」を感じさせる喜びを、
与え切って居ると思いませんか?
つづく