10年7ヶ月21日この世で過ごしたまるぼしが空へ旅立ちます








2009年1月14日、北海道北見市生まれ




まるぼしとの出会いは、3月29日




とじぼしが3月21日に亡くなり、落ち込んでる私を励ますためか、あちこちペットショップに連れてってもらったけど、どの子も何もピンとくることもなく、しばらくは無理だと思ってましたが




あるペットショップで、ちょっと広い部屋に何頭かいて、店員さんがオヤツあげようとしたら、みんなワチャワチャ我先にと行く中、後ろでピョンピョン、前足だけで跳ねてる子がいて、なんか可愛くて、抱っこさせてもらったら、色はシルバーダップルで、とじぼしのレッドとは全然違うのに、とじぼしそっくりに見えちゃって、涙、涙。




この子を連れて帰りたいと思い、うちの子になりました。




まるにはびっくりさせられることがたくさんで、うちに来てすぐに、💩から虫が出てきたり、💩食べたり(いろいろ試したけど、食べちゃう癖は直りませんでした)




留守番もひとりじゃ無理でワォーンワォーン吠えるから、それで、すぐにみにぼしが家族になるわけですが…




今ではおっとり優しいお兄ちゃんってイメージですが、強い子だし、ちょっと意地悪なところもあったのかな?小さい頃、私がいない時にみにのこと虐めてて、あのみにが、やつれて病気になったくらい。




それからかな、私もみにを甘やかしちゃったし、みにが調子にのって、けど、まるが本気で怒ったら怖いのは知ってたみたい




人間の長男と次男のよくありがちな関係って感じでした
 







まるみに小さい頃は、北斗星に乗ったこともあるし、なんでもお揃い、血は繋がってないけど、兄弟でした




とまみが来てからかな、長男らしいというか、家族って感じになったの…






まるはあまり賢くなくて、賢いんだけど、一般的な犬からしたら賢くなくて…




お手とかお座りとかフセとか、イマイチできないし。




でも、そんなことはどうでもいい。




元気でいてさえくれたら。そう思ってたけど、もともと足弱かったし、ヘルニアにもなったし、肛門のところには大きな腫瘍あったし、鼻アレルギーだったのか、いつもタオルとかに擦り付けてて、ここ何ヶ月かは鼻水すごくて、飛ばして歩いてたし




一般的な賢さはなかったけど、怒られた時の逃げ方ははやかったし、飼い主落ち込んでる時もすぐ慰めにきてくれたし、相手の気持ちがわかる優しい子でした

























こうして写真撮ったりしてると、まるみに、右左どうでもいいのに、ご飯の時やおやつのときは、必ず決まってて、右の手からはまる。左の手からはみに。




まるみにが勝手に決めたルールみたいです









まるがヘルニアになったときは、みんなで床に布団敷いて寝たり、今回も、まるに負担かけないように下で寝てたのですが




昨夜、まるは酸素ボンベごと帰宅して、夜中にもうダメだと思うくらいだったのに、動き出して移動した先はベット



1週間もご飯食べてなくて、力もないのに、段使ってジャンプして、ベットに行きたいって…




酸素ボンベ移動してからベットに乗せてあげようと
戻ってきたら乗ってて驚いた










22時頃だったか、もうダメだなと思うくらいで、ありがとうとか、いろんなことまるに話ししてたけど、まるは諦めてなかったから、水飲んでくれたり、トイレだって、どこにしたっていいのに、ちゃんとトイレに行ったし




ただ、何回も、私の顔見てるなってのが気になって、とまみの最後のときもそうだったけど、ジーッと顔を見るの




その目は苦しそうな目ではないんだけど




なんか、亡くなる時って忘れちゃうのかな?だから忘れないように目に焼き付けようとするのかな?




その目を見たとき、近くまでお迎えは来てるのかなって思った




だから、夜中、ほんとに苦しそうで、とじぼしや、とまみに、もう迎えに来てあげてとも思った




あんなに苦しいまる、苦しめちゃってることがつらくて










夜中ずっとカテーテルつけてて、そして、朝方、私がウトウト寝ちゃってる時に、まる、カテーテル取っちゃって










そこからは、病院始まるまでの3時間くらい、コップに穴開けて酸素の管通してマスクみたいにしてたのですが




そして、病院でも、酸素溜めて待っててくれて










目はぱっちりしてたけど、息苦しいのと、ヨダレはずっと出てて




そして、注射したあとに、みるからにグッタリして、吐くような感じで苦しんでたから、先生に言ったら、注射するとなる子がいるというので一回言うのやめて




そしたら、一瞬息止まったように見えて、これはおかしくないか?と聞いたら看護師さんも先生も慌て出して、そこからはあっという間の出来事でした








この1週間、病院での初期対応、検査の限界、入院時の夜間対応への不安、転院しようとした時の他の病院の対応の悪さ、動物病院全体への不信感、最後の注射、いろんなものがありましたが




最終的にはいつも通ってたこの病院でよかったのかなとも思います


















昨日の夜の時点でお別れしててもおかしくなかったくらいなのに




朝までまるぼしが頑張ってくれたのは




家で亡くなった場合の私のことを考えたんじゃないかなと




きっと私は自分を責めたし、病院に対しても怒りがどんどん出てきたと思うし…




だからまるは、最後に病院まで頑張って、先生や看護師さんが最後まで頑張ってくれる姿を私にみせたかったんじゃないかなと




この1週間、昼間は毎日病院に行ってたし、まるは、先生や看護師さんたちのこと好きだったはずだし




だから、大好きな人たちを私が今後憎んだりしたら、それはまるにとって嫌だったんじゃないかなと。




昨日の時点で、今夜危ないですよねと私が言い出したというか、その場合、かすかな望みを繋げて、酸素室に預けたまま、夜間人いないし、もしかしたらまるがひとりでそのままってこともある選択か、




酸素諦めて、最期は家でっていう選択か、どちらにしたらいいのか、SNSでみなさんの意見聞いたくらい、どうしたらいいかわからなくて




そんな中、院長先生が、酸素ボンベごと持って帰るという選択肢をくれて




治すことはできなかったけど、最後まで諦めないでくれた




昨日は今日休みになる院長先生が、タクシー見えなくなるまで病院の前でまるを見送ってくれた





今日も先生たちが私が見えなくなるまで病院の外でまるを見送ってくれた




まるぼしが朝まで頑張ってくれたことは、本当に大きなものだと思う




綺麗にしてもらったまるを引き取る時、小さい声だからどこまで聞こえたか、先生に、今後急患に対しての対応、なんとか改善してくださいと言った




先生から返事はなかったけど




まるの頑張りと、まるが生きてきたことを無駄にしないためにも、動物病院のあり方というか、緊急時の対応とか、自分の中で納得できる最期とか…自分なりに考えていこうと思います。




うちにはまだ家族がいるし、守るものがあるから
















今回、Twitter、Instagramのストーリーで細かくまるぼしの状態をあげていきました。同じ思いを経験された方はとくに、見るのが辛い映像もあったと思います。
自分なら見れないです。




それでも、命がまだこの世にある以上(亡くなった写真などは載せる気はありません)まるが頑張ってる姿は見てもらいたかった。応援してもらいたかった。




こんなに苦しくても、生きようとして、強い子がいるってこと、知って欲しかった。




わがままなみにに比べたら、まるにはたくさん我慢させちゃったし、写真も動画も、まるは少なすぎるし…




親としては平等に接することができなくて、ダメな親でしたが




それでも、そんな私でも、少しでも長く一緒にいたいと頑張ってくれたまる




10年と7ヶ月一緒にいてくれてありがとう




大好きなまる、みんなにたくさん愛されたまる、昨日、意識あるときに何度も言えたから




この1週間、まるのことを思って行動できたから




辛い姿をずっとみてるのが辛かったから




今横でほんとに寝てるみたいに、かすかに息してるんじゃないかな?って思っちゃうくらいの姿見て




やっと苦しみから解放されたんだねって方が強くて…




自分の感情がわからない






Twitter、Instagramなど、たくさんのコメントありがとうございました。




お一人お一人返事することできなくてごめんなさい。




まるへの言葉は声に出して読んでまるに聞いてもらってます。




明日2019年9月5日




とまみと同じ11時に、まるぼし、空に旅立ちます




きっと、とまみが迎えに来て案内してくれると思います。




いつか会える時まで、空からみんなが心配しないように、頑張って生きます。