離婚する時までは

モラオのことを

責任感はある男だと評価していて

世間一般でいうような

約束を破ったり

養育費を渋ったりするような

男じゃないと思っていた。



そう、思っていた




だから、若干

公正証書の詰め方が甘くなってしまったのは……

否めない真顔







公証役場で

元検事のおじさまが

私たちの主張をひとつひとつ確認しながら

公文書にするための準備を進めてくれたんだけど


公証人👨‍🦳
「昨今、最初は養育費を支払っていた旦那さんも、途中から不払いになる人が大多数で
 このタイミングで強制執行が行える手続きまで済ませていく奥さんたちが6〜7割います。
 どうしますか?」


と、結構ダイレクトに聞いて来た。


もちろん

「モラオさんがそうだって言ってるわけじゃないですよ。あくまで世間一般の話です」

と何度も断ってくれながら。



離婚届けからの

銀行口座変更などなど

手続きの面倒くささが

ピークに達していたのもあったし



あとで手続きをするなら

通達書みたいなのを

元夫側が受け取った確認が取れて

返送が来て

やっと強制執行に踏み切れる……という

かなり時間をロスすることを

公証人👨‍🦳は教えてくれて。


その分、養育費が受け取れない期間が出てくると。


というのもあって

一緒に手続きをお願いする、と言ったら



モラオ、椅子に浅く腰掛け

腕を組み、顎を上げ

未払いなんてしませんけどねっ

とふんぞり返った態度で

不快感を露にしていた。



公証人👨‍🦳が

「もちろんですよ、分かってますよ」

とすぐさま言ってくれたけど


あの態度だけで

モラオがどんな人間なのか

元検事の公証人は分かったんじゃないかな、と思った。




こいつも、世間一般の大多数と変わりない、と。




相変わらずイラっとすると

露骨に態度に出る人だなぁ……と

私は呆れながら

その光景を見ていた。




結果、離婚後1年経たずして

養育費が高すぎるのではないかと

交渉してくるのだけど。






ほんと、



ありえなーい\(^o^ムカムカ)/






→次回、面会スケジュールについて
 公証人に尋ねられて
 モラオがどやぁと答えた話